救援新聞・北九州版 2011年１月１５日
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★ 目 次 ★
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■2011年を飛躍の年に！
国公法弾圧２事件ををはじめ，すべての事件の勝利めざして奮闘しよう
■年末救援募金，会費納入ありがとうございました
■布川事件・福井女子中学生殺人事件・名張毒ぶどう酒事件
大詰めを迎えた再審事件の支援を強めよう
■年賀状ありがとうございました
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■2011年を飛躍の年に！
国公法弾圧２事件ををはじめ，すべての事件の勝利めざして奮闘しよう
二〇一一年は北九州市長選挙で幕が開きましたが、引き続き県知事、県議、市議、町議選がたたかわれます。
公約やぶり、大企業いいなりの民主党市政をやめさせ、市民が主人公の北九州市政を実現するために私たちの奮闘が求められています。
のびのび、旺盛に、自由な選挙を実践するために、国公法弾圧２事件の支援を広げ、ビラ配布の自由、選挙政治活動の自由を守る運動を広げることが大切です。
北九州総支部は今年総支部結成３０周年を迎えます。組織を拡大し、すべての裁判勝利をめざして事件一つ一つを大切にした運動を展開するために全力を挙げて闘うことが大切です。 会員のみなさんのいっそうの奮闘を訴えます。
◆国公法弾圧２事件
会員数以上の署名を集めよう
国公法弾圧２事は１月３１日に上告趣意書を最高裁に提出し、闘いも本番になります。
年内に会員数を目標に取り組まれた要請署名は全国で６６，７６８筆（救援会集約分４３，３５９筆）２，１６４団体（１月７日現在）に到達しました。
総支部事務局にも署名用紙が送られてきています。１筆でも２筆でも集めて送ってください。
◆自由ヶ丘高校
不当労働行為裁判上告せず
職員室に謝罪文を掲示
数々の不当労働行為を続けていた自由ヶ丘高校は労働委員会の決定を認めず、裁判に訴えていましたが、１２月２日福岡高裁で学園の控訴を棄却する判決がだされました。
負け続けた学園はさすがに上告をあきらめ、判決に従い労働組合に謝罪するとともに、職員室に謝罪文を新聞紙大の用紙に書き掲示しました。
I先生、M先生の解雇事件は最高裁でたたかわれています。
最高裁は公判が開かれませんので、弁護士さんと一緒に最高裁に要請を強めています。 昨年は６月、９月、１２月と３回最高裁に要請を行いました。
次回は１月２６日に他の私学の事件と合わせて要請行動が予定されています。
戻す会では一筆でも多くの署名の協力を訴えています。
◆平和のもとで
人間らしく生きる権利を求めて
昨年６月１４日、福岡高裁で「現判決を取り消す」と出された生存権裁判の逆転勝利判決は全国に大きな感動を呼びました。
人権裁判と言われた「朝日訴訟」から５０年ぶりの勝利判決です。 北九州市の上告によって最高裁の闘いになっていますが、厚労省に老齢加算を復活させる闘いと合わせて、原告団と支える会は地元での宣伝活動を強化すると共に、東京への要請行動も強めています。 次回は２月に予定されています。
◆九州定温輸送
期限付きの闘争から無期限の闘争へ
裁判は終結させましたが、建交労、支援共闘会議、支援する会では「原告たちは会社在籍中に受けた心の傷と、解雇されてから路頭に迷わされていることには変わりない、問題は何ら解決していないし争議は続いている」ことを確認して、ワイケーサービスに争議の早期解決の話し合いを申し入れました。
第１回の話し合いは１１月１６日持たれ、次回の交渉を約して別れましたが、２回目の交渉を一方的に反故にし、話し合いを拒否しています。
原告団らはワイケーサービス、関連企業などへの要請を強め、「不当労働行為の謝罪」と「解決金の支払い」を求めて闘い続けています。
◆爪ケア事件
北九州市に虐待認定の取り消しを求めて
９月１６日逆転無罪判決を闘いとったU'さんは、事件のきっかけになった北九州市の尊厳擁護専門委員会の「虐待」認定を取り消すように申し入れていました。
１２月２２日委員会は開かれたのですが、結論はまだ出されていません。
また、八幡東病院もUさんの行為をケアだと認めていませんし、解雇も撤回していません。
北九州市と、八幡東病院に「虐待」認定の取り消させ、病院には解雇を撤回させるためみなさんの応援をお願いします。
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■年末救援募金，会費納入ありがとうございました
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■布川事件・福井女子中学生殺人事件・名張毒ぶどう酒事件
大詰めを迎えた再審事件の支援を強めよう
今年は再審を請求してたたかっている事件の決定が相次いでだされることが予想されます。
布川事件は３月１６日無罪判決がだされますが、福井女子中学生殺人事件、名張毒ぶどう酒事件の決定も近いのではといわれています。
再審を求めて闘っているすべての事件の勝利のために運動の強化が求められています
◆布川事件
３月１６日無罪判決が出されますが、無罪判決にどこまで警察・検察・裁判所の間違いについて明記するか監視が必要です。 守る会では裁判所への要請署名１０万署名を目標に取り組んでいます。
◆福井女子中学生殺人事件
１９８６年、福井市内で女子中学生が殺された事件で、前川彰司さんが逮捕・起訴され、一審は無罪判決でしたが、検察の控訴で逆転有罪、最高裁で懲役７年が確定し服役。 刑期満了で前川さんは出所、再審を申し立てていましたが、再審を開始するかどうかの証人尋問(非公開)が１月７日、２０日の両日開かれ、３月にも決定が出されるのではといわれています。
３月２０日には福井市で報告集会も計画されています。
◆名張毒ぶどう酒事件
最高裁に差し戻され、名古屋高裁で審理されている名張毒ぶどう酒事件は、１月１４日奥西勝さんの８５歳の誕生日です。 その日に合わせて全国で宣伝行動が取り組まれています。 裁判では検察が審理の引き延ばしとしか思えない証拠調べを要求しています。
◆仙台筋弛緩剤冤罪事件
全国各地に「守る会」がつくられ、本年度には再審の申し立てをするために準備がすすめられています。 守大助さんのご両親は全国各地に訴えをひろげています。
◆日野町事件
１月１５日号の「救援新聞」を参照してください。 再審の審理については、弁護団は阪原さんの病状をふまえ、裁判所と話し合い、３月末ごろをめどに｢補充書｣３を提出する準備を進めています。
◆大崎事件
８月３０日第２次再審の申し立てを行いましたが、守る会では署名に取り組むと共に、再審申し立て書の学習運動に取り組んでいます。
◆東住吉えん罪事件
１９９５年、大阪市東住吉区の青木恵子さん宅の火事で長女が死亡。 青木さんと内縁の夫・朴龍晧さんによる保険金目当ての放火殺人事件として無期懲役が確定した事件で、青木さんは和歌山刑務所に、朴さんは大分刑務所に収監されています。
再審の審理は検察から証拠開示に応じる必要がないとの文書が届いていますが３者協議が行われています。 ｢守る会｣ではザ・スクープスペシャルで放映された火災現場再現実験ビデオを見て、｢朴自白」のウソを学習しています。
救援会総支部事務局に青木さん、朴さんの弁護士を通してお二人から支援を訴える年賀状が届いています。
◆東電ＯＬ殺人事件
１９９７年渋谷区内のアパートで女性の死体が発見され、ネパール人のゴビンダさんが犯人とされた事件で、一審は無罪判決だったが、高裁で逆転無期懲役、最高裁で確定し、現在横浜刑務所で服役中。
ゴビンダさんは獄中で日本語を勉強し、上手な日本語で訴えの手紙を無実のゴビンダさんを支える会に送ってきています。 支える会ではそれをニュースにして全国に送っています。
◆痴漢えん罪西武池袋線小林事件
２００５年、西武池袋線の車内で、膠原病で指の曲げ伸ばしが困難な小林卓之さんが痴漢に間違われて逮捕され、懲役１年１０月の刑が確定した事件で、現在静岡刑務所で服役中ですが、詳しくは１月１５日号の救援新聞に掲載されています
。 激励の手紙をお願いします。
◆布川事件・桜井さんからの年賀状
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
皆さんから頂きましたお力添えによりまして、布川事件は勝利の年を迎えました。 改めましてお礼申し上げます。有り難うございました。
来る三月一六日、無罪判決を受けますが、私は、ただ勝利しただけで終わりにはしません。 なぜ布川事件が作られ、四三年の闘いを強いられたのか、その原因と責任を追及し、検察に証拠の独占を許す法制度の欠陥を正すための闘いを続けます。 そして、えん罪仲間の力となり、国民救援会の皆さんに頂きましたお力添えにご恩返しをしたいと考えております。
真の布川事件の闘いは、これからです。
どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。
二〇一一年 正月
桜井 昌司
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■年賀状ありがとうございました
(団体名のみ記載)
・大阪地裁所長オヤジ狩り事件の国賠を支援する会
・おりお総合法律事務所
・河内イヨ支援連絡会議
・北九州第一法律事務所
・北九州地区労働組合総連合
・九州機関紙印刷労働組合
・黒崎合同法律事務所
・建交労福岡県本部北九州支部
・健和会労働組合
・小倉東総合法律事務所
・小倉民主商工会
・国労小倉地区闘争団
・ＫＯＨＯ
・筑豊合同法律事務所
・日本共産党福岡県委員会
・日本国民救援会北海道本部
・日本国民救援会函館支部
・日本国民救援会岩手県本部
・日本国民救援会宮城県本部
・日本国民救援会秋田県本部
・日本国民救援会長野県本部
・日本国民救援会新潟県本部
・日本国民救援会石川県本部
・日本国民救援会福井県本部
・日本国民救援会岐阜県本部
・日本国民救援会静岡県本部
・日本国民救援会滋賀県本部
・日本国民救援会岡山県本部
・日本国民救援会佐賀県本部
・日本国民救援会鹿児島県本部
・東住吉事件
・布川事件
・福岡県生活と健康を守る会連合会
・門司法律事務所
・仙台・北陵クリニック事件
・八幡生活と健康を守る会
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