救援新聞・北九州版 2006年2月15日

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★ 目  次 ★
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 ■九州定温輸送裁判・第一回審尋ひらかれる
  会社・答弁書も出さず、出頭もせず
 ■第53回全国大会成功をめざし救援会を拡大・強化しよう
 ■「共謀罪」粉砕の闘いを強めよう
 ■選挙弾圧・大石事件 許すな! 不当判決
  高裁勝利をめざす判決報告集会に参加を
 ■えん罪・大崎事件 最高裁特別抗告棄却の不当決定!
  抗議と原口さんへの激励を
 ■えん罪 引野口事件
 片岸さんには殺す動機はないし、アリバイもある・・・弁護側証人が証言
 ■第59回解放運動無名戦士
  合葬追悼会を成功させよう
 ■裁判・集会
  ▽ 思想信条の自由と北九州の「同和」教育の現状などの真相報告会
  ▽ 北九州春闘共闘連絡会総会学習会
  ▽ いま、北九州の市政を考える
  ▽ 連続憲法講座
  ▼ 定温輸送解雇事件裁判


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■九州定温輸送裁判・第一回審尋ひらかれる
 会社・答弁書も出さず、出頭もせず

 一月十九日、六〇人を超す人々に見守られ裁判所に仮処分の申し立て書を提出して九州定温輸送の裁判闘争の火蓋がきられました。
 また、同日の夕方には支援共闘会議がウエル戸畑で百二十一人の参加で結成されました。
 支援共闘会議と、原告団では『何がなんでも勝利を』の決意で、長峰分会長を組合専従として、組合員と、支援者で生活をささえ闘いを大きく展開することを決めました。

第一回審尋ひらかれる
 二月七日、第一回の審尋が福岡地裁小倉支部で開かれ、傍聴が出来ないにもかかわらず、北九州各地、遠くは福岡からも支援者が駆けつけ裁判所のロビーで固唾をのんで見守りました。 審尋終了後開かれた報告集会では弁護団より「定温輸送の親会社であるワイケーサービスは弁護士も会社関係者も出頭せず答弁書も提出していない」ことが報告されました。
 引き続いて六人の原告はそれぞれ、はじめての経験なのでドキドキしたが、短時間で終わって少しがっかりした。 これからは主役の意気込みで頑張るなどの決意が述べられました。
 報告に続いて今後の活動について支援共闘会議より『支援する会』を結成し、運動も恒常的な財政支援も行なえる体制を作ることが報告され、最後に団結ガンバロウを三唱して第一回の公判を終了しました。

次回公判
二月二八日(火)午後四時


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■第53回全国大会成功をめざし救援会を拡大・強化しよう
 第53回全国大会が7月29日から31日までの3日間滋賀県で開催されます。
 2月4日〜5日開かれた第48回中央委員会では救援会の「拡大・強化」を「緊急・重大な課題」として取り組むことが決められました。
 北九州総支部では最高時の会員数の回復を目標に取り組んでいます。
 中央委員会では
 ホップ(2月〜3月末)
 ステップ(4月〜5月末)
 ジャンプ(6月〜全国大会まで)
 と3期に分けて会員目標達成をめざします。
 大石事件や国公法事件など、不当な弾圧事件が多発しています。 情勢に見合った救援会の建設にあなたの協力をお願いします。


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■「共謀罪」粉砕の闘いを強めよう
 三度国会に上程された共謀罪新設法案が、衆議院で継続審議となっています。 「共謀罪」については「救援新聞」に「私も共謀罪に反対します」が連載されていますが、この法律は犯罪に着手する前に「合意」で罰しようとするもので、刑法の原則を根本から覆すものです。
 北九州では北九州各区で学習会が持たれ、署名も約1,000筆を集約しました。
 また、「共謀罪に反対する市民連絡会」(仮称)の結成も準備されています。
 引き続き署名運動に取り組むとともに、中央本部(全労連・自由法曹団共著)で発行されたパンフ『共謀罪五つの質問』の普及に取り組みます。
 パンフ希望者は事務局まで。


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■選挙弾圧・大石事件 許すな! 不当判決
 高裁勝利をめざす判決報告集会に参加を

 1月12日、大分地裁で出された罰金15万円公民権停止3年の不当判決に、全国で大きな怒りの声があがっています。 そして全国各地で怒りの判決報告集会が開かれ、「高裁では必ず無罪判決を」と早速高裁向けの署名運動に取り組まれています。
 北九州でも上記のように報告集会を開催します。 当日は大石さんも参加し、大石さんの闘いを紹介したビデオ「黙ってはいられない」も上映します。
 一人でも多くの方が、報告集会に参加され、福岡高裁で無罪判決を闘いとるために皆さんの知恵と力を貸してください。

報告集会
 日時:3月2日 午後6時30分
 場所:戸畑生涯学習センター


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■えん罪・大崎事件 最高裁特別抗告棄却の不当決定!
 抗議と原口さんへの激励を

 2月1日、大崎事件弁護団に最高裁から特別抗告棄却の決定(1月30日付)が送付されてきました。
 決定に書かれた理由はたった6行「本件抗告の趣旨は、判例違反をいう点を含め、実質は単なる法令違反、事実誤認、再審事由の主張であって、刑訴法433条の抗告理由に当たらない。 なお記録によれば、申立人提出に係る新証拠の明白性を否定して本件再審請求を棄却すべきものとした原判断は、正当として是認することができる。 よって、同法434条、426条1項により、裁判官全員一致の意見で、主文のとおり決定する。」と全く弁護団の心血を注いで提出した特別抗告理由書に、に何も答えない不当な内容です。
 原口さんも弁護団も第2次再審に取り組む決意を述べています。 『無実の人は無罪』この当たり前のことを実現させるためいっそうの支援を訴えます。
最高裁に抗議と原口さんに激励をお願いします。

抗議先
 東京都千代田区隼町4―2
 最高裁第3小法廷  藤田宙靖裁判長殿

激励先
 鹿児島市易居町5―8
 大崎事件の再審をめざす会  原口アヤ子様


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■えん罪 引野口事件
 片岸さんには殺す動機はないし、アリバイもある・・・弁護側証人が証言

 一月一八日開かれた引野口事件の公判には片岸さんの財産管理などの相談を受けていた公認会計士のTさんと、片岸さんの家の前の駐車場を借りているHさんが弁護側証人として証言しました。
 Tさんは、片岸さんのご主人の友人で、被害者宅(片岸みつ子さんの実家)の財産管理の相談を受け、土地の処分などについてアドバイスをしており、片岸さんがお兄さんを殺す理由がないこと、また出火した時に片岸みつ子さんと電話で話しており自宅にいたことを証言し、お兄さん宅に放火できないことも証言しました。
 Hさんは、五時に駐車場の街灯を点灯しに行った時に、片岸みつ子さんの車が駐車場にあった事を詳しく証言しました。 この証言で検察官の主張している「五時十二分頃から五六分頃までの間に放火する」ことは出来ないことが明らかになりました。

次回公判
 日時:3月13日 午後1時20分


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■第59回解放運動無名戦士
 合葬追悼会を成功させよう

 北九州・京築、筑豊から36名を申請しています。


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■裁判・集会
▽ 思想信条の自由と北九州の「同和」教育の現状などの真相報告会
 2月16日 19時
 小倉南生涯学習センター

▽ 北九州春闘共闘連絡会総会学習会
 2月17日 18時30分
 毎日会館中ホール

▽ いま、北九州の市政を考える
 2月18日 14時
 パークサイドビル会議室

▽ 連続憲法講座
 2月23日 18時30分
 ウエル戸畑

▼ 定温輸送解雇事件裁判
 2月28日 16時
 福岡地裁小倉支部


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