救援新聞・北九州版 2011年12月15日

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★ 目  次 ★
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 ■生存権裁判
  最高裁に届けよう「長生きして良かったと言える社会を!」の声を
 ■お礼
  爪ケア事件,Uさん
 ■原発なくそう「九州玄海訴訟」
  1万人原告団」に貴方も参加を!
 ■福井女子中学生殺人事件
  再審開始決定に検察,異議申し立て,前川さんへの支援をいっそう強めよう!
 ■解放運動無名戦士
  第24回北九州追悼会盛大に
 ■「無実の人を無罪に!」黒崎駅前で宣伝
 ■日本国民救援会北九州総支部望年会のお誘い
 ■会員拡大,会費完納,年末カンパにご協力を!


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■生存権裁判
 最高裁に届けよう「長生きして良かったと言える社会を!」の声を

 年収200万円以下の給与所得者が1000万人を越し、生活保護受給者が205万人を超えて戦後最多を記録したと新聞が報じています。
 ニューヨークウォール街で始まった「1%の大金持ちが支配する社会でいいのか」「私たちは99%だ」の声は世界に広がり、日本も例外ではありません。
 大企業の内部留保は増え続け、労働者は非正規、派遣と人間らしい雇用のルールが壊され、「右肩下がりの格差拡大」が進んでいます。
 このような状況を打破させるのは大企業に過剰に蓄積された富を、くらしと経済に還元させることが求められています。
 福岡高裁は、生活保護を受ける権利は国民の権利であり、老齢加算廃止は正当な理由がないので生活保護法に違反するとの判決を言い渡しました。
 いま、最高裁は口頭弁論を開き、この判決を見直そうとしています。
 老齢加算廃止は生活保護を受けているお年寄りだけの問題ではありません。貧困と格差に苦しめられているすべての国民の問題です。
 憲法25条の「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」を守り、「幸せに生きる権利」「長生きして良かった」といわれる社会をつくるためにも、最高裁にあなたの声を寄せてください。
 最高裁に国、北九州市の上告を棄却を要請する署名用紙は会員のみなさんの手元にお届けしましたが、沢山事務局にあります。ご入用な枚数連絡ください。お届けします。
 また直接最高裁に要請のハガキや手紙を出して下さい。

送り先
 東京都千代田区隼町4Ι2
 最高裁第2小法廷
 裁判長  千葉勝美様 



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■お礼
 爪ケア事件,Uさん

 日頃よりご支援いただきまして本当にありがとうございます。
 平成23年11月18日午後4時福岡地方裁判所小倉支部で病院本部が懲戒解雇処分を撤回し、民事事件も和解により終了することができました。
  刑事事件の無罪判決、北九州市の虐待認定の撤回、そして今回の和解成立と、一つ一つ問題
 が解決でき本当に嬉しく思っています。
 これもひとえにご支援下さいました皆様方のおかげです。どれほど感謝しても感謝し尽くすことができないという気持ちでおります。 本当にありがとうございました。
 これからも看護師として患者さんのお世話を一生懸命に頑張りたいと思っております。 皆様方にいただいた御恩に報いるためにも、思わぬ影響によりご迷惑をかけた現場で働く方々のためにも、より一層、真摯に看護ケアに取り組んでいきたいと思っています。
 寒さが厳しくなってまいります。 どうか皆様もご自愛ください。本当にありがとうございました。





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■原発なくそう「九州玄海訴訟」
 1万人原告団」に貴方も参加を!

 「さよなら原発・福岡1万人集会」は、1万5千人超の参加者で、すごい盛り上がりでしたね。
 会場の一角で「玄海原発運転差し止め訴訟の原告になりませんか?」と訴えている準備会のみなさんがいました。 北九州総支部でも、M副総支部長が積極的に呼びかけています。
 みなさんも「原告」として訴訟に参加しませんか? ご一緒に、この日本と子や孫の未来のために、訴訟を通じて貢献しましょう。
 原告になるためには、訴訟参加申込書と委任状に必要事項を記入し、5,000円を添えて、提出していただきます。
 必要書類は、日本国民救援会北九州総支部にあります。 ご希望の方はご一報ください。
 (TEL093−531−6871)





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■福井女子中学生殺人事件
 再審開始決定に検察,異議申し立て,前川さんへの支援をいっそう強めよう!

 11月30日、前川彰司さんが無実を訴えていた福井女子中学生殺人事件で、名古屋高裁金沢支部は再審開始決定を出しました。
 しかし、検察は不当にも意義を申し立てましたので、闘いは名古屋高裁でつづきます。
 福井女子中学生殺人事件とは、1986年3月19日、卒業式を終えたばかりの女子中学生が、自宅で何者かに刺殺された事件です。
 事件発生から約7ヶ月後、覚せい剤事件で勾留中だった前川さんの先輩で暴力団員の「事件直後に血の付いた前川を見た」という供述をもとに前川さんは逮捕されました。
 前川さんは一貫して無実を主張して、他のえん罪事件にみられるような虚偽の「自白」をしていません。
 その暴力団員は「自分の情報で犯人がわかると刑が軽くなるかもしれない」と警察に迎合する供述を繰り返し、そのでたらめな供述で前川さんは地裁は無罪判決でしたが、高裁で有罪になり最高裁で確定して服役したのです。
 今回の再審開始決定は、新たに裁判所に出された凶器が被害者のキズとは合わない。 また暴力団員らの供述や証言、捜査段階の目撃者らの調書が変遷を繰り返し「信用性が極めて低い」と指摘しています。
 事件発生から25年が過ぎ、まだ裁判を引き延ばそうとする検察に抗議するとともに、1日も早く前川さんに無罪判決がだされるよういっそう支援を強めましょう。




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■解放運動無名戦士
 第24回北九州追悼会盛大に

 社会変革の闘い半ばで倒れられた人々を顕彰し、遺志を引き継ぐことを誓う「解放運動無名戦士北九州追悼会」が11月27日、八幡東区レインボ−プラザで120名を越す人々の参加で行われました。
 式典は今年新たに合葬された方々の写真をとり囲むように赤旗がならび、遺影の前には多くの花が飾られ、青い空合唱団、新日鉄うたう会の開会演奏(花をおくろう)に始まりました。 実行委員長拶、新合葬者紹介、黙とうにつづき、今年新たに合葬された北九州関係の人々24名の活動紹介がそれぞれゆかりの人から紹介されました。
 一人5分間という短い紹介時間でしたが、短いだけに内容の濃い心にしみるお話に涙ぐむ参列者もいました。
 団体を代表する追悼の言葉は、日本共産党参議院予定候補のN氏と北九州市議団長のI氏から述べられ、合唱団による「同志は倒れぬ」のハミングのなか参列者全員が献旗をました。 つづいて新遺族を代表してK一さんの妻よりお礼の言葉があり、いしずえ会副会長のSさんの閉会のあいさつで式典は感動のうちに終了しました。





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■「無実の人を無罪に!」黒崎駅前で宣伝
 「なくせ冤罪!全国いっせい宣伝行動」に呼応して、12月4日黒崎駅前で9名が参加して宣伝行動を行いました。
 当日は「無実の人は、無罪に!」のチラシまきと合わせ、「可視化」を求める署名に取り組み、約1時間で34筆の署名と400枚のチラシを配りました。
 この日は11月30日に福井女子中学生殺人事件の再審開始決定がだされて日も経っていないこともあり、市民の関心は高く、わざわざ人の署名を待って署名する人や、「引野口事件の集会で仙台筋弛緩事件の守さんのことを知り、文通しています」という人もいました。
 総支部の黒崎駅前での宣伝は久しぶりで、これから小倉だけでなく各区で行おうと話し合われました。




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■日本国民救援会北九州総支部望年会のお誘い
とき:12月21日(水)19時〜
ところ:割烹「若竹」




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■会員拡大,会費完納,年末カンパにご協力を!




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