救援新聞・北九州版 2011年2月15日

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★ 目  次 ★
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 ■2011年裁判勝利をめざす新春の集い盛大に
 ■第64回無名戦士合葬追悼会新ご遺族への説明会
 ■署名は法廷外の傍聴者
 ■いよいよいっせい地方選挙
  「正々堂々・のびのび・旺盛に」活動の力,学習会をひらこう!
 ■生存権裁判,自由ヶ丘高校解雇事件
  最高裁の闘いに支援を
 ■(株)ワイケーサービスは,早急に争議を解決せよ!
  埼玉りそな銀行要請,宣伝行動を実施


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■2011年裁判勝利をめざす新春の集い盛大に
 毎年年明けに開かれている旗開きを兼ねた新春の集いを今年は「2011年 裁判勝利をめざす新春の集い」と形を改め、いまたたかわれている裁判の現状を報告し、交流する集いとして2月2日、福岡市中央区のふくふくプラザで県内から60人を超す人々が参加してひらかれました。
 集いでは特別報告として「日本航空の整理解雇とのたたかい」をT航空連福岡地連事務局長が行いました。 Tさんは1500人の人員削減目標に1700人の希望退職あり、営業利益もあがっているのに165名の整理解雇を強行したのは労組の弱体化が狙いで、安全を一番優先させなければならない職場で、ベテラン職員を解雇している。
 福岡では乗務員の基地があったが、それが昨年6月いっぱいで閉鎖され60名いた労働者が40名退職し、20名が成田や羽田には配転されたが、その中の15人〜16人が整理解雇の対象になっている。
 このような違法な解雇は許されない、利用者の声を大きくし、勝利をめざしてたたかいますと、報告されました。
 続いて、県内でたたかっている●生存権裁判、●読売押し紙裁判、●明治乳業・昇格差別事件、●TNC正社員化・M裁判、●自由ヶ丘高校不当解雇事件、●九州定温輸送分会不当解雇事件、●福岡民商Sさん消費税不当課税取り消し裁判、●国公法弾圧事件から報告が行われました。
 またこの集いには県労連からK事務局長が駆けつけてこられ、最近の労働相談センタの労働相談は解雇よりも賃金・残業代の未払いの相談が増えており、労働者の状況は厳しくなっている。いっそうたたかいを強化していきましょうと連帯の挨拶をされました。


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■第64回無名戦士合葬追悼会新ご遺族への説明会
 社会の進歩と革新、平和をめざす活動の途上で亡くなられた人々を顕彰・追悼しご遺族を励ます合葬追悼会が今年も3月18日東京・日本青年館で開催されます。
 新しく合葬されるご遺族への説明会を左記のようにひらきます。 ご遺族でない方の参加も大歓迎です。

北九州会場
 2月27日(日)10時30分〜
 戸畑生涯学習センター
 093‐882‐4281
福岡会場
 2月27日(日)13時〜
 ふくふくプラザ
 092‐731‐2929


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■署名は法廷外の傍聴者
 ありがとうございました
(敬称略,団体分のみ掲載)
☆直鞍民主商工会
☆飯塚生活と健康を守る会
☆日本共産党田川地区委員会
☆日本共産党門司小倉地区委員会


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■いよいよいっせい地方選挙
 「正々堂々・のびのび・旺盛に」活動の力,学習会をひらこう!

 3月24日告示で始まる県知事選挙を皮切りに県議、市町村長、市町村議など、私たちの生活にいちばん身近な議員を選ぶいっせい地方選挙がいよいよ近づきました。
 国民救援会は、主権者である国民がのびのびと選挙・政治活動を行い、国民の意思が選挙結果に反映されるよう、言論活動の自由を守るために「学習会」やパトロール活動に取り組んでいます。
 ぜひあなたの周りで、「のびのび選挙」学習会を開いてください。 少人数の学習会大歓迎です。 講師を派遣します。
 学習会ではみなさんが日ごろ活動しながら疑問に思うことなどを出し合い、「正々堂々、のびのび、旺盛」に活動する力をつけましょう。

 各地で開かれた学習会の経験では、様々な質問がだされています。
・集合住宅で集合ポストにビラ入れ禁止の張り紙がある場合はどうするのか。 管理人がいるとき、いないとき、それぞれどうするのか。
・政治活動と選挙活動の違いは。事前選挙運動は、どういう定義か。
・住宅地で音出しに対するクレームについて。
・後援会ニュースは後援会員以外に配れないのか。
・尾行や張り込み、聞き込みをつかんだらどうするのか。 連絡以外に尾行している人への対応はどうするのか。
・黙秘権とは、どこまで話していいのか、話したらまずいのか。
 などなどです。 あなたの周りの学習会でも是非意見を出し合い、確信を持って選挙・政治活動に取り組みましょう。

弾圧・干渉・妨害,ささいなことでも国民救援会へ


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■生存権裁判,自由ヶ丘高校解雇事件
 最高裁の闘いに支援を

生存権裁判

 福岡高裁で2010年6月14日「老齢加算の廃止は違法である」と原告勝訴の判決を言い渡しました。
 この判決に北九州市は厚労省の指導で最高裁に上告をしました。
 厚生労働省が設置した生活保護に関する専門委員会では、2003年に(1)高齢者世帯の最低基準が維持されるよう引き続き検討する必要がある。 (2)老齢加算をなくす場合には激減緩和の措置を講じるべきである。 と「中間とりまとめ」を出していました。
 ところが、厚労省は十分な検討をしないまま、「中間とりまとめ」発表からわずか4日後に老齢加算廃止を決定しました。 福岡高裁は厚労大臣のこれらの決定について、裁量権の逸脱または濫用に当たると、老齢加算廃止は違法であると判決したのです。
 原告団、弁護団、支える会では最高裁に「北九州市の上告をしないでください」の署名を訴えています。
 また、2月15日・16日には厚労省と最高裁に要請団を派遣します。 支援カンパの協力も合わせてお願いします。

自由ケ丘高等学校不当解雇事件
 平成18年11月に、I先生が高校管理職より不当な解雇通告を受けたことで始まった争議ももうすぐ5年目をむかえようとしています。
 その間、福原学園は、I先生を平成19年2月28日付で整理解雇し、また、I先生の解雇に反対してI裁判を支援し、新組合を立ち上げて学園の安易な学園運営のあり方を追求しようとしたM先生をも平成20年3月7日付で高校管理職が組合つぶしを目的として悪意を持って作りあげた解雇理由で懲戒解雇しました。
 そもそも、I先生が整理解雇を不服として裁判闘争を行う決意をした背景には、平成17年度だけでも専任教諭13名、常勤講師12名を一挙に退職に追い込むという、働く者の権利を全く無視した高校管理職の学校運営姿勢、それを追認した学園への危機感がありました。 福原弘之理事長は高校管理職の姿勢を正すどころか、助長してきました。
 I先生の裁判は、地裁、高裁の不当判決の結果、現在、最高裁に上告して闘っています。 M先生の裁判は、地裁の仮処分の段階から不当な解雇であることが認められ、地裁判決では、学園の不当労働行為意思が認定され損害賠償まで認められる勝利判決を得ました。 その後も仮処分、高裁を含め5つの裁判すべてに勝利しました。 しかし学園は、自分たちが、でっちあげた解雇理由を認めようとせず最高裁に上告しています。 上告理由は組合がI先生の裁判を上告したからこちらにもM裁判を上告する権利がある。 報復のための上告という常識では考えられない行動をとっています。
 どちらの裁判も今年には結果が出るものと思います。 I裁判は高裁への差し戻し、M裁判は即時棄却を願って、昨年6月から今年1月にかけて最高裁に5回の要請行動をしています。 要請には国民救援会、弁護士の先生方、全国私教連、福岡私教連、I先生・M先生を教壇に戻す会が次々に行動してくれました。
 最高裁では要請担当書記官が丁寧に対応。 きちんとメモをとって、回を重ねるにつれ事件内容に理解を深めてくれています。 12月の要請のときにはI先生、M先生の名前もしっかりと覚えてくれていました。 どちらの裁判も良い結果が得られるよう運動を推し進めていきます。
 また、2月22日には「戻す会」の総会をオりオンプラザで開催します。 多くの方の参加をお願いします。

I先生・M先生を自由ヶ丘高校の教壇に戻す会総会
日時 2月22日(火)18:30〜
場所 オリオンプラザ 4階
  (折尾駅前・丸和ビル)
 ☆福原学園、自由ヶ丘高校の近況報告
 ☆自由ヶ丘の闘いを通して
 ☆意見交換 など


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■(株)ワイケーサービスは,早急に争議を解決せよ!
 埼玉りそな銀行要請,宣伝行動を実施

 建交労九州定温輸送分会は、引き続き(株)ワイケーサービスの取引先企業に対し、争議の早期解決を働きかけるよう要請を行っています。 1月26日、潟純Cケーサービスのメインバンクである埼玉りそな銀行に、建交労埼玉県本部の援助のもと、分会のK・Y両氏が要請に伺いました。
 事前に連絡をした際には、副支店長が「出来る限り来ないでほしい」との事でしたが、当日は要請書を受け取り短時間ではありましたが、こちらの話を聞いてくれました。 要請の中身は、「裁判は高裁で逆転敗訴となったが、裁判を起こした理由は九州定温輸送鰍ナ行われていた組合潰しの真相解明であること。」 「争議はまだ継続中であり、潟純Cケーサービスもその認識を持っている事から、金融機関として社会的責任を果たすべく、引き続き解決を促して欲しい。」の二つです。 副支店長の回答は「第三者の立場なので、(株)ワイケーサービスに指導などはできませんが、今日、来店された事は伝えます。」との事でした。
 その後、(株)ワイケーサービス会長の自宅周辺にポスティングと、埼労連の宣伝カーにて、争議の現状報告、及び建交労への加入を呼びかける流し宣伝を行いました。 今後も、これらの要請・宣伝行動を継続し早期の解決を求めます。


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