救援新聞・北九州版 2008年12月15日

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★ 目  次 ★
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 ■引野口事件勝利の教訓をすべての裁判勝利の力に
  平和,人権,民主主義を守る砦,救援会を大きく
  北九州総支部,若松支部大会開かれる
 ■干渉・妨害、どんな小さな情報も救援会に!
 ■九州定温輸送解雇事件
  2月19日結審,要請署名,ハガキに全力を!
 ■「人間として,幸せに生きる権利」求めて
  生活保護裁判合同報告会ひらかれる
 ■自由ヶ丘高校解雇事件
  I先生に不当判決
  ただちに福岡高裁に控訴
 ■会費納入・年末募金・会員拡大
  年末強化期間を成功させよう


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■引野口事件勝利の教訓をすべての裁判勝利の力に
 平和,人権,民主主義を守る砦,救援会を大きく
 北九州総支部,若松支部大会開かれる

北九州総支部大会
十一月十九日、北九州生涯学習総合センターで第二十六回総支部大会が三五名の参加で開かれました。
 大会には、今年三月無罪判決を勝ち取った、えん罪・引野口事件のKさん親子、北陵クリニックの守大助さんのお母さんが参加されお礼と訴えがありました。
 大会は、Y常任委員の開会の挨拶で始まり、Fさんを議長に選出、日本共産党からH市議会議員が、また県本部からO副会長から来賓のあいさつをいただきました。 来賓のお二人は異口同音に、引野口事件のKさんを迎えて大会が開かれたことに、喜びと救援会の果たす役割の重要性を強調されました。
 大会では、A総支部長のあいさつに続いてK事務局長の総括と方針の提案があり、それにもとづいて討論がおこなわれました。
 討論では、田母神発言に関して、自衛隊では多数派の意見であり、恒久法案反対のたたかいが一層重要になっている。 また海外派兵はプラン化され、アフガン派兵は予算化されている。 国家公務員の定員が削減されているが、国家公務員の半数は自衛隊員で、一線の労働者は大変な状況になっている。 国民各層の連携、連帯が大切になっている。 など情勢について、平和委員会や憲法ネットの役員さんから発言がありました。
 また、裁判員制度についても、このままでは、市民がえん罪に手を貸す事になりかねないし、検察官提出証拠の「目的外使用」など新たな弾圧法規にもなりうる。 真の市民参加の司法制度にするためにはいまが頑張り時。 との発言もありました。
 事件関係者の訴えは、九州定温輸送に続いて新たに闘いはじめた自由ヶ丘高校や、新栄会病院、春日病院、佐川急便など参加した会員も始めて聞く事件もあり、労働状況の厳しさを示す報告となりました。
 事件関係者の最後に北陵クリニックの守祐子さんが「息子は無実です。 助けてください。 再審を今準備していますが、息子に激励の手紙をお願いします」と涙ながらに訴えられました。
 最後に運動方針と「裁判員制度で緊急に改善を求める決議」など八件の決議を採択し、役員を選出し大会を終了しました。
 大会には北九州地区労連、北九市職労、救援会埼玉県本部からメッセージが寄せられました。

若松支部大会
 十一月二十九日、若松市民会館において三十九名の参加で開かれました。 N市議、S県本部事務局長の来賓あいさつに続いて引野口事件のKさん親子がお礼のあいさつをされ、Y事務局長から総括と方針の提案がされました。
 討論では、九州定温輸送支援する会会長さんより「このたたかいは現在のレッド・パージであり、日弁連が声明を出したように絶対許してはいけないたたかいです。 いよいよ判決が来春には予定されています。」と訴えがあり、運動方針を採択、新役員を撰出しました。
 その後、若松支部恒例の懇親会に移り、会員さん手作りのお弁当を食べながら裁判員制度について激論が交わされ、「この制度はわれわれの民主主義の習熟度がとわれる制度だと思う。 もっともっと学習や意見交換の場を設けよう」との発言で和やかで、熱気にあふれた大会を終了しました。


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■干渉・妨害、どんな小さな情報も救援会に!
 093・531・6871


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■九州定温輸送解雇事件
 2月19日結審,要請署名,ハガキに全力を!

 十二月四日九州定温輸送の第十二回公判が地裁小倉支部で開かれました。 当日は原告団の最後の証人としてY分会書記長が証言台に立ちました。 Yさんは会社に請われて定温輸送に入社した経緯から、組合結成にかかわるようになると差別的な扱いを受けるようになったこと、連結決算さえすれば赤字にならないことなどの実態を堂々と証言しました。
 裁判はこの日で実質的な審理は終わり、二月十日までに双方最終準備書面を提出し、二月十九日(木)十時からの公判で結審することが決まりました。
 たたかいは最終段階になりました。 当日も早朝から西小倉駅前宣伝、午後からは裁判所前で宣伝行動を行ない、裁判所に公正裁判を要請し、金田公園で決起集会を開き、公判に臨むという最終盤にふさわしい体制で取り組みました。
 原告団は、十月三十日の総会、決起集会の成功に続き、宣伝行動などの独自の取り組みと合わせ、全労働争議解決中央集会に参加し、ワイケー本社要請、宣伝行動を行ないました。 また、十一月二十七日に行なわれた北九州争議解決総行動では、北九州市に早期解決への働きかけを要請するとともに、りそな銀行へも要請を行ないました。
 現在裁判所へ約二、〇〇〇の団体署名と四〇、〇〇〇万筆の要請署名を届けています。 また要請ハガキは一、三〇〇枚を普及しています。
 一筆でも一枚でも署名やハガキを裁判所に! 支援を訴えます。

今年最後の宣伝行動
 十二月十四日 十三時三十分
 小倉北区 リバウォーク


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■「人間として,幸せに生きる権利」求めて
 生活保護裁判合同報告会ひらかれる

 現在北九州でたたかわれている生活保護にかかわる裁判、三件(生存権裁判、違法就労指導裁判、自動車保有裁判)の合同報告会が十一月二十一日、小倉北区のムーブで約九十人の参加で開かれました。
 報告会は全国の生活保護裁判についてT弁護士から報告があり、北九州は全国の中でも裁判は多い。 しかし裁判になっていない違法事例は沢山ある。それらを許さないためにも個別の裁判の勝利の重要性が話されました。
 続いてそれぞれの裁判の当事者(原告)と弁護士から事件の紹介と訴えがありました。
 生存権裁判からは、先日の公判で証言したN先生とサポートセンターのSさんが裁判で証言した内容を報告しました。
 最後に毎年削られる社会保障予算の中で最後のセーフティーネットといわれる生活保護制度を拡充させていくの重要性が訴えられ、裁判への一層の支援を申し合わせましました。


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■自由ヶ丘高校解雇事件
 I先生に不当判決
 ただちに福岡高裁に控訴

 福原学園、自由ヶ丘高校のI先生は生活文化科の廃止を理由に整理解雇され、その取り消しを求める裁判の判決が12月2日地裁小倉支部で行なわれ、青木亮裁判長は解雇を認める不当な判決をだしました。
 判決は「学園は解雇回避の努力を尽くした、人選も合理的、経営も厳しかった」と学園の言い分をそのままなぞったもので、I先生が主張していた「I先生1人だけ解雇して経営難が解決するなど考えられない、まして20年度には家庭科講師を採用している」には全く応えていないひどい判決です。 I先生は「こんな不当な判決は許せない」と控訴してたたかう決意を表明し、一層の支援を訴えています。


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■会費納入・年末募金・会員拡大
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