救援新聞・福岡県版  2017年10月5日号

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★  目次  ★
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 ■国民救援会の歴史と伝統をいかし、組織と運動を強く大きくしよう!
  福岡県本部第51回大会ひらく
 ■支部大会に参加しょう、支部大会を成功させよう!
 ■参加しよう!参加を呼びかけよう!!(裁判等日程)


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■国民救援会の歴史と伝統をいかし、組織と運動を強く大きくしよう!
 福岡県本部第51回大会ひらく

 福岡県本部第51回大会は9月24日、戸畑区でひらかれ、国会解散が迫る情勢のなか51人が参加。 大会は議長を選出。
 会長が「安倍政権が国民世論に追い詰められ国会を解散する大事な情勢のなかの大事な大会です。 追い詰められたら何をするかわからないのが権力。 国民救援会の役割をしっかり果たす時です。 たたかいを前進させる大会にしましょう。」と開会の挨拶。
 来賓4氏から、今日の情勢のもとで弾圧・妨害を許さない国民救援会の役割が大きくなっており組織と運動の一層の前進を期待する激励の挨拶をいただきました。
 県本部事務局長が議案を提案、会計監査が監査報告をしました。
 I弁護士が、司法修習生給費制度廃止違憲訴訟と「法曹の要請と国民」について特別報告。 I弁護士は「法曹(裁判官、検事、弁護士)になるには試験合格の後、修習が義務づけられている。 その修習期間中は憲法施行の1947年5月から2011年10月までは経費を国が支給していたが、2011年10月から給費制度を廃止し、お金を貸す貸与制度に変更した。 その結果、修習が終わり弁護士登録する時には借金が数百万円にもなる。 これが弁護士活動に影響がでている。 憲法37条は刑事被告人に弁護士依頼権を認めている。
 法律家は国民が育てます。 裁判で、なぜ、給費をするのか?の根本を明確にしたい。 判決は10月17日13:00です。よろしく」と報告。
 大会では10人が討論(以下、発言の一部の要旨を紹介)し、提案された代案、決算、予算大会決議を選択し、次の役員を選出しました。

ごあいさついただいた来賓
 ・自由法曹団福岡支部副支部長
 ・県労連事務局長
 ・日本共産党県会議員
 ・日本国民救援会中央本部事務局次長

大会に寄せられたメッセージ(敬称略、順不同)
 全日本建設交通一般労働組合 自交総連福岡地方連合会 エフコープ生協労働組合
 福岡県建設労働組合 福岡県医療労働組合連合会 福岡県地区労働組合総連合
健和会労働組合 福岡東部地区労働組合協議会 福岡県生活と健康を守る会連合会
新日本婦人の会福岡県本部 自治労連北九州市職員労働組合 
【日本国民救援会】鹿児島県本部 山口県本部 岡山県本部 愛知県本部 千葉県本部 宮城県本部 北海道本部 兵庫県本部 


【大会での発言(要旨)】
・・・総選挙! 弾圧・妨害は、ただちに国民救援会へ連絡を・・・
 2月5日、八幡東署の、「北九州市議選で配布したビラについて聞きたい」という任意出頭要請に出頭を拒否し続け、警察の捜査を断念させたのは、警察からAさん宅への電話を聞いた救援会員が私に連絡をしてきたことから、必要な対応と対策がたてられたからです。 会員がアンテナとなって活動することが弾圧や妨害などとたたかううえで重要です。 Fさん

 9月9日9時すぎ、長住団地で「核兵器廃絶」の宣伝中、警察が「道路使用の許可は取っているか」と干渉してきた。 私ももう一人の救援会員が、「許可はいらない」抗議して追い返した。 弾圧とたたかうこころえの普及、会員拡大が大事。 Oさん

【会員を増やそう】弾圧する側は近代化されているのに活動する側は弾圧への対応や防衛にたいする感覚が弱まっているのでは? いまの情勢のなかで国民救援会の拡大・強化が求められている。 いかにして救援会員を増やすかを考えている。
 筑豊にはかっての炭鉱労働者のたたかいが生きている。 その人たちに入会をお願いし、8月以降4人の入会者を迎えた。 Aさん交通事故損害賠償裁判に支援を。・Fさん

【平和は人権】先日、平和委員会や安保保障破棄実行委員会、新婦人等と福岡県庁に、県内の自衛隊基地へのオスプレイ配備に反対することを求める要請をしました。 佐賀空港への配備を計画している。 基地はいづれも市街地に近く危険。 オスプレイ配備に反対の声を。 防衛大学の人権侵害(後記)はひどい。 軍隊がもつ性格を明らかにすることが大事。 I弁護士

【東洋食品事件】東洋食品の賃金差別、不当解雇と2年間たたかい、今年17年3月、地裁で和解が成立しました。 ご支援ありがとうございました。 今後とも、救援活動には係わっていくつもりです。 よろしく。また、17年1月、高裁で和解解決し、職場復帰したツクイマタハタ裁判のNさんから、「今日は仕事で出席できないですが、これまでの支援にお礼を伝えてください」と伝言をいただいています。 Sさん

【倉敷民商事件にいっそうのご支援を】「無実を勝ちとる福岡の会」は先日、Nさんを迎えて第2回総会をひらきました。 N裁判の控訴審が10月27日から始まります。 「会」からは国民救援会からの参加を。 最高裁でたたかうK・Sさんとあわせ、一層のご支援をお願いします。 Yさん

【JAL争議】2010年大晦日、整理解雇された165人の解雇撤回。 職場復帰のたたかいは、2015年2月、最高裁で敗訴。 しかし、整理解雇までの会社の不当労働行為を2017年9月、最高裁が憲法28条(勤労者の団結)、労組法7条違反を断罪しました。 ILOは3回も日本政府に、話し合いによる解決を勧告しています。 今後ともご支援を。 Sさん

【生活保護基準切下げ違憲訴訟/年金切下げ違憲訴訟】生活保護の老齢加算廃止につづき、保護基準切下げで憲法25条の「健康で文化的な最低限度の生活」ができません。 Mさん

 年金切下げは現役労働者にも影響を与えている。 福岡県では、二つの事件の支援組織の「いかんよ貧困・福岡」を結成して裁判を支援しています。
 県労連では最低生計費調査で労働者・国民生活実態を明らかにして最低賃金引上げなどたたかっていく。 Kさん

 裁判での原告・弁護士の意見陳述集(2015年10月〜2017年5月)を発売しています。 一冊500円です。二つの裁判に、年末救援募金から激励金が中央本部事務局次長から渡されました。

【明治乳業争議 33年のたたかいが最後のヤマ場】今年2月、中労委は申立を却下しながら、別の時期に「差別」があったことを認め、会社に「対局的立場から解決するように」求めました。 いま、東京地裁での中労委命令取消裁判のなかで、裁判所から和解での解決が示され、会社側が検討しています。
 33年にわたるたたかいも最終局面を迎えております。 最後までご支援をお願いします。
≪明乳のメインバンクのみずほ銀行に要請≫
9月28日、県労連事務局長、福岡争議団、国民救援会福岡県事務局長、事務局次長と原告の両氏は、みずほ銀行福岡支店の副支店長らに、「メイン銀行として争議早期解決に努力を」と要請しました。 東京地裁は和解解決を提案しました。 10月2日に東京地裁で口頭弁論がひらかれます。 そこでは和解に対する態度を表明します。 いずれにしてもたたかいは最後のヤマ場です。 差別を受けままでは終われません。 解決までご支援をよろしくお願いします。 Gさん

【息子の人間の尊厳も人格権の破壊した防衛大学の暴行といじめ】2013年3月、息子は災害救助活動をする自衛隊に憧れ、努力して防衛大学に入りました。 しかし、防衛大学は、上級生が下級生を「指導」という名のもとの暴力、暴言、パワハラ、セクハラ等が蔓延する治外法権のところでした。 例えば、上級生から風俗店での卑猥な行為の「命令」を拒んだ息子は体にアルコールをかけられ、火を放たれたうえ、動画に撮られ笑われるなど想像を絶する暴行、いじめの毎日。身も心もボロボロにされ、人間の尊厳を踏みにじられました。 それでも息子は生きていてくれました。 息子は、1年間は辛抱し続けましたが退学し、いま新しい生活をはじめています。 現在23歳です。
 在学中の暴行について刑事告訴し、3名の学生に罰金刑、5名は不起訴でした。 しかし、防衛大学は加害学生に「国が守ってあげるから大丈夫」と言い放ち、事実を明らかにし反省する態度はみせませんでした。 もうこれ以上自分と同じ犠牲者をださせないために、防衛大学と学生に対し損害賠償の裁判を起こしました。
 裁判は、国相手と学生相手の二つに分離され大変です。 防衛大学でも基本的人権は守られるべきです。 みなさんのご支援をお願いします。
 次回裁判は、10月16日(月)10:30福岡地裁301法廷です。 よろしくお願いします。
 大会には原告のお母さんが参加され、支援を訴えられました。

【松橋事件福岡高裁要請】
 9月26日、県本部で決議された「松橋事件の速やかな再審開始を求める要請書」と、これまで寄せられた個人署名186筆をもって、福岡高裁へ要請しました。 松橋事件の再審請求は、検察の不当な即時抗告によって福岡高裁で審理されてきました。 10月にも決定がだされるのでは、と言われています。
 高裁要請ハガキをつくりました。ハガキの普及にご協力を。


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■支部大会に参加しょう、支部大会を成功させよう!
☆遠賀中間支部大会
 11月11日(土)11:00〜水巻町中央公民館
☆北九州総支部大会
 11月15日(水)17:00〜戸畑生涯学習センター
☆福岡  支部大会
 11月19日(土)13:00〜ちどりビル


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■参加しよう!参加を呼びかけよう!!(裁判等日程)
★T弁護士接見妨害国賠訴訟
 日時:10月13日 13:30
★福岡医療団労働組合第30回定期大会
 日時:10月14日 14:00
★大崎事件の現地調査
 日時:10月14日14:00〜15日12:00
 場所:鹿児島県大崎町 参加費13,000円
     あなたの目で事件現場を調査しませんか?
     事件現場への参加者を募ります。 積極的な参加を呼びかけます。
 現地調査派遣募金にご協力を
 送金先 郵便振替 01760−8−2699
★防衛大学人権裁判
 日時:10月16日 10:30
 場所:地裁301
★司法修習生給費制廃止違憲訴訟 判決
 日時:10月17日 13:00
★倉敷民商事件N裁判 第一回控訴審
 日時:10月27日 10:30
 場所:広島高裁岡山支部


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