救援新聞・福岡県版  2018年10月25日号

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★  目次  ★
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 ■松橋事件再審開始決定が確定
  最高裁 検察の特別抗告を棄却
 ■松橋事件につづけ! つぎは大崎だ!!
  原口アヤ子さんの命あるうちに再審無罪を!
 ■支部大会に参加しよう
 ■参加しよう! 参加を呼びかけよう!!
 ■福岡市長選挙(11/18投票)
  のびのび自由な選挙宣伝活動を!
 ■えん罪大崎事件第20回全国現地調査
 ■なくせじん肺・アスベスト全国キャラバン
 ■倉敷民商弾圧事件街頭宣伝
 ■防衛大学人権侵害・被告学生事件判決2019年2月5日に決定
  厳正な判決を求める要請署名にご協力ください
 ■二人の総理大臣に見る「暴走」と「抑制」
 ■沖縄県の辺野古埋め立て承認の撤回に対し、
  防衛省が行った行政不服審査請求・執行申し立てに
  断固抗議する


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■松橋事件再審開始決定が確定
 最高裁 検察の特別抗告を棄却

 1985年1月、熊本県下益城郡松橋町 (現在の宇城市)で起きた殺人事件も犯人として宮田浩喜さんが逮捕されました。 宮田さんは、無実を訴え控訴、上告を行ないましたがいずれも棄却され、1990年に懲役13年の有罪判決が確定しました。
 2012年再審請求を開始、2016年6月30日、熊本地裁が再審開始決定をくだしますが検察は不服とし即時抗告しました。 2017年11月29日、福岡高裁は熊本地裁判決を支持し、検察の即時抗告を棄却しました。 しかし、検察は12月4日、最高裁に特別抗告しました。
 今回、最高裁が検察の特別抗告棄却の決定を(10月10付け)出したことにより福岡高裁の再審開始決定が確定しました。
 宮田浩喜さんは、現在85歳。 33年かけてようやく無罪への道をひらきました。
 熊本地裁でのやり直しの再審公判で必ず無罪判決を勝ちとるためにも、ひきつづきご支援をお願いします。

―宮田浩喜さんを激励しようー
【激励先】日本国民救援会熊本県本部
 〒862-0954 熊本市中央区神水1-30-7 コモン神水
 電話 096-382-1190
 FAX 050-3335-8986
 Eメール qenkai_kumamoto@fuga.ocn.ne.jp


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■松橋事件につづけ! つぎは大崎だ!!
 原口アヤ子さんの命あるうちに再審無罪を!

 鹿児島・大崎事件全国現地調査派遣募金へのご協力ありがとうございました。
 現地調査の詳細は裏面に記載しています。


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■支部大会に参加しよう
第36回北九州総支部大会
 と き 10月26日(土)18:00
 ところ 戸畑区中本町7-20 戸畑生涯学習センター

第43回福岡支部大会
 と き 10月27日(土)13:00
 ところ 博多区千代5丁目18-1 ちどりビル3階


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■参加しよう! 参加を呼びかけよう!!
★防衛大人権侵害裁判
 日時:10/25 10:00
 場所:地裁101
★国民救援会第36回北九州総支部大会
 日時:10/26 13:00
 場所:戸畑学習生涯センター
★国民救援会第43回福岡支部大会
 日時:10/27 13:00
 場所:ちどりビル3F
★安倍9条改憲NO!県民福岡集会
 日時:11/3  13:30
 場所:須崎公園
★11・3野党と市民の対話集会
 日時:11/3  14:00
 場所:小倉北区 ムーブ5階
★年金引下げ違憲訴訟
 日時:11/6  13:30
 場所:地裁101
★人間らしく働くセミナーinふくおか
 日時:11/10(土)13:00〜11(日)
 場所:ももちパレス,西南学院大
★防衛大人権侵害裁判
 日時:11/16 10:00
 場所:地裁101
★第40回福岡県人権問題研究集会
 11/23 10:30
 場所:サンレイクかすや
★いかんよ貧困・福岡 第4回総会
 日時:11/24 13:30
 場所:福岡センタービル10階
★すすむ政治の私物化 瓦解する官僚たち〜安倍政権とメディア〜
 日時:12/8  13:30
 場所:福岡県教育会館


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■福岡市長選挙(11/18投票)
 のびのび自由な選挙宣伝活動を!

選挙期間中であっても、政党機関紙の政策号外やビラや政策パンフレットは従来どおり全戸配布、街頭での配布が出来ます。
 不当な干渉や妨害があったら、すぐ日本国民救援会へ

日本国民救援会福岡県本部 (TEL/FAX)092-713-0144
福岡支部 同上


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■えん罪大崎事件第20回全国現地調査
 10月13〜14日、あすぱる大崎でひらかれた第20回全国現地調査に全国から76名、福岡県からは8人が参加しました。
 前日の熊本・松橋事件の再審開始決定が確定の報道に、「松橋、よかったねぇ、良かったねぇ」、と参加者はみな笑顔。
 K弁護団事務局次長が、「大崎事件の再審開始をめぐる攻防について〜高裁の再審開始決定と特別抗告審の展望〜」と題し報告しました。 今度こそ、今回の現調で最後にしたいと、熱のこもった大変わかりやすい報告のあと、マイクロバス2台に分乗して第一現場へとむかいました。

事件現場で検証、推理
 事件の舞台となった、原口さん宅跡地に移動。 現在は竹薮となっている現場で、第一現場から近所の人が連れてきた被害者宅の部屋の間取り図を見ながら弁護団の説明を聞きました。
 K弁護士のレジメに当時の建物が写った写真を見ていたので、殺害現場とされている被害者の部屋の様子がイメージしやすかったようです。
 参加者から次々に質問が飛び出し、事件現場に行き自分の目で見て、客観的事実と矛盾する問題点をみつけることができる現地調査の大切さを再確認しました。
 福岡支部から参加したKさんは、「現地調査をしていることは知っていたけど、こんなに大掛かりに、それも20回も続けているとは驚いた。 今回きてみて原口アヤ子さんは、やっぱり無実だと確信した。」と感想を述べました。
 原口さんの奪われた人権を回復するため、最高裁が検察の特別抗告を直ちに棄却することを強く要請する、第20回大崎事件全国調査参加者決議を採択しました。

【はがき送付先】
〒102-0092 千代田区隼町4-2 最高裁第一小法廷 小池裕裁判長


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■なくせじん肺・アスベスト全国キャラバン
 10月15日、アスベストシンポジウムが天神ビルで開催されました。


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■倉敷民商弾圧事件街頭宣伝
 10月16日、天神パルコ前の宣伝に多数が参加しました。


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■防衛大学人権侵害・被告学生事件判決2019年2月5日に決定
 厳正な判決を求める要請署名にご協力ください

 次回 10月25日(木)10:00 地裁101


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■二人の総理大臣に見る「暴走」と「抑制」
 安倍首相が朝霧訓練場で行われた自衛隊観閲式での訓示で、憲法9条への自衛隊明記について「すべての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整えるのは今を生きる政治家の責任だ。 その責任を果たす決意だ」と述べたことが報じられています。(日本経済新聞、15日)
 この報道を見て思い出したのが、吉田茂が防衛大第1回卒業式で行った訓示とされている下記の文章です。 (吉田茂著・『回想10年』P257〜258)
 「君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。 きっと非難とか叱咤ばかりの一生かもしれない。 御苦労だと思う。 しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。
 言葉を換えれば、君達が日陰者である時のほうが、国民や日本は幸せなのだ。 どうか、耐えてもらいたい。」
 軍事を出来るだけ抑制的に扱おうとしていた吉田の矜持が伺える訓示だと感心させられますが、一方の安倍首相は上記の訓示の後、年末に予定されている新たな防衛大綱について「これまでの延長線上ではない、数十年先の未来の礎となる、あるべき防衛力の姿を示す」「新たな分野で競争優位を確立できなければ、この国を守り抜くことは出来ない」などと発言したとあります。
 軍事でしか「まつりごと」が出来ない暴走車なら、みんなで廃車にしましょう。
若松支部・Yさん


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■沖縄県の辺野古埋め立て承認の撤回に対し、防衛省が行った行政不服審査請求・執行申し立てに断固抗議する


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