救援新聞・北九州版 2012年1月15日

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★ 目  次 ★
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 ■今年を明るい希望のある年に
 ■「生活保護は安心して暮らせる社会の土台」
  生存権裁判への支援を強めよう
 ■年賀状ありがとうございました
 ■自由ヶ丘高校M先生の話に衝撃
  「先生のお話を聞く会」に参加して
 ■裁判員裁判を国民の目で確かめよう
  お誘い「検証のための学習会」


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■今年を明るい希望のある年に
 みなさま、あけましておめでとうございます。
昨年は東日本大震災及び津波による未曾有の被害が発生しました。 あの地震直後の津波の映像は忘れることができません。 また、福島第2原発では過去最悪の原発事故が起こり、私たちが信じ込まされてきた原発の安全神話は全くの虚構であったことが明らかとなりました。
 津波による被害、原発事故による被害は、地震発生から10ヵ月が経過した今でも復旧・収拾の目処がたっていない状況です。
 そのような中、今の民主党政権は発足当初からすでに3人も首相が交代し、野田政権に代わってからは八ッ場ダムの建設続行、消費税の増税など民主党のマニュフェストに真っ向から反する政策ばかりを行おうとしています。 また、TPP問題においても民主党の慎重意見に反し、TPPへの交渉参加を表明しました。 世界的にも格差社会が問題とされている今、野田政権が行おうとしている消費税増税や社会保障の切り下げなどの政策は、格差をさらに広げるものに他なりません。
 反面、冤罪であった布川事件で無罪が確定し、また、東電OL殺人事件も冤罪であったことが判明するなど刑事事件の方面ではいいニュースもありました。
 昨年はどちらかというと暗いニュースの多い1年でしたが、今年は明るいニュースの多い希望のある1年になればと願っています。
 今年1年もよろしくお願いいたします。
 (T総支部長)




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■「生活保護は安心して暮らせる社会の土台」
 生存権裁判への支援を強めよう

 生活保護の老齢加算復活を求めて闘っている北九州・生存権裁判はいよいよ2月24日最高裁で口頭弁論が開かれます。 最高裁で口頭弁論が開かれることは、福岡高裁で出された「老齢加算廃止は生活保護法56条に違反し、違法」とした判決が見直される可能性があるということです。
 いま「生存権裁判を支援する全国連絡会」を先頭に全国で支援が強められています。 地元の組織である各地の生活と健康を守る会をはじめ生存権裁判原告団、弁護団、支える会は県内の労働組合、民主団体に要請署名協力の申しれを行っています。
 また、12月11日には小倉北区の北九州市商工貿易会館で「生活保護は安心して暮らせる社会の土台」−生活保護への攻撃と生存権裁判―の市民公開講座が116名の参加で開催され、この裁判の意義と重要性に訴えられました。

県内3万筆、全国100万筆の署名を集めよう!
 署名は県内3万筆、全国100万筆を目標に取り組んでいます。 また、最高裁の口頭弁論に向けて生存権裁判原告が手紙で訴えた「まだ死ねない老齢加算の復活を!」のパンフを作成し普及しています。 1冊300円です。
 署名用紙、パンフの申し込みは救援会事務局へ。



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■年賀状ありがとうございました
(団体分のみ掲載)
〇伊王島の会 〇おりお総合法律事務所 〇北九州第一法律事務所 〇北九州地区労働組合総連合 〇黒崎合同法律事務所 〇建交労北九州支部 〇健和会労働組合 〇KOHO 〇筑豊合同法律事務所 〇小倉東総合法律事務所 〇日本国民救援会北海道本部 〇日本国民救援会函館支部 〇日本国民救援会秋田県本部 〇日本国民救援会岩手県本部 〇日本国民救援会宮城県本部 〇日本国民救援会東京都本部 〇日本国民救援会新潟県本部 〇日本国民救援会福井県本部 〇日本国民救援会石川県本部 〇日本国民救援会山口県本部 〇日本国民救援会佐賀県本部 〇日本共産党福岡県委員会 〇福岡県生活と健康を守る会連合会 〇門司法律事務所 〇八幡生活と健康を守る会



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■自由ヶ丘高校M先生の話に衝撃
 「先生のお話を聞く会」に参加して

 12月14日にM先生を招き青年10名参加で民青のメンバーが参加し学習会を開きました。 自分は、学校の先生が解雇されることをはじめて聞いた時にはすごい衝撃を受けました。 身近な学校で起こったことでの驚きもありましたが、M先生の事件の内容を話して下さり、当然の権利を主張しただけで、解雇されひどい仕打ちをする学校の対応にすごい怒りを感じました。 とても大事な教育の現場でお金や地位しか考えてないこと、生徒のことを点数・評価でしか見ない実態のことを話してもらい、今の国の考えている教育方針や学校の運営のことにこんなことで生徒が育つはずがないと思いました。
 M先生への質問では、(なぜ教師になろうと思ったのか?)(県立と私立の教育現場の違いは?)(大阪の市長選で橋下が通って教育基本条例案は教師からみてどうか?)など学校に関する質問が数多く出され丁寧に教えて貰いました。
 「学校に復帰された時にはまだ職場との交渉中ですが、生徒と接する職場に戻れてうれしい、定年まで頑張りたい」と話してくださったのが印象的で、まだ交渉中で大変な状態だと思いましたが、「解雇無効」の判決がでてよかったなと思いました。 自分は小学校から高校まで「いじめはいけない、人間や労働には権利がある」と教わりました。 周りもそうだと思いますが、そんなことを教える先生同士が無視したり、退職強要に不服と立ちあがって上司に意見しても権利を踏みにじられるような学校って単純に考えてもすごくおかしいことだと思いました。 自分は今ある教育現場のほかでも絶対に同じようなことが起こっていると思います。この解雇無効の判決をきっかけに教育や労働のことを考えて立ち上がってくれる先生たちが出てきてくれることを強く願いました。
 自分にとってM先生の集いは楽しく、勉強になり充実した学習会でした。
 まだ交渉中の忙しい時に時に来てくださり大変うれしかったです。
 (民政同盟 Uさん)



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■裁判員裁判を国民の目で確かめよう
 お誘い「検証のための学習会」

 2009年5月にスタートした裁判員裁判、今年5月で丸3年になります。 3年経ったら「問題点の見直しをする」約束になっており、現在その作業がすすめられています。 国民救援会でも、国民の立場で改善要求を出すための意見集約を行っています。 北九州からも意見を出したいと考えています。
 その為の学習会を計画しました。 まだ会場が決まっていませんが、早めにお知らせしておきますので、みなさんの予定に入れておいて下さい。

確かめてみよう,こんな事
☆なにか成果はあったの?
☆デメリットは?えん罪はなかった?
☆判決が高裁で変更されたケースは?
☆拒否や守秘義務違反で罰せられた人は?
☆改善すべき点はどんな事?

開催日時:3月24日(土)14時〜
開催場所:未定です




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