救援新聞・北九州版 2006年11月15日

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★ 目  次 ★
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 ■情勢に見合った強大な救援会を建設しよう!
  総支部大会、真剣に、楽しく、活発に討論
 ■憲法と国際方を学び確信を持って選挙活動を
  のびのび選挙学習会にあなたも参加を!
 ■定温輸送・不当解雇事件
  労働者の働く権利を求めて、いよいよ本訴へ、11月8日提訴
 ■えん罪・引野口事件
  片岸みつ子さんが証言します。 傍聴を 11月22日(水)13時30分〜
 ■選挙弾圧・大石事件
  「北九州の会」3度目の裁判所要請
 ■公判・集会


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■情勢に見合った強大な救援会を建設しよう!
 総支部大会、真剣に、楽しく、活発に討論

 11月2日、北九州総支部第24回大会が戸畑生涯学習センターで27名の参加で開催されました。
 大会はK遠賀中間支部支部長の開会あいさつで議長団を選出。A総支部長が急な仕事で遅刻の報に、急遽前M総支部長が総支部長挨拶を代行。
 来賓のA日本共産党北九州市議、S救援会福岡県本部事務局長両氏挨拶をいただき、K事務局長の議案提案のあと、11名が発言し、運動方針、決算、予算を採択し、新役員を選出しました。

厳しい情勢を反映し、熱気に満ちた発言続く
討論では、情勢について平和委員会のSさんが「民主運動への攻撃が全面的に行なわれている。 ハードの面では自衛隊の強化。 防衛庁の省への昇格など。 ソフトでは教育基本法の改悪など心の問題に対する攻撃が強められている。 それに対して民主陣営が充分に対応しきれていない。 国民保護法など私たちが知らないことが多い。 救援会ももっと鋭く情勢を捉えることが重要」と厳しい指摘もされました。
 また、選挙弾圧・大石事件についてHさんから、「全国から多くの傍聴がかけつけていることに感動しているが、言論・表現の自由を守る闘いとして、他の同種の事件との連携を北九州から投げかけていくことが必要では」と問題提起が行なわれました。
 諸事件の取り組みについては、定温輸送のKさんから「一審の不当な判決を許すことはできない。 11月8日に本訴を提訴し、判決報告集会を開き、新たな闘いに取り組む。 いっそうの支援を」と訴え、引野口事件の片岸さんはお母さんからのメッセージを読み上げ、事件の全容について報告し、「年内1万筆の署名を裁判所に届けたい」と署名への協力を訴えました。
 全国から注目され、北九州の保護行政を鋭く糾弾してたたかっている生存権裁判の闘いでは10月23日から行なわれた北九州市への全国調査団の報告が行なわれ、28人全員の生活保護の申請が受理されたと闘いの前進が報告されました。
 また、住基ネット離脱を要求する闘いの報告では「自分のことが自分で決められない」ひどい制度で、市場化テストと結合されて「公務員の首きりが行なわれ、安否確認などを口実に国民は総監視体制に置かれることになっている」と市当局の態度も報告されました。
 いしずえ運動はNさんから秋の追悼会について報告され、組織問題については若松支部が「19名の拡大を達成した。 支部大会までに20名を実現させたい」と報告、事件の訴えで参加していた元会員が「私再入会する」と名乗りあげ、大会会場で20名を見事達成することができました。
 また、会場のある戸畑区から県会議員に立候補を予定しているKさんも出席され、ソーシャルワーカーの経験から「北九州の生活保護行政の実態調査にも参加したが、私たち自身がもっと権利を主張することも大切だ。」とマスコミの取材などに「苦しい、生活できない」とはなかなかいえない人が多い実態を報告されました。
 討論は厳しい情勢の報告や裁判の困難な状況の発言が相次ぎましたが、会場はその情勢をはね返す確信と笑いに満ちた楽しい大会でした。
 大会には、北九州地区労働組合総連合、自治労連北九州市職員労働組合、建交労福岡県本部八幡支部の3団体からメッセージが寄せられました。ありがとうございました。


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■憲法と国際方を学び確信を持って選挙活動を
 のびのび選挙学習会にあなたも参加を!

と き・12月9日(土)14時〜
ところ・戸畑生涯学習センター
講 師・救援会中央本部副会長


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■定温輸送・不当解雇事件
 労働者の働く権利を求めて、いよいよ本訴へ、11月8日提訴

 11月8日、九州定温輸送の解雇された建交労組合員5名はは仮処分一審の不当決定に対し、その取り消しを求めて本訴を提訴しました。
 仮処分で裁判所は「会社には解散する自由がある、そして解散の理由が労働組合を嫌忌したことであっても合法である」と労基法も、労働組合法も無視したひどい内容でした。
 弁護団と原告団は裁判所に訴状を提出した後、弁護士会館で記者会見を行ない、弁護団は「本訴では解雇の効力を正面から訴えて闘う、解雇撤回だけでなく違法行為に対して慰謝料も請求している」、と訴状の内容を説明しました。
 また、原告団を代表してN分会長は「組合をつぶして当たり前のような世の中にしてはいけない。 『正義の闘い』なので何としても勝たねばならない」と決意を語りました。
 組合と支援共闘会議では11月30日に「決起集会」を開催します。 一人でも多くの参加を訴えます。

定温闘争本訴勝利をめざす決起集会
 11月30日(木) 午後6時30分
 戸畑生涯学習センター


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■えん罪・引野口事件
 片岸みつ子さんが証言します。 傍聴を 11月22日(水)13時30分〜

 救援会総支部大会に片岸みつ子さんから訴えの手紙が届けられました。 抜粋して紹介します。

 平成16年3月24日夕方、実家が火災になり、足が不自由になっていた兄は逃げおくれ、焼死したものだと思っていました。 翌日私は頼まれていた兄の遺志を叶えるため兄の預金を下ろしました。(中略)
 葬儀のあと、警察から身近に出入りしていた妹ということで事情を聞かれ、初日兄の預金を下ろしたことを告げました。 何度か事情を聞かれた後、新聞で兄の死が単なる焼死ではなく”殺害され放火“されたことを知りました。
 5月25日逮捕され、10日後夫が亡くなり葬儀の日に無理やりポリグラフを受けさせられました。 事件当日一緒にいた生き証人である夫が亡くなったことで、併せて殺人放火の取り調べとなり、ひどい扱いで嘘つき呼ばわりされ、犯人扱いまでされ、更に自白を強要されるようになりました。 (中略)そして起訴されました。
 その後21歳の女性と同房なり、その女性の供述のみで全く身に覚えもなく、私自身口にもしていない兄への殺人、放火の汚名を着せられ再々逮捕され起訴されたのです。 私は同房者の嘘の証言のみで、一方的に殺人、放火の罪を擦り付けられたのです。(中略)
 私はこのような人間の嘘が絶対許せません。 逮捕されまもなく2年半になりますが、この間私の気持ちを支え続けてくれたものは3人の子供達と、子供達を支援し続け、1回目からずっと裁判を傍聴してくださり、応援下さった夫の友人、知人達、また身近な方々の変わらない熱い気持ちと共に国民救援会の皆様方の暖かいご支援のお陰だと感謝の気持ちで一杯です。
 私は、真実は絶対に明かにされると確信しております。 どうか引き続きご支援のほど宜しくお願い致します。


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■選挙弾圧・大石事件
 「北九州の会」3度目の裁判所要請

 毎週木曜日に「大石さんに無罪判決を」と裁判所要請行動が取り組まれていますが、11月9日、「大石さんを支援する北九州の会」代表5名が裁判所に要請に行きました。
 代表は応対に出た主任書記官に604筆の署名を届けるともに、「真面目に市民に自分の政策、意見を知らせたことが犯罪になるとは考えられない」などとそれぞれ大石さんに無罪判決をと要請しました。

次回要請
 十一月二七日(月)十一時〜
 引き続き全国活動者会議を弁護士会館で行ないます。


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■公判・集会
▽ 名張毒ぶどう酒事件全国支援者集会
 11月18日 13時30分
 名古屋市・東別院会館ホール
▽ 再審・えん罪事件  全国連絡会第15回総会
 11月19日 10時
 名古屋市・労働会館本館会議室
▼ 引野口事件裁判
 11月22日 13時30分
 福岡地裁小倉支部
▽ 選挙弾圧・大石事件最高裁要請
 11月27日 11時
 福岡高裁
▽ 選挙弾圧・大石事件全国活動者会議
 11月27日 13時30分
 福岡県弁護士会館
▼ 生存権裁判
 12月20日 14時
 福岡地裁


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