救援新聞・北九州版 2011年4月25日
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★ 目 次 ★
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■国公法弾圧2事件・若松支部署名目標突破116筆達成
■「北九州爪ケア事件」Uさんの「虐待」認定を取り消さそう
■公判・集会
■東日本大震災 被災者救援に全力をつくそう!
■5月〜7月会員拡大集中期間
感動いっぱいの救援運動に多くの仲間を迎えよう!
■生存権裁判・小倉北自殺事件
北九州市に慰謝料命令
■布施辰治生誕130年,韓国強制併合100年を記念して
ドキュメンタリー映画・弁護士 布施辰治
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■国公法弾圧2事件・若松支部署名目標突破116筆達成
「国家公務員に最低限の政治活動の自由を」求めて闘う「国公法弾圧2事件」の最高裁大法廷回付と無罪判決を要請する署名、全国では会員数を突破して大きく闘いが広がっています。
若松支部では昨年の支部大会で「署名取り組みの強化」を決定し、その一番バッターとして「国公法2事件」の署名に取り組みました。 常任委員会で会員数の130%に当たる200筆を目標に取り組むことを決定しました。
事務局長のYさんは2月5日〜6日開かれた中央委員会で報告された教訓に学び、いままでは救援新聞に折り込んで配っていた署名用紙を、今回は署名用紙、支部長の訴え、返信用の封筒(切手代はカンパして下さいと書かれた)を合わせて配ることにしました。
この取り組みで一番常任委員の人々を感激させたのは、配ったら日をおかずに署名を同封した封筒が返送されてきはじめたことです。 中にはカンパを同封した封筒もあり、事務局を驚かせました。
また、支部長を先頭に年末カンパなどに協力してくれる労働組合や民主団体をオルグし、後日受け取りにもまわりました。
このような取り組みで、約ひと月で目標にあと一歩に到達し、40日目には216筆と目標の200筆を超過達成し、カンパも6000円集まりました。
Y事務局長は「事件支援に協力する」という会員の心に触れた思いがしました。 呼びかければきちんと応えてくれるということに確信をもちましたと語ってくれました。
若松支部ではもう一回り訴えを広げようと再度、署名用紙と返信用封筒を全会員に届ける準備をしています。
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■「北九州爪ケア事件」Uさんの「虐待」認定を取り消さそう
昨年9月福岡高裁で無罪判決が確定したUさんは、爪切りを「虐待」と認定した北九州市に、認定の取り消しを求める申し入れ書と、申し入れに賛同する署名を約8千人分を添えて提出しました。
Uさんはすでに認定取り消しを申し入れていましたが、北九州市は第三者機関の尊厳擁護専門委員会に丸投げしており、「北九州市が決定したのだから、北九州市が責任を持って認定を取り消して、Uさんの名誉の回復を」と「爪ケアを考える北九州の会」を中心に署名運動などに取り組んできました。
尊厳擁護専門委員会は審理の内容なども公表することなく、上田さんの行ったケアについてまともに調査しているとは考えられない、たった10分間の陳述をもとめるなどに世論の強い批判を浴びていました。
今回、北九州市は責任逃れをして、何の行動もしない尊厳擁護専門委員会ではなく、北九州市が直接調査をすることになりましたが、まだまだ予断は許されません。 Uさんに加えられた「虐待看護師」の汚名を一日も早く取り消させ、高齢者の爪切り行為は、立派な看護行為であることを認めさせねばなりません。
みなさんの支援を訴えます。
◆爪ケア事件・Uさんを支援する集会
無罪判決報告と今後の課題
と き・5月14日(土) 14時30分〜
ところ・西日本工業大学 地域連携センター
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■公判・集会
▼TNC「M裁判]
4月27日(水) 13時30分
福岡地裁
▽第82回北九州統一メーデー
5月1日(日)10時
小倉城天守閣前広場
▽9条まつり
5月3日(火)11時
勝山公園
▽北九州憲法集会
5月3日(火)13時
ムーブ
▼大崎事件本人尋問
5月11日(水)
鹿児島地裁
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■東日本大震災 被災者救援に全力をつくそう!
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■5月〜7月会員拡大集中期間
感動いっぱいの救援運動に多くの仲間を迎えよう!
5月からいよいよ会員拡大集中期間が始まります。 7月に開催される第57回中央委員会までに、4万8千名の救援会を建設し、来年開催される第56回全国大会を5万名の会員で迎えようと2月開催された中央委員会で決定されました。
北九州総支部は、事件支援を柱に救援会の旗を掲げて闘い続けてきていますが、ここ数年、会員拡大では停滞しています。 引野口事件に続いて爪ケア事件、豊後高田市議・大石事件など全国でも大きく評価される闘いをたたかってきました。
いま日本中の国民が東日本大震災、福島原発の被災者救援に心を痛めていますが、菅政権は一貫して国民のくらしや雇用の確保などで対策を打たず、福祉を切り捨てる一方で、消費税の引き上げ、米軍への「思いやり予算」の維持、さらには日本の農業・漁業を壊滅に追い込むTPPへの参加検討など、アメリカと大企業優先の政治をすすめています。
一方、司法の分野では、大阪地検特捜部の証拠ねつ造発覚を機に大きく盛り上がっている「取り調べの全面可視化」要求の声に、「一部可視化」や司法取引、盗聴権限の拡大、おとり捜査など捜査権限拡大・強化を求める動きも出ています。
5月24日には布川事件の判決がだされます。 また、5月11日には大崎事件の再審を審理するために原口アヤ子さんの本人尋問が行われます。
「名張毒ぶどう酒事件」「福井女子中学生殺人事件」など重要段階を迎えている再審裁判の決定がだされます。
「無実の人を無罪に」、えん罪で苦しむ人のない社会を!
このような情勢にふさわしい救援運動を!
ロマンとヒューマニズムにあふる人権ボランティア・救援会にあなたの友人を是非誘ってください。
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■生存権裁判・小倉北自殺事件
北九州市に慰謝料命令
2007年6月、小倉北区で自殺した男性の遺族が、自殺の原因は市が生活保護の申請を拒否しつづけたことだとして、約1100万円の慰謝料の支払いを求めていた裁判の判決が3月29日、地裁小倉支部であり、遺族の訴えを認めて、北九州市に165万円の支払いを命じました。
判決は北九州市の対応に自殺との因果関係は認めませんでしたが、生活保護受給権を侵害したと認定したものです。
男性は、自殺の直前2度にわたって生活保護を申請したにもかかわらず「2週間努力して仕事を探して」などと拒否されていました。 また、この申請の前にも複数回にわたって受付を拒否されており、支給されても数ヶ月で辞退届をださせていました。
北九州市は控訴せず判決が確定しました。
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■布施辰治生誕130年,韓国強制併合100年を記念して
ドキュメンタリー映画・弁護士 布施辰治
6月4日(土)11時,14時
ムーブ2F大ホール
「世の中に一人だって見殺しにされていい人類はいないのだ」と戦前から戦後にかけて活躍した人権派弁護士、自由法曹団や国民救援会の結成に尽力した。
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