救援新聞・北九州版 2019年1月5日

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★ 目  次 ★
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 ■人権の守り手,救援会の役割は大きく、実り多き一年となるよう頑張りましょう
 ■安倍改憲NO! 今年も草の根の力で頑張ろう!
 ■辺野古土砂投入に抗議の声を
 ■署名が心を暖めてくれています
 ■アジアの平和の流れに逆行する軍事基地化NO!
 ■会費・年末カンパ・事件支援の署名、ご協力ありがとうございました
 ■主権者の力で政治を変えよう
  北九州市長選挙・統一地方選挙
  弾圧許さずのびのびと選挙・宣伝活動を!


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■人権の守り手,救援会の役割は大きく、実り多き一年となるよう頑張りましょう
  総支部長
 皆様新年あけましておめでとうございます
 昨年10月の北九州総支部大会において総支部部長を拝命しました。 このような大役には不慣れのため何かとご不便をお掛けするかもしれませんが、会員の皆様のご期待に添えるよう誠心誠意取り組みたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 さて,救援会が支援する再審冤罪事件として,鹿児島の大崎事件,熊本の松橋事件があります。 両事件については,一昨年再審開始決定がなされ,昨年検察による即時抗告が棄却されました。 しかし,検察は不当にも両事件について特別抗告を行い,現在最高裁での戦いが続いています。一旦は再審開始が認められ釈放されながら高裁が再 審請求を棄却した袴田事件の例もあり,予断を許しません。 引き続き支援を強めていく必要があります。
  政治の面では,昨年,沖縄の翁長知事の逝去という大変残念なできごとがありましたが,続く知事選では  玉城デニ―氏が勝利し,民意は明確となりました。 しかし国は,沖縄の民意を無視して,辺野古新基地建設を強行しようとしています。 さらに,今年は,憲法改悪に  向けた動きがさらに加速することが予想され,改憲の発議がなされる可能性もかなり高い状況にあります。
 このように,民主主義と憲法の破壊が進行している今,人権の守り手としての救援会の役割はますます高 まっています。 戦いを続け,実り多き1年となるよう,がんばっていきましょう。


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■安倍改憲NO! 今年も草の根の力で頑張ろう!
 全国の草の根と国会の野党の頑張りで安倍政権の改憲案提示を2018年には許しませんでした。 これは私たちが全国各地で、また北九州でも様々な形で取り組んできた「安倍改憲NO! 3000万署名」の力です。 世論も過半数が「改憲反対」です。
 しかし安倍首相は「2020年を、新しい憲法が施行される年にしたい」と明言しています。
 今年も1月5日から始まる小倉駅前宣伝など各地で取り組まれる行動に積極的に参加しましょう


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■辺野古土砂投入に抗議の声を
 安倍政権は12月14日、沖縄県民の民意を無視して辺野古に土砂投入を強行しました。
 「辺野古埋め立て土砂搬出反対北九州連絡会」では抗議のはがき運動に取り組むと同時に14日には小倉駅前で抗議の宣伝行動を行いました。
 2月24日に行われる沖縄県民投票を前に、既成事実を積み上げ、新基地建設反対の機運をそぐことを狙ったこのような非道は許されません。
 抗議の声をいっそう大きくあげましょう。


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■署名が心を暖めてくれています
 最近総支部では会費の請求書を送るときに必ず事件の署名用紙を同封しています。 送られてきた署名はそれぞれの関係者に送るのですが、「防大人権裁判」のお母さんが総支部大会で「あったこともない人たちの署名が、息子や私の心を暖めてくれます」と話されました。
 一筆でも二筆でも事務所に届けてください。
 署名は事件関係者を勇気づけ、裁判官の心を動かします。
 そして勝ち取った判決は私たちの権利を守る大きな力になります。


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■アジアの平和の流れに逆行する軍事基地化NO!
 12月9日、行橋市で「許すな!築城基地の『米軍基地化』沖縄と連帯学習交流会」が開かれました。
 学習会には地元で築城で活動を続けている「平和と命を見つめる会」をはじめ、佐賀県からは「オスプレイ配備反対各界連絡会」日出生台から「日出生台の米軍演習に反対する各界連絡会」岩国からは岩国平和委員会の代表がそれぞれの地域での闘いの報告があり、改めて日本全土が米軍基地化されていること実感させられました。
 最後に衆議院議員の赤嶺政賢氏が「普天間の負担軽減は口実。 全国各地を米軍基地化しようとしているのだ」と実例を挙げて話され築城基地の危険性を痛感しました。


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■会費・年末カンパ・事件支援の署名、ご協力ありがとうございました


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■主権者の力で政治を変えよう
 北九州市長選挙・統一地方選挙
 弾圧許さずのびのびと選挙・宣伝活動を!

 今年は年明けから北九州市長選挙(小倉北区は市議補選もあります)、3〜4月の統一地方選挙、7月の参議院選挙と選挙の年です。 憲法は主権者国民が選挙を通して政治を行うことをうたっています。 「国民こそが主人公」であり、その意思を選挙に反映させるために、多くの人が選挙に参加するよう働きかけましょう。
 また、憲法21条が「表現の自由」を保障しているように、街頭での宣伝活動や各戸へのビラ配布は、多くの国民に情報を伝える大切な活動です。 しかし現状では、国民の選挙・政治活動、言論・表現活動に、不当な規制や干渉が加えられています。
 国連からも、自由な選挙の保障を定めている国際人権規約に違反していると強く改善が求められています。
 不当な干渉をゆるさず、のびのび自由に選挙・宣伝活動を旺盛に進めましょう。

街頭宣伝で警察などから干渉・妨害されたら
 拡声器条例は10メートル以上離れた地点で、音量が85デシベルを超える暴騒音のみを禁止しています。(該当しなければ使用できます)
 「うるさい」と苦情が来ているなどといわれたときは「音量を下げますので、苦情を言ってきた人に様子を聞いてみて下さい。 市民に大事なことを訴えています。 しばらく聞いてもらえるよう伝えください。」と警察官に返事しましょう。
 それでも執拗に妨害する場合は、警察官に法的根拠をただし「宣伝行動を妨害することは、警察官の不法行為だ。 千葉・東金国家賠償裁判の判決(ビラまきで逮捕したことは違法だと慰謝料支払いを命じた)がある」と抗議します。
 責任者は誰かと聞かれたら警察などに責任者の名前や住所、職業など教える必要はありません。 個人のプライバシーは憲法で「最大の尊重が必要」(憲法13条)とされています。

街頭でのビラ配布やハンドマイク宣伝に警察の許可はいらない!
 刑事裁判でも民事裁判でも確定しています。
 お祭りや映画のロケーションなど著しく交通に影響があるときだけ規制する法律です。

インターネットを大いに活用しよう
 電子メールでの選挙運動は出来ませんが、ホームページ・ブログ・SNS・動画共有サービス・動画中継サイトなどで「今度の選挙では是非〇〇さんを当選させましょう」は自由にできます。

警察から交番や警察に同行をもとめられたら任意か逮捕かを尋ねてください。
 任意の場合:「同行に応じるつもりはありません」と拒否してください。 「それなら逮捕する」などと脅されても、『犯罪の嫌疑がないので、逮捕する要件はありません』と自信をもって答えましょう。
逮捕された場合:不当逮捕です。 自分の氏名・住所・所属など何も話さず一切黙秘してください。 「国民救援会の指定する弁護士を呼べ」と要求してください。 取調の調書の署名・押印はすべて拒否します。

ポストへのビラ投函は自由です
 基本的に自由ですが、警戒と注意が必要です。
 共用玄関がなく各住戸へ直接入れる形態のマンションへのビラ入れ、署名依頼の戸別訪問は自由です。
 「関係者以外立ち入り禁止」の貼り紙があっても、商業ビラなどが投函されているようであれば同様に配布や訪問ができるでしょう。 ただ、警察や自衛隊などの官舎の場合は気をつけましょう。 注意や抗議などを受けたら言い合いは避け、その場を引き上げるなど柔軟な対応を心がけましょう。
 共用玄関がありオートロック式でないマンションでは、集合ポストへのビラ投は「関係者以外立ち入り禁止」の掲示がされていなければ可能です。 掲示がされている場合には、葛飾ビラ配布事件最高裁判決が、共用玄関内部の廊下に立ち入った行為につき、住居新有罪が成立すると判断しているので注意が必要です。 管理人に一声かけ、了承を得るなど工夫しましょう。
 オートロック式のマンションでも集合ポストにビラを投函する行為は可能です。 オートロック式の共用玄関を無断で通り過ぎ、各住戸のドアポストに投函する、戸別訪問するなどは、住居侵入罪に問われる危険性があります。 インターフォンで戸別に声掛けするなど工夫しましょう。

弾圧、干渉、見たら、聞いたら
 093(967)1871



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