救援新聞・福岡県版 2018年３月１５日号
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★ 目次 ★
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第７１回解放運動無名戦士合葬追悼会に
福岡県から３３名が参加の予定
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モップル・カフェ大名
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あたいはやっちょらん！ 大崎事件再審可否決定
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安倍９条改憲NO3000万署名行動に参加を訴えます。
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参加しよう！参加をよびかけよう！
力を合わせてたたかおう！
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アイゼンハワーの退任挨拶とトランプの新核使用計画とペリーの対話の勧め
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■第７１回解放運動無名戦士合葬追悼会に
福岡県から３３名が参加の予定
うち１３名の子どもや孫らが参加・・・たたかいは世代を越えてつながる
３月１８日にひらく、第71回解放運動無名戦士合葬追悼会がちかづいてきました。
この間、合葬される54名のご遺族に、追悼式典への案内をしてきました。 その結果、18遺族の30人からの参加申し込みがあり、国民救援会からの付き添い3人と合わせて33人が参加する予定です。
今年参加される30人の中には、故人の子どもや孫が13人も入っています。 たたかいの歴史をつなぐ「合葬追悼会」にとって意義深いものです。
「私の父は100歳でした。 あの戦争に2度も徴兵され、戦争は絶対だめだ、地道に戦争反対の運動をつづけてきました。 小林多喜二を尊敬し、知道に活動してきた父を誇りに思います」「夫は大工で福建労で活動していました。 しかし、アスベストで体調不良となり、裁判の第二陣に参加を決めていましたが、そこまでもてず亡くなりました。 妻の私が夫の遺志を受け継いで原告になりました。」これらは3月3日の福岡市での「合葬追悼会説明懇談会」でだされたお話しです。 故人の活動を顕彰し、引き継いでいきましょう。
無名戦士墓のエピソード Fさん
かって救援会の会長だったF氏は、ある席上無名戦士墓についてこう意見をだしました。
「無名は削って、ただの解放運動無名戦士墓としたほうがよくはないか？」建立趣旨をしらない人には、これは無理もない意見です。 なぜなら、合葬者の中には多数の有名人が含まれ、有名無名混合墓地の実状だからです。・・・その気持ちは認めつつ、僕は猛反対しました。
「それは墓の精神を没却する意見です。 どんな有名な戦士でも、多数の無名戦士の仲間として、ここでは無名に帰るのが建前です。 無名を削るなら、もう墓の存在意義はありません。」 F氏は二度とその言葉を口にしなくなりました。
救援新聞（1973年）
「合葬追悼会募金」にご協力をお願いします。
71回を数える「合葬追悼会」は、この行事に賛同いただいている団体や個人の方々の募金で賄われています。 みなさんの心温まる募金のご協力をお願いします。
すでにご協力を頂いた方もあります。ありがとうございます。
☆募金送金先（ゆうちょ銀行振込・振込手数料は救援会負担）
：県本部 01760-8-2966 日本国民救援会福岡県本部
：福岡支部 01710-3-11180 日本国民救援会福岡支部
：北九州総支部 01710-3-7103 日本国民救援会北九州総支部
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■モップル・カフェ大名
☆ 開店日 ３月２４日（土） １４時〜
開店前の12時〜13時、中央区役所前で9条改憲NOの宣伝と署名行動をします。
☆メニュー 救援創立90周年記念DVD視聴
懇談・交流のテーマは「救援会とわたし」
☆会員外の人も来店できます。誘い合わせてご来店ください。コーヒー代100円
前回（1月27日）は、テーブルクロスがかけられ、ちょつとだけカフェらしい雰囲気のなか、13人の来店があり、憲法９条などをめぐって懇談・交流する、たのしい時間となりました。
今回は、救援会創立90周年記念企画です。 90年の歴史をまとめたDVD（20分）を視聴して、懇談・交流します。 楽しい話が聞けるかも？ 誘い合わせてご来店ください。
日本国民救援会の創立９０周年・記念講演会（４月１３日）の案内をいただきました。
９０年前といえばアジア侵略を進める政府が、治安維持法や特高警察などを使い民主的な運動や国民を徹底的に弾圧した時期 ▼ 同会の「救援新聞」は創立時の特集を組んでいました。 逮捕・投獄された犠牲者や家族を支援するために市民や弁護士を組織し、命がけの活動をされていたことを知り深く感動しました ▼ 現在、言論弾圧や冤罪事件など全国１００件近くの救援活動を行っています。 民商事務局員３名を法人税法や税理士法違反で逮捕・起訴し、大きな裁判闘争になっている倉敷民商弾圧事件についても、憲法２１条が保障する集会・結社・表現の自由に関わる重大問題として事件当初（２０１４年）から一緒にたたかっています ▼ まさに人権問題起きるところ“救援会ののぼり立つ”です。以前、ある民商が税務署前で宣伝行動をしていたところ、総務課長が「やめさせろ」と警察に電話。 救援会や弁護士らと一緒に抗議し、課長に「問題なし」と謝罪させたことがありました。 街頭でのビラまきを無罪とした「有楽町ビラまき事件判決（６６年２月、東京高裁無罪確定）の威力です。 「たたかってこそ権利が守られる」を実感しました。
（商工新聞３月１５日）
国会の討論も、裁判の判決も、国民の「厳粛な信託」によるもの。 憲法前文より
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権力は、国民の代表が行使し、その福利は国民が享受する。
これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。
☆国民の厳粛な信託の行使は憲法９９条（憲法尊重擁護の義務）によらなければならない。
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■あたいはやっちょらん！ 大崎事件再審可否決定
内容は次号
★３月１２日（月）11：00 高裁宮崎支部 福岡県から３人が駆け付けます。
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■安倍９条改憲NO3000万署名行動に参加を訴えます。
3月15日12：15天神パルコ前
自由法曹団と救援会の共同した宣伝・署名行動です。 多数の参加をお願いします。
なお、福岡市天神では、3月19日17：00〜9条の会連絡会がソラリアステージ前で、共産党中央南地区委員会が毎週月曜日（3月19日、3月30日）天神コア前で行動します。
★県下各地で3000万署名が取り組まれています。 積極的に参加しましょう。
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■参加しよう！参加をよびかけよう！
力を合わせてたたかおう！
★HPVワクチン薬害訴訟
日時：3月14日 14：00
★安倍９条改憲NO3000万行動
日時：3月15日 12：15〜13：00
場所：天神パルコ
★マイナンバー違憲訴訟
日時：3月16日 13：30
場所：地裁305
★映画 カメジロー
日時：3月17日 上映時間11：00
場所：中央市民センター
★九州建設アスベスト訴訟
日時：3月19日 14：00
場所：高裁501
★安倍９条改憲NO3000万署名行動
3月19日 17：00〜18：00
場所：ソラリアステージ前
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■アイゼンハワー（ジョン・F・ケネデェの前の米大統領）の退任挨拶と
トランプ（現大統領）の新核使用計画とペリー（クリントン政権の国防長官）の
対話の勧め
＊1月27日のモップルカフェ大名に来店された、Yさんの投稿を紹介します。
2月2日、トランプ大統領は「核弾頭の小型化」と「通常攻撃に核で報復」を柱とする「核戦略見直しを発表した。 これは、冷戦終結後の米ロの核軍縮の流れ、前オバマ政権のCTBT（包括的核実験禁止条約）批准の追求や「新な核兵器の開発を行わない」としてきた核政策などを大きく転換するものです。 さらに、世界122か国の賛成で採択された核兵器禁止条約などの「核なき世界」をめざす運動にも背を向けたものとなっています。
私は、この発表を見て、二人の新旧政治家の発言を想いました。
一つは、1961年1月17日のアイゼンハワーの大統領退任挨拶です。 その中で彼は、「軍産複合体による不当な影響力の獲得を排除しなければなりません。 誤って与えられた権力の出現がもたらすかもしれない悲劇の可能性は存在し、また、存在し続けるでしょう。」と警告しています。 商売人トランプの新構想がどれほどの利益を軍産複合体にもたらすのかは知りませんが、1961年のアイゼンハワーの警告が「正確に的を射ている」ことは悲しむべきことです。 そして、北朝鮮の脅威を利用して、喜々としてアメリカからの陸上イージスの購入を進めている日本にも、ぴったりとあてはまるのではないでしょうか。
もう一つは、1月30日に「赤旗」で報道された、ペリーの発言です。 彼はその中で、「1994年、国防長官時代に、私は北朝鮮に対してサージカル攻撃（特定の目標をねらっった精密攻撃）を計画しました。 （中略）しかし、北朝鮮が別の形で反応する、例えば韓国に軍事 攻撃を仕掛ければ、ソウルには計り知れないダメージをもたらし、それがより大きな惨禍へとエスカレートすることを予測しました。 私は実行しませんでした。外交手段を選択し、それが成功しました。 （中略）北朝鮮はその時よりもさらに危険で核兵器を使用した反撃の可能性が常に存在します。 今日、軍事的手段を行使しない理由は、94年当時よりもずっと大きい。 外交手段を使うことの論拠は今においてはより強力です。 （中略）サージカル攻撃は真に限定されません。 北朝鮮は反撃すればいともたやすく（軍事的な応酬が）拡大します。」と語っています。
トランプ政権が、小型核の開発に成功し、サージカル攻撃がよりピンポイントで可能になったとしても、ペリーの経験と結論をくつがえせるとは思えません。
「外交手段を使うことの論拠は、今においてはより強力です。」肝に銘じて要求し続けましょう。
（敬称略）若松支部・Yさん 2018.2.7
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