救援新聞・北九州版 2010年3月15日

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★ 目  次 ★
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 ■全国大会を5万人会員で迎えよう
 ■亡き人への思いを
  新ご遺族へ式典説明会
 ■9条の会福岡県連絡会5周年記念
  いのちと憲法を語る
 ■福岡県民集会
 ■地域でも,法廷でもワイケーサービス包囲される
 ■爪ケア事件
  検察官立ち往生する場面も
 ■自由ヶ丘高校M・I先生解雇事件
  二先生を1日も早く教壇に
 ■公判・集会


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■全国大会を5万人会員で迎えよう
 7月31日〜8月1日、第55回全国大会が群馬県安中市磯部温泉で開催されます。
 戦後半世紀近く続いた自民党政権に代わり、民主党連立政権誕生後の新しい情勢の下でひらかれる初めての全国大会です。
 足利事件、布川事件の再審開始決定で国民の裁判への信頼が深まる一方、葛飾ビラ配布弾圧事件の最高裁有罪判決、国公法・世田谷事件控訴審での弁護側申請証人の全員却下決定など、憲法の番人であるはずの裁判所が、治安維持の名のもとに憲法を踏みにじり、人権と民主主義を蹂躙して恥じません。
 裁判員制度が始まり、国民の裁判への関心が高まっている時だけに救援会の果たす役割は重要です。
 また、今年は日米安保改定50周年の年です。 安保について考え、60年安保闘争を学ぶことも大切です。
現在多くの国民が注視している沖縄の普天間基地は、この安保条約締結と共に「合法的」なものとして拡大され、沖縄県民を危険にさらしてきました。 今こそ沖縄県民の民意である無条件撤去が急務です。
 3月8日から12日まで日米共同訓練が築城基地で行われます。 築城基地には昨年10月から弾道ミサイルも迎え撃つ能力を持つ地対空誘導弾パトリオット3(PAC3)が中国地方以西の航空基地に初めて配備され、築城だけでなく全国の基地が強化されています。
 このような情勢のもとで2月11日〜12日開かれた第55回中央委員会が開催され、「救援運動の感動を広げ、会員を増やそう」と全国大会を5万名会員で迎えようと決定されました。
 福岡県本部は1500人、総支部は700名会員をめざします。
 一人でも多くの会員がこの拡大キャンペーンに参加し、新しい仲間を迎えるために力をつくしましょう。


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■亡き人への思いを
 新ご遺族へ式典説明会

 2月28日、今回解放運動無名戦士墓に合葬されるご遺族に式典の説明と参加をご案内する集いが戸畑生涯学習センターで、北九州いしずえ会と救援会の共催でひらかれました。
 集いは午後1時30分からと、18時30分からの2回行われ、10人の新ご遺族が参加され、昨年の式典のビデオを見た後、亡き人への思いを込めて黙とう。 Sいしずえ会副会長から激励のご挨拶を受け、救援会から式典の歴史、参加要領の説明がありました。
 それぞれの自己紹介では「青山に合葬されることを望んでいたと思うので、お話があった時喜んでお願いした。 ぜひ式典に参列したい」「突然の死でまだ受け入れきれていないが、娘と二人で参加します」と涙ながらに話されるご遺族、それぞれが亡き人への深い思いを語り合いました。
 今回の式典には北九州・筑豊関係から12遺族18人が参列されます。
 この式典はみなさんのカンパでとり行われ、ご遺族お一人ですが旅費、宿泊、都内見学の費用をまかなっています。 総支部は募金に取り組んでいます。 みなさんのご協力をお願いします。


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■9条の会福岡県連絡会5周年記念
 いのちと憲法を語る

 と き 4月3日(土)14時〜
 ところ 福岡国際会議場

第1部
 心に響く管弦楽の調べ
第2部
 財界人が語る憲法9条  
 経済同友会終身幹事     品川正治
国を動かしたいのちの訴え 
 薬害肝炎全国原告団代表  山口美智子
憲法9条日本と世界   
 九条の会事務局長      小森陽一


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■福岡県民集会
 日時 3月21日(日)10時〜
 10時 いのちとくらしの相談会 (医療、生活、労働、健康、法律等)
 13時 県民集会
  1、 沖縄からの訴え
  2、核兵器廃絶の訴えなど
 会場 冷泉公園 
 集会終了後 天神まで わくわくパレード


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■地域でも,法廷でもワイケーサービス包囲される
 九州定温輸送のたたかいもいよいよ大詰めです。
 3月8日開かれた公判には九州定温輸送の社長だった村上義弘ワイケーサービスの取締役の証人尋問が行われました。
 会社側弁護士の質問に、藤三商会の倒産で経営が悪化し、取引先の菱食に値下げを交渉したが成功せず、赤字営業所を次々閉鎖したが追い付かず解散したと予定通りの証言。
 続いて行われた原告側反対尋問で、村上社長は「経営の見直しを迫られる中で、『営業所の個別事情を順次検討して』と証言しているが何を具体的に検討したのか」など、経営の見直しを真剣に行っていたのかの質問に「担当の木田と話し合った」というだけで、メモも協議に使った資料もないなどの答えに、「何が何でも解散」以外社長の頭にはなかったことが明らかになりました。
 裁判は、この日の公判で具体的な審理は終了し、5月18に(火)13時30分結審することが決まりました。
 これに先立って原告団は、ワイケーサービスのある埼玉のオルグを行い2月24日、3月5日と波状的に地域の労働者に訴えワイケ―本社、関連企業への要請を強め、「確実に!着々と!」ワイケーサービスの包囲網は強まっています。
 また、法廷においても、100人近い大法廷がほぼ満席になるなど、法廷も包囲されてい
ます。勝利目指していっそう支援を強めましょう。


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■爪ケア事件
 検察官立ち往生する場面も

 3月5日開かれた爪ケア事件公判は、Uさんへの検察官の反対尋問が行われました。
 Uさんは、検察の質問に落ち着いて、しっかり記憶をたどりながら答えましたが、検察官は引用した調書の特定を弁護団から求められ、判らなくなり、立ち往生する場面もあり、その杜撰さに憤りを覚えました。
 また、申請した証人(Y産業医科大学形成外科医)の尋問事項に裁判官からも不適切な内容だと指摘され、削除される場面もあり、弁護側の攻勢的な姿勢が法廷を圧倒しました。
 報告集会では、Uさんの元上司の看護師さんが「事件直後、私たち看護師はみんなケアだと言っていた、Uさんを守れなくて申し訳ない」と語るなど、このUさんの行為を「傷害罪」だと起訴した検察官の誤りがいよいよ明らかになってきました。
 次回(6月24日13時30分)です。


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■自由ヶ丘高校M・I先生解雇事件
 二先生を1日も早く教壇に

 自由ヶ丘高校を解雇され、解雇撤回闘争をたたかっているM先生、I先生の解雇撤回を求める集会が2月24日オリオンプラザで開かれました。
 I先生は1月28日福岡高裁で解雇を認める不当判決がだされましたが、最高裁に上告してたたかう決意を述べました。 M先生は、教え子が新たな陳述書も提出してくれ、1日も早く高裁で勝利し、I先生と共に1日も早く教壇に戻りたいと支援を訴えました。
 集会後、九州女子大学までペンライトを持って行進、シュプレヒコールで市民に支援を訴えました。
 M先生の裁判は4月13日14時から高裁で開かれます。


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■公判・集会
▼裁判員裁判(判決)
  3月15日(月)10時
▼裁判員裁判
  3月17日(水)〜19日(金)
▽革新懇総会
  3月20日(土)13時
  戸畑生涯学習センター
▽福岡県民集会
  3月21日(日)13時
  冷泉公園
▽名張毒ぶどう酒事件全国現地調査
  3月27日(土)〜28日(日)
  名張市
▽9条の会福岡県連絡会5周年記念講演会
  4月3日(土)14時
  福岡国際会議場
▽国民救援会九州ブロック会議
  4月3日(土)〜4日(日)
  長崎県伊王島
▽裁判勝利をめざす全国交流集会
  4月11日(日)〜12日(月)
  熱海市
▼自由ヶ丘高校・M先生解雇事件
  4月13日(火)14時(高裁)
▽「慰安婦」問題から女性の人権を考える集い
  4月17日(土)13時30分
  小倉リーゼントホテル
▼春日病院・Tさん解雇事件
  4月19日10時(高裁)


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