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行動綱領(旧)

◆行動綱領
(1964年6月30日採択)
一 救援会のあゆみ
 日本国民救援会は、解放闘争の犠牲者を救援する大衆的恒常組織として、労働者、農民のはげしい闘争のさなか、一九二八年の四月に創立されました。
 戦前においては、野田争議弾圧犠牲者の救援から三・一五、四・一六の大弾圧の救援にはじまり、天皇制の軍事的、警察的支配下において、民主主義と自由のためにたたかって逮捕、投獄された人びととその家族の救援にあたりました。
 戦争中は、憲兵と警官の恐怖政治下で、多数の正義と平和の戦士が、残虐きわまる弾圧をうけ虐殺されました。 救援運動に従事した人びとも次々に逮捕されましたが、終戦まで救援活動は絶えませんでした。 戦後、独立、民主主義、平和と生活向上をめざす日本人民のたたかいは非常にたかまり、これに対して米日反動は、逮捕、分裂、謀略、暴力など手段を選ばぬ弾圧を行なっています。 この犠牲者を救援する運動は、救援会はじめ労組、農民組合、民主団体、守る会が力を合わせ、全国各地でたたかいました。
 なかでも、十五年にわたる松川事件のたたかいは、労働者を中心とした団結の力で謀略とデッチあげをあばき、死刑、無期をふくむ全被告の無罪をかちとり、弾圧反対と救援運動を大きく前進させました。
 五十年にわたるたたかいの経験は、救援会が解放闘争にとって欠くことのできぬ組織であることを証明しております。

二 われわれの闘いと行動
 救援会は解放闘争の弾圧犠牲者とその家族を、労働者、農民をはじめ、これを支持するすべての人たちの大衆的な力によって救援します。
 救援会は、弾圧や謀略を再びくりかえさせないために、弾圧に対処する思想と戦術の普及につとめます。 救援会は、日本人民の民主的権利を奪いさろうとする反動立法や憲法改悪に反対し、民主主義を守るために、労組、農民組合、民主団体と共闘します。
 救援会は、解放運動に従事し、志半ばにして物故した人びとの合葬追悼、顕彰の運動をひろく大衆的に行ない、その遺族をまもる運動をします。
 その他救援会は、しばしば、反動政治によって人災化される各種の災害の犠牲者、および原水爆犠牲者、冤罪事件の犠牲者を救援し、また各種市民的権利を守るために、それぞれの専門家や大衆団体とともに救援に当ります。

三 統一と連帯
 われわれの活動は、独立と平和と民主主義のためにたたかうあらゆる人びとに依拠してすすめるものであります。
 救援会は、個人会員を主体とする単一組織でありますが、この事業を支持する労働組合、農民組合、各種の民主団体の加盟と協力を得るようにします。
 救援会は、思想、信条、人種の差別をこえて協力し、全国的、地方的に救援運動をひろげ、すべての人びとの団結と統一をかためるために努力します。
 救援会は、国際的な救援運動の交流、連帯につとめ、世界の平和と民主主義のためにたたかう人びととの連帯をつよめるために寄与します。
 このような活動によって、救援会は日本の労働者階級と勤労人民の解放闘争に大きく貢献します。




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