救援新聞・福岡県版  2018年2月25日号

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★  目次  ★
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 ■憲法を生かし平和で豊かな社会をめざして
  活動された仲間たちに感謝と敬意を表す
  第71回解放運動無名戦士合葬追悼会に県内から54名の合葬が決定
 ■創立90周年記念DVDを視聴しよう
 ■憲法を活かし連帯して勝利をつかもう!
  2018年 裁判・争議の勝利をめざす春のつどい ひらく
 ■参加しよう、参加をよびかけよう!
  力を合わせてたたかおう!
 ■平和で豊かな社会をめざして活動された
  仲間たちに感謝と敬意を表する
  第71回解放運動無名戦士追悼会


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■憲法を生かし平和で豊かな社会をめざして
 活動された仲間たちに感謝と敬意を表す
 第71回解放運動無名戦士合葬追悼会に県内から54名の合葬が決定

 2月16日、今年の合葬者について審査会がひらかれ、福岡県の団体から推薦いただいた54名の合葬が決定しました。
 決定を受けて、合葬者の遺族の「合葬決定書」と「追悼会」の案内を送付しました。 また、推薦団体等にも「合葬追悼会」のご案内をお送りしました。
 「合葬追悼会」は、多くの労組や民主団体、有志の方々の賛同を得てつづけられてきました。今年も、みなさんのご協力をよろしくお願いいたします。

無名戦士合葬追悼会の説明会
 追悼会のこと、追悼式典のことなどの説明と懇談
・福岡 会場  3月 3日(土)13:30 ふくふくプラザ5階
・北九州会場  2月25日(日)13:30 戸畑生涯学習センター

合葬追悼会募金にご協力をお願いします。
  「合葬追悼会」には、全国各地から遺族を招待します。 それらの経費など多くの経費を要します。
 これらの経費は、みなさんの募金で賄われています。
 福岡県の必要経費が100万円を超えます。
 「追悼会募金」へのご協力を心からお願いします。

第71回解放運動無名戦士合葬追悼会
とき 3月18日(日)東京・青山斎場 式典、墓前祭
   3月19日(月)国会、浅草見学(希望者)


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■創立90周年記念DVDを視聴しよう
 90年の活動を20分にまとめたDVDが完成。 視聴についての連絡を県本部まで


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■憲法を活かし連帯して勝利をつかもう!
 2018年 裁判・争議の勝利をめざす春のつどい ひらく

 2月17日、裁判・争議の勝利をめざす春のつどいをちどりビル2階でひらきました。
 事件関係者、弁護士、合唱団福岡あらぐさの団員と救援会会員などが参加。
 Y弁護士・県本部会長が「憲法を活かし連帯して勝利をつかもう」と題して講演。

 Y弁護士は、福岡でも憲法訴訟が多く提起されているが、憲法違反の事態がまかり通っている状況があり、それに対する「政策形成訴訟」の性格をもつ大事な裁判となっている。そして、一定の成果をあげている。
 国会で憲法違反の法律がつくられ、憲法蹂躙の政治が強行されるもと訴訟の場で勝ち取った成果をもとに社会問題化させ、憲法を活かす運動を前進させる必要がある。
 いま、安倍9条改憲を阻止するためにも憲法を活かし連帯して裁判に勝利することが大事と、講演。
 事件報告では、新生存権裁判、防衛大学人権侵害裁判、倉敷民商弾圧事件、年金裁判、U原発労災裁判、JAL争議、明乳争議、築炉じん肺裁判、九州建設アスベスト訴訟、司法修習生給費制廃止違憲訴訟、マイナンバー違憲訴訟の裁判、争議が報告しました。 (報告の内容は次号に掲載します。)
 合唱団福岡あらぐさの指導で元気に全員合唱で終わりました。


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■参加しよう、参加をよびかけよう!
 力を合わせてたたかおう!

★九州アスベスト訴訟 第二陣提訴行動
 2月26日 13:00
 地裁門前13時集合
★生活保護切下げ違憲訴訟
 3月 5日 14:00
 地裁301
★久留米焼却場建設差し止め住民訴訟 判決
 3月12日 13:30
 地裁301
★年金切下げ違憲訴訟
 3月13日 13:30
 地裁301
 重税反対行動 各地
★HPVワクチン薬害訴訟
 3月14日 14:00
 地裁301
★マイナンバー違憲訴訟
 3月16日 13:10
 地裁305
★九州建設アスベスト訴訟
 3月19日 14:00
 高裁501
★3・18いのちと暮らしを守る福岡県民集会
 3月18日 13:00 
 博多区・冷泉公園


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■平和で豊かな社会をめざして活動された
 仲間たちに感謝と敬意を表する
 第71回解放運動無名戦士追悼会

 日本国民救援会は、1948年3月18日以来、毎年同じこの日に平和、労働、女性、政治革新など様々な分野で、憲法にもとづく平和や民主主義、基本的人権の確立のために日本各地で活動された人びとを無名、有名の区別なく「解放運動無名戦士墓」に合葬(氏名、20字の発動略歴を刻んだ銅板を納める)する、解放運動無名戦士合葬追悼会を開催しています。
 一人ひとりの仲間を大切するヒューマニズムに溢れる解放運動無名戦士合葬追悼会の運動です。 第71回の今年、県内から合葬される方は54人です。

【国民救援会が「追悼会」をおこなうのはなぜ?】
 日本国民救援会は1928年4月には結成(当時は解放運動犠牲者救援会)されます。創立宣言は「貧窮と抑圧の生活に抗争しやがては自らの搾取を支配階級より解放せんとする労働者農民にたいして資本家と地主は弾圧をもって臨むのである。 労働者農民の解放運動こそ平和と自由の使者であり、よりよき社会の曙光である。」としています。治安維持法等による弾圧の嵐の中の「労働者農民の解放運動」に希望と畏敬の念を寄せ、その運動による弾圧犠牲者とその家族を救援することを「吾等の社会的責務と信ずるが故である」としました。
 解放運動に希望と畏敬から結成された国民救援会が、その解放運動に参加し、亡くなられた人々にも深い畏敬をもち、感謝と敬意を表し、故人の活動略歴を後世に残す「合葬追悼会」を開催するのは、国民救援会結成の目的から生まれています。

【解放運動に参加した誰もが「社会進歩の宝」です】
  無名戦士墓の建立に参加した藤森成吉は、「ぼくが無名戦士墓を尊重するのは、名も富も地位も求めなかった無名の戦士たちは、こういう墓がなければ忘れられるからです。 ご本人はそれでいいのかも知れませんが、あとに残ったわれわれがそれを記念し感謝しない法はありません。」といっています。 また、第一回「合葬追悼会」を前に救援新聞は、「私たちは何らかの形で埋もれている尊い犠牲者に対し私たち後につづく者の階級的な感謝と敬意を表することを考えていた。」(救援新聞18号、1948.3.1)としています。
 これらの考えは現在まで引き継がれており、国民救援会は有名無名、役職の有無、活動量の大小などに関係なく、その団体の活動に参加された故人の「合葬推薦」をお願いしています。 合葬される人は、各団体が遺族の了承を得て、活動略歴等を「合葬推薦書」に記述して国民救援会に提出します。 そして、一人ひとりを審査のうえ合葬を決定します。

【毎年3月18日にひらかれるのはなぜですか?】
 1871年1月、フランス政府はドイツ軍のパリ包囲の前に、パリの開城と降伏を決定します。 政府の屈辱的な態度にパリの民衆は納得せず、3月18日に蜂起し、パリ市の全権をおさめ、3月28日に市庁舎前広場で「パリ・コンミューン」の成立を宣言しました。 しかし、政府の反撃でパリ・コンミューンは、わずか2カ月あまりで壊滅させられました。
 短期間とはいえ、世界ではじめて労働者・民衆の政府が樹立された1871年3月18日の3月18日が「解放戦士」を合葬する日にふさわしい日として、その日に開催されています。
 3月18日に式典と後青山墓地にある「解放運動無名戦士墓」まで行進して墓前に献花します。 翌19日は希望者による国会などの都内見学がおこなわれます。
 *昨年から東京オリンピック(2020年)の影響で、追悼行進はおこなわれていません。

【冊子「解放のいしずえ」で故人の活動を後世に残します】
 「無名戦士墓」には、氏名と没年月日、20文字の活動略歴を刻んだ銅板を納めます。 しかし、20文字では故人の活動略歴は残せませんので、冊子『解放のいしずえ』に故人の活動全体がわかる略歴を掲載します。 故人の活動歴を歴史に記録されるのです。 故人の活動歴がモレなく、正しく記録されるよう、調査にご協力をお願いします。
 「解放のいしずえ」誌は、戦前からの有名、無名の「戦士」や当時の活動内容が掲載されている歴史的に貴重なものであり、たたかいを繋ぐ歴史的書物です。

【ご遺族1人を「式典」にご招待します】
 新しく合葬される故人の遺族(1人)を、東京の「合葬追悼会」にご招待します。 国民救援会から付添いも付きますので、安心してご参加ください。 日帰りでの参加もできます。 多くのご遺族の参加をお待ちしています。
 福岡県では、参加の航空券代だけでなく他の交通費、都内見学費用についても国民救援会で負担します。
 なお、遺族の招待旅費や会場費など、この行事にかかる経費は、この行事に賛同いただいく団体や有志のみなさんの募金で賄われています。 みなさんのご協力でこれまで続けられています。

☆「合葬追悼会」について疑問や質問は、092−713−0144に電話ください。
★合葬追悼美金の送り先 郵便振替 01760 8 2966 日本国民救援会福岡県本部 


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