救援新聞・北九州版 2006年7月15日

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★ 目  次 ★
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 ■公選法弾圧 大石市議事件
  高裁で必ず無罪判決を闘いとろう!
  控訴審第1回公判 全国から260人参加
 ■総決起集会ひらかれる
  九州定温輸送
 ■平和行進、原水禁大会に参加しよう
 ■救援会をもっと強く、大きく
  全会員の奮闘で全国大会を成功させよう
 ■京築支部準備会ひらかれる
 ■全国大会に総支部から7名の代表が参加します
 ■えん罪 引野口事件
  若松で学習会、「Kさんの無実を確信した」
  接見禁止解除される


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■公選法弾圧 大石市議事件
 高裁で必ず無罪判決を闘いとろう!
 控訴審第1回公判 全国から260人参加

 7月7日、公選法弾圧・大石市議事件の控訴審第1回公判が開かれました。
 公判には全国16都府県260名を越す支援者が駆けつけ、福岡高裁は「一審の不当判決は許せない」の熱気に包まれました。

北九州から77名が参加
 大石さんを支援する北九州の会と救援会では「無罪判決を闘いとるために全力をあげて闘う」ことを申し合わせ、公判期日が決まった段階で八幡と戸畑の年金者組合のマイクロを借り、50人以上を目標に傍聴参加に取り組みました。
 当日は2台のマイクロでは足りず、他に4台の乗用車を追加し、目標を大きく超過した77名が参加しました。
 傍聴できた人は3分の1くらいの人でしたが、参加できた人もできなかった人も、次回の公判にはもっと大勢の人に働きかけて参加したいという感想が述べられました。
 ことにはじめて参加して傍聴したひとは、弁護団の陳述、大石さんの活動に感動し、大石さんを見習って頑張ると決意を述べていました。
 また、この闘いは大石さん個人の闘いではない、政治活動、表現の自由を守るたたかい、必ず勝利しなくてはとの感想も述べられました。

次回公判
9月29日(金)13時30分より
パンフ:裁判資料 「福岡高裁における趣意書」
     申し込みは 救援会総支部事務局へ


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■総決起集会ひらかれる
 九州定温輸送に解雇されてたたかっている「建交労定温輸送分会」の解雇無効と地位保全仮処分を求めている審尋の決定が7月中にも出されることになり、勝利を目差し、解雇された青年を激励する「総決起集会」が7月5日小倉北区のムーブで130人が参加して開かれました。
 集会はまず青い空合唱団+有志のうたごえで定温の歌「俺たちは走り続ける」で始まり、堀田和夫支援共闘会議議長の挨拶に続き、吉野高幸弁護士の報告、各団体の激励挨拶につづいて、解雇されて1年、困難を乗り越えてたたかっている6名の原告が一人ひとり決意を表明しました。
 6名それぞれが1年間、バイトや求職活動をしながら闘ってきた苦労、なんとしても勝利したい、こんな理不尽な解雇を許さない社会をつくるためにも闘っていく。いっそうの支援をと訴えました。
 最後に「解雇争議が一刻も早く解決するよう強く会社に求める決議」を採択しました。


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■平和行進、原水禁大会に参加しよう
原水爆禁止世界大会
 広島大会 8月4日(金)〜6日(日)
 長崎大会 8月8日(火)〜9日(水)

平和行進
 7月15日(土)〜21日(金)
 中間、遠賀、北九州市内を歩きます。
 あなたの身近な地域を1歩でも2歩でも歩きましょう!


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■救援会をもっと強く、大きく
 全会員の奮闘で全国大会を成功させよう

 いよいよ全国大会が近づきました。若松支部は支部の拡大目標を達成し、支部大会までの目標も達成させて全国大会に代表を送ろうと奮闘しています。総支部の目標達成にはあと19名の拡大が必要です。 是非あなたが1人のお友達に入会を訴えてください。


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■京築支部準備会ひらかれる
 7月6日京築支部結成の準備会が開かれました。 築城基地強化が押し付けられようとしている情勢のもとで、市民の人権を守り、平和な町を作るためには、弾圧についてもきちんとした知識をもっことが大切と、忙しい中で有志に方が準備してくださいました。
 準備会では、「黙ってはいられない」のビデオを干渉し、総支部より経過報告、地元の方より意義について報告され、意見交換を行ない、当面「共謀罪」などの学習をつよめ、準備会を発展させ、支部結成を早急に行なおうと申し合わされました。


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■全国大会に総支部から7名の代表が参加します
 7月29日から31日まで滋賀県大津市で開催される第53回全国大会に北九州総支部から7名の代表を派遣することが決められました。
代表氏名
A総支部長,Y若松支部事務局長,Nいしずえ会事務局長,K引野口事件家族,K総支部事務局長,F直鞍支部事務局長(折衝中),定温輸送原告団(折衝中)
  派遣カンパにご協力ください。


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■えん罪 引野口事件
 若松で学習会、「Kさんの無実を確信した」
 接見禁止解除される

 6月29日若松市民会館で「大変なことが起こっています」と引野口事件野学習会を若松支部と北九州総支部の共催で開催し、40名を越す市民が参加しました。
 学習会は、A弁護士から事件の概要と裁判の争点が話されたあと、Kの息子さんから「母は無実です。 検察は違法なスパイをつかった捜査で母を殺人犯にしようとしています。 世論が裁判所を変えると思います。 ご支援をお願いします」と訴えられました。
 会場から「自分は事件現場近くに住んでいる。 新聞報道しか見ていなかったので、Kさんが犯人だと思っていた。 多くの人がそうではないだろうか」「こんな捜査がやられたら誰でも犯人にさせられてしまう」等の意見や質問が数多く出され、この事件の捜査の違法性が明らかになるともに、Kさんの無罪の確信がいっそう深まりました。 最後にK事務局長から、接見したKさんからのお礼のことづけが紹介されました。

「母は無実です。ご支援をお願いします」 (Kさんの家族より)
裁判勝利をめざす全国交流集会に参加して
 皆様のご協力により、6月27日母の接見禁止が解除されました。 本当に有難うございました。皆様から頂いた多くの署名が裁判所に通じたものだと思います。
 母が別件逮捕されてから2年が経過しました。 今回の集会に参加するまでは、えん罪事件がこれだけ多く存在し、多くの方が闘っておられることを知りませんでした。 報道機関による情報だけでは事件の本質を伝えきれないでしょう。 全体を通じての率直な感想ですが、「司法に対する危機感」の一言につきます。 明らかなえん罪事件でも無罪判決を勝ち取ることは容易でなく、弁護側が主体的に証拠を提出し無罪を立証するとともに、裁判所に対するアピール活動を続けなければ、裁判官の心証形成は難しいようです。 現状を厳しく捉えなおし、さらなる取り組みが必要だと考えています。 引き続き、ご支援、ご協力の程宜しくお願いいたします。

母の事件について
 母が巻き込まれた事件は、捜査機関の歪んだ捜査実態をそのまま反映しています。 捜査機関は自白証言を「証拠の王様」として考えており、自白証言を取りさえすれば「有罪間違いなし」と考えているようです。 こんな考えでは、自白の強要による冤罪事件はいつまでたっても無くなりません。 母は、一貫して容疑を否認してきました。 また外形的事実に基づく証拠は一切ありません 。しかし、接見禁止処分の最中に、未決状態の女性を同房者として房内に送り込み、その女性が母から聞いたとする犯行告白を自白と同様とみなして起訴に至っています。 この女性は2ヶ月半もの間、母と生活をともにし、その期間、自身の取調べを受けることなく、母との生活について取り調べられていたのです。 同房者の供述内容は変遷を続けており、到底信憑性のあるものとは思えませんが、捜査機関は母が同房者に変遷した供述したのだからしょうがない、と開き直るばかりです。 勿論ですが母は同房者に対して事件の話はしていません。
 今回の事件では前記のようにいくつかの違法捜査が行われています。 一つ目は、窃盗・威力業務妨害という別件逮捕、二つ目は、同房者を使ったスパイ活動(黙秘権の侵害)、三つ目は自白を強要する取調べ捜査です。
 このような違法捜査により母を殺人犯に仕立て上げようとする捜査機関を許すことは決してできません。
 弁護士の方々、また皆様方と力をあわせ、何が何でも一審での無罪判決を勝ち取るとともに、違法捜査の責任を追及すべく努力してまいります。 繰り返しになりますが、御支援、御協力のほど宜しくお願い致します。


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