救援新聞・北九州版 2018年11月15日

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★ 目  次 ★
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 ■90周年にふさわしい救援会を建設しよう
  弾圧を許さない闘いに期待
  沖縄に続き市民の要求実現めざし、ともにたたかいましょう!
  人権をとりもどす闘い 救援会の役割ますます重要に
  安倍改憲NO!の声を大きく
  健康で文化的な生活を
  辺野古に土砂は運ばせない
  防衛大人権侵害裁判 教官、暴力はなかったと証言
  T弁護士接見妨害裁判
  事件支援を大切に 楽しい支部活動
  T総支部長退任の挨拶
  閉会のあいさつ


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■90周年にふさわしい救援会を建設しよう
 10月26日戸畑生涯学習センターで北九州総支部の第36回大会が開かれました。 大会はSさんの開会の言葉で始まり、議長にAさんを選出。
 T総支部長は沖縄県知事選挙の勝利を自由法曹団の総会の席で聞き大いに盛り上がった。 安倍は3選され内閣改造がされたが思い通りにならないことも示された。 改憲を許さない闘い、司法改悪、司法取引など救援会として取り組みが重要。 社会福祉の分野では10月から生活保護が切り下げられ、年金の受給年齢も引き下げられた。 福祉は削られ軍事費は増大している。 充実した討論を期待しますとあいさつ。 続いて来賓のT北九州市議会議員、北九州地区労連のS副議長、S県本部事務局長が挨拶を述べられました。
 K副総支部長の議案提案、討論、スローガン、議案を採択し新しい役員を選出しました。


弾圧を許さない闘いに期待
T市議
 国民救援会の90年は人権を守ってたたかっている人たちの心の支えであった。 沖縄の3連勝は安倍政権のごり押しが通じなくなっていることの現れで本当に野党が力を合わせれば倒すことができることを示した。
 来年1月27日の市長選挙に始ま選挙がたたかわれます。 全国の救援会の方々が弾圧事件の闘いに尽力されていることを非常に心強く思っています。 今後も一層の活躍を祈念いたします。 と市政報告と合わせて挨拶されました。


沖縄に続き市民の要求実現めざし
ともにたたかいましょう!

 地区労連副議長のKさんは90年の長きにわたる救援会の活動に敬意を表し、安倍政権は「戦争をする国」をめざし、「労働法制改悪」など悪法強行をかさねています。 地区労連は労働者・市民の要求前進のため、また現在闘っている闘いの支援を広げていきたいと考えています。 と共にたたかう決意を込めて連帯の挨拶をされました。


人権をとりもどす闘い
救援会の役割ますます重要に

S県本部事務局長
 福岡県本部も9月9日に県本部大会をひらき新しい方針を決定しました。 いま日本では公文書改ざんした公務員は野放しにされ、司法の分野では袴田事件の再審取り消し決定、伊方原発の広島高裁決定、今市事件の判決などとんでもない判決が出されています。 人権をとりもどす救援運動を発展させるために救援会の役割はますます重要になっています。 主権者として国民が裁判を監視することが重要です。
 福岡市長選挙が11月に始まりました。みなさんのお手元に「ハンドマイク宣伝に許可はいりません」のチラシをお配りしています。 「うるさい」といわれたからやめるのではなく知恵を出し合ってよい方法を工夫しましょう。


安倍改憲NO!の声を大きく
T弁護士
 安倍改憲NO!3000万署名の取り組みは、憲法共同センターが毎月宣伝行動を行っています。 安倍首相も改憲案を提出するといっていたがトーンが下がってきている。
 3000万署名の力もあると思うし、何年にもわたって街頭宣伝が続けられている力もすごいと思う。 来年の参議院選挙で3分の2以上かちとれば憲法改正という安倍さんの夢は潰えます。 そこまで提案させない世論作りが必要です。


健康で文化的な生活を
 生健会のFです。
 10月から生活保護費が切下げられました。 前回引き下げられた時は「物価が下がっている」だったのですが、今回は国民を10の階層に分けて一番下の階層と比べて生活保護基準の方が高いからということだそうです。 いま不服審査請求を申請しようと頑張っています。
 生存権裁判は全国で29都道府県で1000名を超す人が原告となって「いのちのとりで裁判」としてたたかっています。
 福岡県では「いかんよ貧困福岡の会」を作って年金裁判と協力して闘っています。 生活保護基準より少ない年金で生活している人もいます。 貧困をただしていく闘いが大切です。
 北九州市の保護行政ではまだ闇の北九州方式が残っています。 生活保護は国民の権利なので闘っていかなければと思っています。 一層の支援をお願いします。


辺野古に土砂は運ばせない
Nさん
 門司と山口から辺野古を埋め立てる土砂を運ばせないと連絡協議会を結成して4年になります。 小豆島と九州から運ぶ土砂が3分の一を占めるといわれています。 北九州の運動が非常に重要です。 月末の土曜日4時から小倉駅前で宣伝しています。 ぜひ協力をお願いします。


防衛大人権侵害裁判
教官、暴力はなかったと証言

 裁判は加害学生の証人調べが終わりました。 みなさんの資料の中に署名とI先生の陳述書を入れています。 裁判で暴力は防大では当たり前だったことが明らかになりました。 そして学生はそれが普通だったから何とも思わなかったと証言しています。
 昨日3人の教官の証人調べが行れ、教官は一切暴力を見ていないと証言。 証言を聞いてあんな教官に自分の息子のことをお願いしていたのかと思うと、自分の愚かさに悔しい思いで一杯になった。 メディアがほとんど報道してくれない中で救援会が作ってくれれた署名が大きな力になっています。 安倍さんは自衛隊を憲法に明記するといっているが、そんなことを言うより内部をきちんとしてほしい。 11月16日に裁判が開かれます。 傍聴をお願いします


T弁護士接見妨害裁判
 T弁護士が拘置所に勾留されているから「職員から殴られたので証拠の写真を撮ってほしい」という依頼で証拠保全のために接見室で携帯で写真を撮ったところ強制的に消去させられたことで弁護士の接見交通権の侵害だとして国賠裁判を提訴した事件で、判決では被疑者が逃亡するる恐れがある、庁舎管理の責任で写真は不許可ということで、1,2審、最高裁も不当判決。 裁判は終了しました。


事件支援を大切に
楽しい支部活動

Kさん
 遠賀中間支部は1市4町で組織しています。毎年「無実の人を無罪に」の宣伝行動をおこない、夏には海鮮バーベキューが恒例になっています。 今年のバーベキューでは5名の会員を拡大することができました。 今まで事務局長が会計を兼任していましたが今年から会計係を置くことができました.また防衛大人権侵害事件など事件関係者の訴えを聞き支援を強める努力をしています。 大崎事件、松橋事件の現調、全国大会にも募金を集め代表を送りました。
 芦屋には自衛隊の基地があります。 全国で基地の強化が進められていますが、芦屋航空自衛隊基地でも滑走路を200M延長して1800Mにしたいとの意向が示されている。 そのためには防風林の指定を解除しなくてはいけないのでそれがネックになっているが、他の3町が「被害がないように」の意見。 県の承認待ちの状態。築城基地と一体となって増強が図られている一方、中間遠賀で無党派の人も参加してピースネットが結成され3000万署名などに取り組んでいる。 このような運動を大きくしていきたいと頑張っています。


T総支部長退任の挨拶
 30回大会で総支部長になったと思う。(27回大会での就任でした) 前任のA弁護士が20年近くやっていたのでそれに比べると短いが、かわり時だと思い、後任をI弁護士に託しました。 長い間ありがとうございました。 これからも可能な限り救援会の活動に参加していきたいと思います。


閉会のあいさつ
Y事務局次長
 4つの呼びかけをして閉会します。 @来年は選挙が続きますが1人の弾圧犠牲者を出さないよう頑張りましょう。 A来年の選挙で民主勢力の勝利尾のために頑張りましょう。 Bその力で安倍政権を倒しましょう。 C来年の大会では3つの成果を報告しあって、そのあと楽しい打ち上げをしましょう。
 以上4つの呼びかけで閉会にしたいと思います。


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