救援新聞・北九州版 2005年12月5日

 ☆「資料集」に戻る☆

☆★☆★☆★☆
★ 目  次 ★
☆★☆★☆★☆

 ■県本部、総支部、支部大会の成功を力に、
  平和、人権、民主主義を守る運動を
  いっそう大きく、強大な救援会を建設しよう!
 ■選挙弾圧・大石事件
  1月12日判決、署名をハガキを裁判所に集中しよう!
 ■共謀罪を廃案に
  北九州地区連絡会結成の準備進む
 ■組合排除の計画倒産は許さない!!
  九州定温輸送支援の輪を大きく拡げよう
 ■引野口事件、いよいよ弁護側の反証が始まる
  Kさんに娘さんが30分面会
 ■救援望年会


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■県本部、総支部、支部大会の成功を力に、
 平和、人権、民主主義を守る運動を
 いっそう大きく、強大な救援会を建設しよう!

 九月二五日の県本部大会に続き十一月九日総支部大会、十一月十九日若松支部大会が開催され、改憲の策動、「戦争 をする国づくり」がすすめられようとするなかで救援会の果たす役割の重要性が確認され、大石事件をはじめとする言論弾圧事件の勝利のためいっそう奮闘することが決議されました。

北九州総支部
 十一月九日戸畑生涯学習センターで北九州総支部第二三回大会が二六名の参加で開かれました。
 大会はS県本部事務局長の来賓挨拶につづき、K事務局長が一年の運動の総括と方針を提案、討論では十三 人が発言し方針を深め、新役員を選出しました。
 討論ではM弁護士から自民党の憲法草案について発言され、事件支援では大石裁判、定温輸送、野村證券、安 川電機、長野二丁目事件、引野口事件、若松国賠裁判から報告や訴えが行なわれました。 また、生存権裁判を支える会 から生活保護の老齢加算打ちきりの取り消しを求める裁判を準備していることが報告されました。
 また、今回の総選挙で警察の不当な干渉を受けた先生が、「何故私があんなひどい目に会わなければならないのか、 非常に不愉快で憤りを感じると」報告されました。 最後に民間委託により全員解雇されようとしている競輪の労働者の座り込みの支援が訴えられ、大きな拍手で決議されました。
 大会には建交労八幡支部とうぐいす嬢選挙買収でっち上げ事件のTさんからのメッセージが紹介されました。

若松支部
十一月十九日に若松支部第二二回大会が若松市民会館で三一名が参加して開かれました。
 S県本部事務局長、Y県会議員の来賓挨拶に続き、Y事務局長より運動の総括と方針が提案されました。 討論では特に若松支部が学習運動に取り組んでいることが高く評価され、若松の民主運動の一翼として大きく貢献していることが確認されました。
 最後に閉会の挨拶で支部長が有権者比0、2%がほぼ実現されているが、いまの情勢のなかで会員拡大が一番大切だと強調され、二〇〇名といわず三〇〇名をめざして頑張ろうと決意を述べました。
 二つの大会で定温輸送がカンパを訴え参加者から大きな激励をうけました。

▽ 11月11日安川争議勝利5周年を記念してS弁護士を講師に「『人間らしく働けるルール』のためにと労働法制の学習講演会を開きました。

▽ 講師は「日本でも8時間労働制など労働者が闘い取ったルールはあるし世界的にも前進している。憲法改悪を許せば労働者のルールどころではない」と憲 法改悪反対の国民的闘いが労働のルール実現でも大きな力になると展望を示されました。

▽ 講演会の最後に会場から、定温輸送や競輪の労働者から自分達の闘いの展望と闘い方を質問され、「口頭試験を受けているようだ」と言いながらも、社会 に大きく訴えて行くことの大切さを強調されました。

▽ 鑑別所と拘置所と医療刑務所を同じ敷地内に建設しようとする法務省の計画に反対して「『北九州矯正センター構想』を考える市民集会」が11月25日弁護士会館でひらかれました。 

▽ 鑑別所も拘置所も「罪を犯した疑いのある人」を収容するところでまだ「矯正」される対象ではない。「矯正センタ―」構想そのものがいまの法務省の「被告人」の人権を認めていないことの証明では。

▽ 弁護士会は拘置所も鑑別所も現在あるところで建てかえるべきだと要求している。私達もその声を法務省にとどけよう。 

▽ 継続審議になっている共謀罪の廃案をめざして『共謀罪反対北九州地区連絡会』結成の準備がすすめられています。現在呼びかけ人を募集しています。 力を貸してくださる方事務局まで連絡を。

△▼目次へ▼△


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■選挙弾圧・大石事件
 1月12日判決、署名をハガキを裁判所に集中しよう!

 後援会ニュースを配ったことが選挙違反だとして、逮捕・起訴された豊後高田市議・大石忠昭さんの裁判は判決が一月十二日と決まりました。
 全国の大石さんを支援する会では、毎週月曜日を裁判所要請日と決め、ブロックごとに裁判所へ署名を持ち要請しています。
 九州ブロックの要請日は十一月七日でしたが、北九州は都合で十一月二十一日関西ブロックの人たちと一緒に要請を行ないました。
 裁判所では応対に出た書記官に、参加者一人一人が「無罪判決を」の趣旨をそれぞれの言葉で要請しました。北九州からは毎回傍聴しているHさん、支援する会事務局長のAさん、九州定温輸送で闘うHさん、総支部事務局長のK野さんの4名が参加しました。
 要請団はその後、大分市の中心地ときはデパート前でマイクで宣伝しチラシを配りながら署名を訴えました。
 毎週の要請団には西日本各県からだけでなく遠く東北などからも参加しています。 事務局では、要請団に託す署名、ハガキなど裁判所を包囲する運動を判決のその日まで続けようと訴えています。

△▼目次へ▼△


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■共謀罪を廃案に
 北九州地区連絡会結成の準備進む

 二〇〇三年国会に上程され、二度も廃案になった「共謀罪」が先の国会では継続審議になっています。
 北九州では小倉や若松、八幡などで学習会を開催し、パンフの普及、署名活動などを活発に取り組んできました。 しかし共謀罪の危険性を多くの人に知らせきる状況には広まっていません。
 通常国会での廃案をめざし、共謀罪の危険性を多くの人に知らせ、反対のための大きな力を結集するため、共謀罪反対北九州地区連絡会の結成が、北九州民主法律家協会、北九州マスコミ文化共闘、住基ネットを考える北九州の会、若松地区共謀罪反対実行委員会、国民救援会北九州総支部の呼びかけで準備がすすめられています。
 多くの団体や個人が、積極的に参加されるよう会員のみなさんのご協力を訴えます。

△▼目次へ▼△


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■組合排除の計画倒産は許さない!!
 九州定温輸送支援の輪を大きく拡げよう

 ローソンなどに商品を搬送していた九州定温輸送は、今年の夏、「主要荷主である菱食から一方的に契約を破棄された。 倒産を回避するためには会社を解散・清算するしかない」と従業員を7月末で全員解雇しました。
 その後、九州定温輸送の業務を引き継いだ三友通商は建交労組合員全員を不採用としました。解雇された7名の組合員は、現に存在している親会社に「雇用責任を果たす」ことを求めて闘っています。 また、荷主である菱食にも、会社解散・清算に追い込んだ責任を追及して裁判闘争も辞さないと連日訴えを強めています。
 会社が倒産しても解散しても、従業員の仕事がなくなることには変わりは有りません。 組合員排除を狙った計画的な倒産、会社解散、清算を許さず、働く者の権利を求めて闘っている九州定温輸送の労働者への支援をいっそう強めましょう。

△▼目次へ▼△


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■引野口事件、いよいよ弁護側の反証が始まる
 Kさんに娘さんが30分面会

 十一月九日開かれた公判で、検察側の立証(証人調べ)は全て終了しました。 十二月五日ひらかれる公判から弁護側の反論です。
 九日の公判では、殺されたKさんの別居中の夫人が検察側の証人になり、家庭の状況などについて証言しました。
 その公判後弁護団は、接見禁止解除を申請しました。その結果30分だけですが娘さんとの面会が許可されました。
 救援会として保釈と接見禁止解除を求める署名に取り組んできましたが、弁護士の申請にそれまで集まっていた五百筆を超す署名を添付しました。
 今後とも保釈と完全な接見禁止を実現するまで、署名に取り組みます。 協力をお願いします。

△▼目次へ▼△


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■救援望年会
 日時:12月16日(金)18時30分 
 場所:まつり茶屋小倉霧ケ丘店
 集合:18時小倉駅KMMビル前集合

△▼目次へ▼△



 ☆「資料集」に戻る☆