救援新聞・北九州版 2007年10月15日

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★ 目  次 ★
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 ■「戦争をする国」づくりを許さず、すべての事件勝利をめざして
  第25回総支部大会を成功させよう!
 ■解放運動無名戦士 第20回北九州追悼会に参加を
 ■「小さいながらも、われらの事務所」
  若松支部・事務所お披露目懇親会を盛大にひらく
 ■えん罪・引き野口事件
  検察・片岸みつ子さんに懲役18年を求刑
 ■九州定温輸送裁判傍聴を


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■「戦争をする国」づくりを許さず、すべての事件勝利をめざして
 第25回総支部大会を成功させよう!

 一〇月一〇日、「えん罪・引き野口事件」に懲役十八年の求刑がありました。
 安倍総理大臣の前代未聞の政権投げ出しのあと、福田内閣が成立しましたが、参議院選挙での大敗の反省はなく、安倍路線が大きく変更されるとは考えられません。
 一方、沖縄県民11万6千人が教科書から消された「沖縄戦『集団自決』への日本軍の関与」に抗議して県民集会に結集しました。
 戦争をする国づくり、貧困と格差が推し進められる中、救援会への人々の期待は大きくなっています。
 国民救援会は来年4月、創立80周年を迎えます。この記念する年を強大な救援会を建設して迎えようではありませんか。
 最高裁でたたかう「大石事件」、労働者の権利を守るたたかい「九州定温輸送裁判」、「えん罪・引野口事件」すべての裁判勝利をめざして全会員の総力を!
 大会には、会員ならびに事件関係者は誰でも参加できます。 積極的な参加をお願いします。

日本国民救援会 北九州総支部第25回大会
 日時・10月25日(木)18時〜
 場所・戸畑生涯学習センター


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■解放運動無名戦士 第20回北九州追悼会に参加を
 例年秋に行なっています「解放運動無名戦士北九州追悼会」を左記の日程で挙行します。 この式典は、3月東京青山の「無名戦士墓」に合葬された北九州関係の人々の合同追悼会として行なっているものです。
 今年新たに合葬された人の中には、平和運動ではなくてはならなかったIさん、業者運動に献身されたIさん、婦人運動、教育運動に奮闘されたOさん、クレサラ運動の先駆者・Nさんなど16名の方々です。
 志半ばで倒れられた先人の遺志を引き継ぎ、発展させることを誓い合う追悼会に多くの方の参加を訴えます。
 日時・10月21日(日)13時
 場所・レインボー・プラザ


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■「小さいながらも、われらの事務所」
  若松支部・事務所お披露目懇親会を盛大にひらく

 若松支部では会員さんの協力でずっと自前の事務所を維持してきましたが、都合で明け渡さなくてはならなくなり、引越し先を探していましたが、プレハブの新築の事務所をもつことが出来ました。
 新しい事務所は年金者組合の奥に、地主のGさんの好意で建てさせてもらい、3月末かわいい事務所が出来ました。
 事務所完成は選挙戦の最中だったので、お披露目ができないまま救援運動のセンターとして、多くの人に喜ばれながら仕事が始められていましたが、是非お祝いをと9月30日、22名の参加でお披露目の懇親会をお隣の年金者組合で開きました。
 懇親会ではK支部長の音頭で乾杯、共産党地区委員長のお祝いのご挨拶があり、親睦を深めました。
 この懇親会の取り組みで新しい会員を2人迎えました。


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■えん罪・引き野口事件
 検察・片岸みつ子さんに懲役18年を求刑

 「えん罪・引野口事件」の論告・求刑公判が一〇月一〇日、福岡地裁小倉支部で開かれ、検察は片岸みつ子さんに懲役十八年を求刑しました。
 検察は139ページ、4時間近い論告のなかで、いままでの公判の中で明らかにされた都合のいい部分だけをつなぎ合わせ、それらの証言や鑑定は信用できるが、弁護側が出した鑑定については「専門家ではない」「写真での鑑定である」などと言いがかりをつけて「信用できない」とした説得力のない、中身の薄いものでした。
 また、犯行告白を聞いたという同房者の供述についても、「供述の変遷は自然で、真摯な態度で信用性が高い」と決め付け、八幡西署に移送された事情について述べた取調べ警察官の証言をも無視する、いいとこどりの主張に終始しました。  
 最後に検察官は「実家の財産を守るため、兄嫁を追い出し、自分の思うようにならない兄に憤懣の情を募らせていた」と決め付け、「逃げられない兄を刺殺し、放火した態様は卑劣で残忍、悪質、情状酌量の余地はない」しながらアルコール依存症の被害者の面倒を看ていたことなどを考慮し懲役18年が妥当という求刑でした。
 公判後開かれた報告集会で弁護団は「想定された内容の論告だった、最終弁論では一つ一つきちんと反論していく」と決意を述べました。
 また、片岸和彦さんは、「母親はどういう思い出聞いていただろうかと思った、無実であることに確信を持っているし、来春早々には無罪判決が出ることを信じている。 母を犯人だとする証拠はなかった。 真犯人はどこかにいて笑っている。 捜査機関は真犯人を探してほしい。 最後までご支援を」と訴えました。


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■九州定温輸送裁判傍聴を
 10月25日(木)16時
 福岡地裁小倉支部
 今回の法廷も書類の交換が主ですが、次回から本格審理が始まります。 私たちの解雇への怒りの大きさを、満員の法廷で裁判官に示しましょう。


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