救援新聞・北九州版 2012年3月15日
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★ 目 次 ★
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■会員拡大で全国大会を成功させよう
九州ブロックで意思統一
■日本の刑事裁判は改善されたか
検証「裁判員裁判」学習会に参加を
■生存権裁判
老齢加算認めた判決維持を
最高裁口頭弁論で訴え
■東住吉えん罪事件
検察の即時抗告に抗議を
■青い空合唱団創立50周年記念祝賀会に参加して
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■会員拡大で全国大会を成功させよう
九州ブロックで意思統一
今夏、神戸で開かれる『第56回全国大会』を会員拡大の勢いの中で迎えることの意思統一をメインテーマに、国民救援会九州ブロック会議が開かれました。
会議は、3月3〜4日佐賀市で開かれ、各県から総勢49名、北九州総支部から4名が参加しました。
会議は、S中央本部事務局次長から基調報告・問題提起を受け、参加者全員が「今、一番気に掛っている事、頭にきている事」について発言、情勢の認識を深め確認しました。
S事務局次長の提起は、
@ 各県・各支部で討議を行い、目標と計画を立てる事
A 体制をとり、統一行動を計画・実行し、それを検証して行動を繰り返す事
B 事件支援での結びつきを生かして拡大を進め、その拡大が事件の勝利につながる関係を作る事
C 救援会の歴史や役割を学び、魅力も大いに宣伝し、会員の立ち上がりを促し、拡大の条件をひろげよう、というものです。
その後、各県・支部の経験が報告され、北九州からは、生存権裁判の取り組みについて、F常任委員が発言しました。 各県ともさまざまな困難があるものの、情勢が求めている「救援運動の強化」「その為の救援会員の拡大」に取り組み、その成果を持って夏の全国大会を迎えることを確認し合いました。
会議は、鹿児島の大崎事件に九州ブロックとしてどう取り組むかについても論議し、「10月の現地調査をめどに、各県ごとに守る会を立ち上げる努力をする」ことを確認しました。
北九州総支部でも、中央委員会や今回の会議の決定に応えて、会員拡大・組織強化に取り組み、増勢の中で全国大会を迎える努力をしていきます。 みなさんのご協力をお願いします。
なお、今回の会議には、『玄海原発運転差し止め訴訟』弁護団のH弁護士が参加、「一万人原告団に参加を・・・」の呼びかけがされました。
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■日本の刑事裁判は改善されたか
検証「裁判員裁判」学習会に参加を
2009年5月に裁判員制度がスタートして、今年の5月で丸3年になります。 裁判員法では、「3年経ったら見直す」ことが決められています。 すでに、日弁連は「死刑判決は全員一致にすべき」「これまで限定されていた審理対象を、被告が起訴内容を争い、かつ裁判員による審理を希望するケースにまで広げる」などを柱とする改正案を法務省に提出することを決めています。
私たち国民救援会は、法の成立前から、「えん罪を作らせない」ことを最大の眼目に、
@ 捜査の全過程を可視化(録音・録画)すること
A 検察の手持ち証拠の事前全面開示
B 被告人の防御権、弁護人の弁護権を侵害する、公判前整理手続き終了後の立証制限規定(刑訴法316条32項)を廃止すること
C 裁判員への罰則による守秘義務規定(裁判員法70条・108条)を廃止すること
D 国民の裁判批判を封じる、検察開示証拠の目的外使用の規定(刑訴法281条の4項・5項)を廃止すること などを要求してきました。
これら5項目の要求は、現実の裁判員裁判や他の刑事裁判に生かされているか?
裁判員裁判は、日本の刑事裁判、国民にとってプラスになっているか?
何か問題はないのか? 改善するとしたら、どんな点か?
などについて、みんなで学習しましょう。
多数ご参加ください。
検証「裁判員裁判」学習会
日時 3月24日 14時から
場所 戸畑生涯学習センター
特別報告 裁判員経験者
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■生存権裁判
老齢加算認めた判決維持を
最高裁口頭弁論で訴え
2月24日、最高裁で北九州の生存権裁判の口頭弁論が開かれました。
この口頭弁論は2010年6月福岡高裁で「老齢加算廃止は『正当な理由』のない保護基準の不利益変更に当たる」と勝利判決がだされましたが、北九州市と国が上告したために開かれたものです。
福岡生存権裁判原告団・弁護団・支える会では何としても福岡判決を確定させようと10人の原告を先頭に、8人の弁護団、40人の応援団が福岡県から最高裁に駆けつけました。
当日は法廷に8台の車椅子に乗った原告、それをサポートする支える会の人々、東京裁判の原告などが傍聴席を埋め、Aさん、Iさんの原告を代表する陳述に続いて、4人の弁護団がそれぞれ意見を述べました。
弁護団のT弁護士は原告たちの生活実態、エアコンがあっても電気代節約でほとんどつけていないなどと具体的な例も引いて老齢加算復活の必要性をに述べました。
O弁護士は専門委員会の中間とりまとめで打ち出された意見について陳述し、T弁護士は福岡高裁での裁判所の求釈明に対し、国がきちんと応えてこなかった事実から、老齢加算の廃止について十分な検討がなされていない事が明らかだと強く上告棄却の判決を求めました。
最後に全国弁護団のT弁護士が齢加算は生活保護費の上積みではなく、加算ではじめて最低限度の生活が出来ることは厚生労働大臣も認識していた。 最高裁として見識を持って憲法の番人としての責任を果たすことを切に望むと力強く述べました。
判決は4月2日となりました。
23日・支援するつどい
24日・決起集会ひらかれる
口頭弁論の前日、2月23日に全労連会館で「生存権裁判最高裁勝利へ 原告を支援するつどい」が200人を越す参加で開かれました。
集会には北九州、東京だけでなく全国各地で闘っている原告も参加され、福岡県の闘いが全国の牽引車であることが実感されました。
また、口頭弁論後衆議院第一会館で「高齢者のくらしを守れ、年金・生活保護基準引き下げ反対 最高裁口頭弁論報告・生存権裁判の勝利をめざす決起集会」が300人を越す参加者で開かれ、勝利への決意を新たにしました。
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■東住吉えん罪事件
検察の即時抗告に抗議を
3月7日、大阪地裁で、いわゆる東住吉放火殺人事件の再審開始決定がだされましたが、大阪地検は不当にも即時抗告をしました。
マスコミでも警察、検察の思い込みによる自白強要に強い批判の報道をしています。
無実のAさんBさんの1日も早い釈放要求と即時抗告に対する抗議の声を検察庁に
抗議先
〒553-8512
大阪市福島区1-1-60 大阪中之島合同庁舎
大阪地方検察庁 あて
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■青い空合唱団創立50周年記念祝賀会に参加して
北九州いしずえ会事務局長 Nさん
北九州青い空合唱団は、1961年1月30日に創立しました。
うたごえ青春期ともいうべき50、60年代から、70年代後半の反動の嵐が吹き荒れる苦難の時代、そして長い閉塞の時代を迎えたときも、うたごえは民衆の声・叫びとして絶えることなく、しなやかに、したたかに、時代をつないできたことに敬意を表します。
当日は、210名以上の参列で、最初から最後まで歌ありの楽しいひとときでした。
元衆議院議員のOさんは「八幡製鉄所に就職しましたが、しばらくは新しい職場と寮を往復する以外にすることがない時、近くの公民館で歌声をやっていると聞き、恐る恐るいってみて、30人くらいの青年男女で歓迎され、すぐ仲良しになったそうです。」ピアノがなくてもピアノが弾けなくても、おんちでも、声さえだせれれば、すぐ仲良くなれるのが歌声の良いところではないかと思います。 これからも歌い続けて欲しいと思います。
「北九州青い空合唱団」と「北九州いしずえ会」の出合いは、24年前、解放運動無名戦士追悼会で歌を歌って戴きたいとお願いしたのが始まりで当初から今日にいたるまで、毎年お願いしています。 歌声で歌ったこともない「同志はたおれぬ」など難しいうたなど歌って頂き本当に感謝しています。
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