救援新聞・北九州版 2007年4月15日

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★ 目  次 ★
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 ■選挙弾圧・大石裁判
  秋には判決、無罪判決を求める運動を大きく広げよう!
 ■九州定温輸送解雇事件第1回裁判
  「安心して働ける職場を求めた労働組合をつぶす目的で、
  会社を解散することが許されるはずはありません」
 ■統一地方選後半戦  のびのび正々堂々と旺盛な選挙運動を!
 ■片岸みつ子さんを1日も早く子供さんの元に
  第1回全国現地調査参加して
 ■『遺志を継いで‥‥』の決意誓う
  第60回解放運動無名戦士合葬追悼会に参加して


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■選挙弾圧・大石裁判
 秋には判決、無罪判決を求める運動を大きく広げよう!

 選挙弾圧・大石裁判がいよいよ大詰めです。 4月27日には大石市議本人尋問と、地元の後援会員、それに日弁連の国際人権規約担当弁護士が証言し、5月30日最終弁論、9月ごろ判決の予定です。
 福岡高裁に闘いの場を移してから、救援会福岡県本部が中心になり、毎週木曜日におこなう裁判所要請は40回を数え、61,887筆の署名を提出するとともに延277人の代表が直接裁判所に無罪判決を要請しました(4月5日現在)。
 北九州の支援する会からは3回の要請(延12名・1800筆)を行いました。
 次回は5月17日が予定がれています。 一言裁判所に直接述べたいというご希望の方はぜひ参加ください。 また、要請書も代表に言付けます。 あなたの思いを手紙に書いて要請書として裁判長に書いてください。 要請署名とは別に裁判所に届けます。
 大石さんは、2月行われた選挙で、見事なトップ当選を果たし、豊後高田市民が大石さんは豊後高田の議員にはなくてはならない人だと意思表示しました。 この豊後高田市民の思いを裁判所に届け、なんとしても無罪判決を、議員資格剥奪を狙う検察官の策動を打ち砕きましょう。

傍聴参加のお願い
 4月27日(金)13時30分
 福岡高等裁判所
 マイクロバスがでます。
    <小倉―若松コース> 小倉駅北口9:30分発
    <八幡―国道3号線コース> 七条スピナ前9:30分発


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■九州定温輸送解雇事件第1回裁判
 「安心して働ける職場を求めた労働組合をつぶす目的で、会社を解散することが許されるはずはありません」

 九州定温輸送解雇事件の第1回口頭弁論が3月15日10時より福岡地裁小倉支部で開かれました。
 当日は県内各地から100名近い支援者が駆けつけ、労働組合運動の自由、安心して働ける職場を求めて闘う定温輸送の仲間を応援しました。
 裁判では、原告団を代表してKさんが緊張した面持ちで、熱っぽく意見陳述を行いました。
 Kさんは、現在の苦しい生活のこと、労働組合を結成するようになったいきさつ、その中で受けた差別、労働組合を結成してからの活動などを語り、会社が労働組合を嫌悪し、どのようなひどいことをしたかを具体的に陳述しました。 そして「私たちがしていた業務は、三友通商に引き継がれ、株式会社ワイケーサービスはそこから家賃収入を得ています。 私が配送で使っていたトラックは、登録証明書もワイケーサービスの名義です。 九州定温輸送の解散は、私たちを路頭に迷わせる一方で、役員は株式会社ワイケーサービスのグループ会社の役員に名を連ね、何不自由のない生活を送っています。」 「この裁判は、単なる労働争議ではなく、会社解散に名を借りた、新しい形の労働組合つぶしが許されるのかが問われています。 裁判所におかれては、経営の自由の名の下に、労働組合つぶしを目的にした会社解散が許されることなのか、慎重に吟味していただきたい」と熱く語りました。

第2回口頭弁論
 5月10日(木)10時
 福岡地裁小倉支部


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■統一地方選後半戦  のびのび正々堂々と旺盛な選挙運動を!
 どんな小さな情報も救援会にご連絡ください 093−531−6871


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■片岸みつ子さんを1日も早く子供さんの元に
 第1回全国現地調査参加して

 3月24日、事件発生の日時に合わせて行われた現地調査は、悪天候にもめげず、参加者は50人を超え、事件発生から3年が過ぎて初めて開かれる現地調査への関心の高さが感じられました。 また、長男和彦さんの奔走でマスコミ取材も多く、この事件が注目されていることを心強く思いました。
 鹿児島からお招きした「踏み字事件」の川畑幸夫さんから体験談をお聞きして、強引な取調べによるえん罪被害が跡を絶たないことに改めて怒りを覚えました。
 それにつけても心に残ったのは、A弁護士が引野口事件の説明の中で、「二転三転している同房者の供述が証拠として認められるなら、いくらでも作文できる。 今までより更に悪質な取り調べ方で誰でも犯人にできる。 代用監獄の弊害であり違法収集証拠だと主張している」と話されたことです。 えん罪の温床となっている代用監獄の廃止を訴えていくことも大切だと思いました。
 広い敷地内の焼け落ちた事件現場は想像を絶する光景でした。 お世話していたお兄さんを亡くし思い出の亡くし思い出の実家まで失ったみつ子さんが、よりによって事件の容疑者にされていることを思い、胸がいっぱいになりました。
 一貫して無実を訴えているみつ子さんに、検察側はきちんとした捜査もせず、につじつまが合わない筋書きを作り、殺人放火の罪を押し付けていることも確認されました。 本当に許せないと思いました。 今回参加して、事件の真実について一層理解を深めることができ、現地調査の大切な役割を再認識しています。 新たな気持ちで事件に向き合い「必ず無罪を!」と心に刻みました。        (Sさんからの投稿)


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■『遺志を継いで‥‥』の決意誓う
 第60回解放運動無名戦士合葬追悼会に参加して

 各界・各分野で社会進歩のための活動を続けられて、志なかばで亡くなられた皆さんの生前の活動を顕彰し遺志を引き継ぐ決意を固めあう式典、解放運動無名戦士合葬追悼会が今年も厳粛に執り行われました。
 3月18日、東京・日本青年館に、今年新たに合葬された998名の方々のご遺族や関係者1300名が参加しました。 式典では、998名全員のお名前が読み上げられ、日本共産党の副委員長、全労連の副議長、新婦人の会長が追悼の言葉を述べ、新遺族を代表して、北海道のMさんに続いて大牟田のSさんのご遺族が、故人の活動の思い出と遺志を引き継ぐ決意を述べました。
 北九州からは、O氏夫人、S氏・ご子息、N氏夫人、N氏夫、A氏娘さんんが参列されました。 Oさん、Sさん、Nさんは、Y常任委員と新幹線で上京、車内で故人の思いでを語り合いました。 Yさんから無名戦士墓や追悼会の由来や歴史について話がありました。
 翌19日は、浅草。 浅草寺の観光・国会議事堂の見学があり、庶民の願いを反映する浅草寺の線香の煙と、その願いに背を向け続ける国会の有り様について考えさせられる1日となりました。 『あの国会を、名実ともに国民のものにするために頑張ってくれ』、亡くなられた方々の慈愛に満ちた顔・顔が胸に去来する、意義深い行事となりました。


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