救援新聞・北九州版 2011年9月15日

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★ 目  次 ★
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 ■日本国民救援会・福岡県本部第45回大会を成功させよう
  「布川事件」の桜井さんが特別報告を行います
 ■大崎事件
  被害者長兄の遺族再審申し立て
 ■さようなら原発
  原発ゼロをめざす北九州市民集会ひらかれる
 ■爪ケア事件
  つめ切り「虐待」認定撤回
 ■大会を成功させよう


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■日本国民救援会・福岡県本部第45回大会を成功させよう
 「布川事件」の桜井さんが特別報告を行います

 日本国民救援会福岡県本部第45回大会が左記のように開催されます。
 東日本大震災・福島原発事故・台風12号被災と未曽有の大災害が発生し、とくに福島原発事故は、収拾の見通しもたたず、被害が拡大し続けています。 これらに被災された人々への支援の輪は「人と人との絆の大切さ」を改めて確認させられています。
 布川事件の桜井さんは「この勝利は、私は支えてくださったみなさんが存在しなければ有り得ませんでした」と救援運動の大切さ語っています。 今年の大会には桜井さんを迎え、勝利のお礼と報告をしていただきます。
 最高裁でたたかう生存権裁判、自由ヶ丘高校の解雇事件などの地元事件、国公法弾圧2事件をはじめすべての事件を勝利させるため、布川の教訓を学び活かすためにもぜひ多くの方がこの大会に参加くださるよう訴えます。

 とき :9月25日(日)10時30分〜
 ところ:戸畑生涯学習センター



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■大崎事件
 被害者長兄の遺族再審申し立て

 原口アヤ子さんが第2次再審を申し立ててちょうど1年目の8月30日、原口さんの元夫で被害者を殺害、死体遺棄したとされた被害者の長兄のご遺族が「大崎事件第2次再審追加申立」を行いました。
 当日は「布川事件」の桜井昌司氏、杉山卓男氏、「足利事件」の菅家利和氏、「氷見事件」の柳原浩氏、「志布志事件」の川畑幸夫氏とえん罪事件をたたかい勝利した人々が駆けつけて「再審追加申立報告集会」を盛り上げました。
 報告集会では弁護団の決意表明、鹿児島大学大学院・司法政策研究科教授のN氏が「大崎事件第2次再審追加申立はわが国の刑事司法に何を問うのか」と題した講演がありました。
 最後に今回再審を申し立てた長兄のご遺族が原口アヤ子さんと並んで「事件が起きて、私たち家族の平凡ながら幸せな人生は一変しました。 私は本当に残念でしたが、私たち家族さえ我慢すればいいんだと思って長い間無実を訴えることをあきらめていました。
 でも、全国各地のいろいろなえん罪事件が明らかになる中で、次第に立ちあがる勇気をもらいました。
 そして、私たちが立ち上がらなければ、今後とも、私たちと同じように、突然家族を犯人に仕立てあげられ、作られた犯罪で苦しむ人がでてくるかもしれないと思うようになりました。
 とにかく、裁判の間違いは、裁判で明らかにしてほしい。 そして私たちのように作られた犯罪で苦しむ人が2度と出ないようにしてほしい。
 その思いを込めてこの請求を申し立てます。」と毅然と訴えました。

第14回全国現地調査
 日時 10月15日(土)13時〜
         16日(日)正午
 場所 鹿児島県大崎町 あすぱる大崎
 多くの参加を訴えます。希望者は事務局まで


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■さようなら原発
 原発ゼロをめざす北九州市民集会ひらかれる

 9月9日午後6時30分より、小倉北区の勝山公園で「原発ゼロをめざす北九州市民集会」が1000名を越す参加者で開かれました。
 集会は、M呼びかけ人の司会で、K呼びかけ人の開会あいさつ、脱原発ネットワーク・九州代表、F氏の呼びかけ人の訴えに続いて、「原発はいらない」とそれぞれの立場で4人の代表が訴えました。 「ママは原発いりません福岡」代表のTさんは、「福島の原子炉爆発後の3月15日から子供を連れて福岡に東京から避難している。 チェリノブイリの周辺では青年がいないといいます。 被爆で亡くなったのです。 子供の命を守るために精いっぱい努力していますが絶望しそうになる。」と涙ながらに訴えました。
 最後に「今こそ、行動を起こす時です。 今日の『原発ゼロをめざす北九州市民集会』を契機に、『原発ゼロ』をめざす大運動を広げましょう。 この場に集まった私たちは、原発ゼロをめざし行動し続けることを宣言します」の集会アピールを採択し、九州電力の玄海原発、四国電力の伊方原発の中止の申し入れを決議して、小倉駅前までデモ行進しました。


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■爪ケア事件
 つめ切り「虐待」認定撤回

 認知症の入院患者の爪を切ったことを「傷害罪」に問われ、高裁の無罪判決確定後粘り強く北九州市に「虐待認定を取り消してほしい」と要求して闘ってきたUさんのケアに対して、北九州市は8月26日「虐待とはいえないと判断した」と発表しました。
 しかし、北九州市はこの発表の中で07年に行った虐待認定は「やむを得ないものであった」と結論付けています。 そして今後は、刑事事件に発展した場合は、本人の話を聞くことや判決が確定するまで判断を保留するなど、慎重に対応するとしています。
 Uさんは「市から『虐待ではなかった』と明確に述べて頂いたことをとても嬉しく思います。 看護、介護の職場で働く人たちが委縮することなく、ケアに取り組んでいただけるのではないかと、ほっとしました」とコメントをだしました。
 現在Uさんは別の病院で看護師として元気に働いていますが、事件の舞台になった八幡東病院は「懲戒解雇」の処分を取り消さないばかりでなく、解雇撤回を求める裁判で「虐待」の主張を繰り返しています。 近々この裁判の口頭弁論が開かれます。
 「爪ケアを考える北九州の会」では解雇撤回の署名に取り組むことになりました。 「虐待看護師」の汚名を取り消させた力で「懲戒解雇された看護師」の汚名も取り消させ、Uさんの望む「普通の看護師」を一日も早く勝ち取るためみなさんのいっそうの支援を訴えます。


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■大会を成功させよう
 県本部大会の方針に基づいて北九州総支部、若松支部の大会が開かれます。
 成功のため、みなさんの参加を訴えます。

北九州総支部大会
 11月4日(金)18時〜
 場所未定

若松支部大会
 10月29日(土)15時〜
 若松市民会館


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■公判・集会
▼裁判員裁判判決

  9月16日(金)15:00〜15:30
▼生存権裁判街頭宣伝
 9月17日(土)11:00
 小倉北区・リバーウォーク
▼平和のための戦争展
 9月17日(土)〜19日(月)
 ウエル戸畑、戸畑生涯学習センター
▼裁判員裁判
 9月26日(月)13:30〜17:00
 9月27日(火)10:00〜17:00
 9月29日(水)16:30〜(判決)
▼TNC正社員化M裁判(結審)
 9月28日(水)10:00 (福岡地裁)
▼北九州労働者の健康問題連絡会議
 20周年記念行事
 10月1日(土)14:00〜
 ホテルクラウンパレス小倉
▼生存権裁判最高裁要請
 10月11日(火)〜10月12日(水)
▼在日韓国・朝鮮人無年金訴訟判決
 10月17日(月)11:00(高裁)
▼小森陽一憲法講演会
 10月29日(土)14:00〜
 商工貿易会館


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