救援新聞・福岡県版  2017年1月5日号 

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★  目次  ★
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 ■2017年あけましておめでとうございます
 ■共謀罪法案国会提出反対の署名に266筆の協力
  ありがとうございます
 ■年末救援募金、会費納入のご協力ありがとうございます
 ■人間の尊厳と正義を取り戻す救援運動を広げ2017年を勝利の年にしょう!
 ■裁判所に憲法を取り戻し、勝利を勝ちとろう
 ■原口アヤ子さんの命あるうちに
  再審無罪を勝ち取るための集会ひらく
 ■福岡高裁で審理されている熊本・松橋事件の真実を、
  あなた自身で確かめませんか?

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■2017年あけましておめでとうございます

 2017年1月 日本国民救援会福岡県本部 会長

 安倍内閣の生活破壊、憲法破壊の策動がつづいています。 ついに戦争法の成立・施行まで進められてしまいました。 国会では、改憲勢力が発議に必要な3分の2以上を占め、9条を含む憲法改悪の危険が大きくなっています。
 その一方で国民の怒りも大きくなっています。 辺野古や高江は全国的なたたかいになっており、選挙でも野党共闘が実現し一定も成果をあげました。
 いままさに、私たちは今後も平和をまもることができるかどうか正念場にたたされていると言うことができます。 憲法改正が論じられる様子をマスコミが報道することによって、その議論が日常化するということにもなっているなか、これを押しとどめ、たたかう部隊と連携し「救援」すべき、私たちは、ますます大きな役割を発揮することが求められているのではないでしょうか。
 また、大崎事件をはじめとする冤罪事件、倉敷民商弾圧事件をはじめとする弾圧事件、様々な労働事件、年金や生活保護をめぐる闘争、原発に反対し環境をまもるための闘い、アスベストや肝炎など命と健康を守るための事件など、実に様々な事件が繰り広げられています。 裁判が重要な局面を迎えている事件も少なくありません。

裁判勝利をめざす取組を前進させることが求められています。
 憲法改悪反対、共謀罪国会提出反対の活動、北九州市議選で自由な選挙をまもる活動など様々な課題に、様々な事件の救援活動に、旺盛に取り組んでいきたいと思っています。
 今年もよろしくお願いいたします。


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■共謀罪法案国会提出反対の署名に266筆の協力。 ありがとうございます。
 憲法違反の「共謀罪」の国会提出に反対する署名を会費請求書年末募金のお願いに同封しました。 12月20日現在266筆が返送されています。 引き続き取組みをお願いします。


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■年末救援募金、会費納入のご協力ありがとうございます。
 安倍政権の国民犠牲の悪政のもと、年末救援募金や会費納入有難うございます。 年末募金の目標達成にお力添えをお願いします。
 *書き損じたはがきや年賀状はがきの現物募金も大歓迎です。


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■人間の尊厳と正義を取り戻す救援運動を広げ2017年を勝利の年にしょう!
最高裁でたたかう福岡市民病院渡Wさん雇い止め撤回裁判
 地裁、高裁の不当判決を最高裁で取り消させ、職場復帰を勝取る最高裁でのたたかいがはじまりました。
 12月16日、Wさんは自治労連の最高裁要請行動に参加して、最高裁に、有期労働者の労働の権利をまもる判決を要請。

本社に早期解決を求めて座り込み
中労委でたたかう・・・・明治乳業争議団

 賃金差別・昇格差別の是正を求めてたたかいつづけて31年。 明治HD本社に早期解決をもとめ12月21、22日座込み行動。 一方で中労委に早期救済命令の決断を迫っています。

交渉で早期全面解決を求める・・・JAL争議
 2010年の整理解雇は管財人が解雇反対の労組に対する不当労働行為のなか強行したことを最高裁が断罪しました。
 一方でJAL内の三労組が統一して解雇の解決を求める統一要求を確認し、会社に要求にもとづく解決を迫っています。

裁判勝利、職場復帰を・・・東洋食品不当解雇撤回裁判
 1年半に5回の配転強要や残業代不払いなどを告発し解雇されたSさん。 地位確認の仮処分勝利決定をちからに、本訴での勝訴、職場復帰をめざします。

倉敷民商弾圧事件・・・・N裁判
 12月14日、Nさんに係わる法人税法違反、税理士法違反事件の最終弁論がひらかれNさん・弁護団が無罪を堂々と主張。 O・S裁判は最高裁でたたかっています。
判決は3月31日10時

やった!司法修習生給費制廃止国賠訴訟の成果
 法務省、来年末から給費制度を再開


 救援、支援をもとめている多くの事件があります。
 国民救援会を強く大きくしょう!
 国民救援会は2018年の創立90周年を迎えます。
 救援会への入会を呼びかけます。


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■裁判所に憲法を取り戻し、勝利を勝ちとろう
憲法25条
@すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する
A国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

 生活保護基準切下げ違憲訴訟 憲法25条を実現する法律が生活保護法です。 憲法25条2項で、国は「向上及び増進に努めなければならない」と規定されており、現状基準の切下げは憲法違反です。 次回2月6日(月)14時 地裁301

年金切下げ違憲訴訟
 高齢者にとって年金は命綱です。 現在、年金受給者の半数近くが月額10万円未満。 65歳以上の高齢者世帯の約4割が生活保護基準より低く、「老後破産」状態。 高齢者の尊厳と生活を破壊する「切下げ」の撤回を。
 次回1月31日13:30

あやまれ、つぐなえ、なくせアスベスト被害
「健康を かえせかえしてアスベスト   命あっての 人生だから」
「アスベスト 苦しみもがく この命  家族まで巻き添え わが身をせめる」


 12月19日の口頭弁論で、Mさんは配管工だった亡夫の短歌を紹介し、国、企業の責任と一人親方の救済をもとめる陳述をしました。 次回 2月27日14:00
 アスベスト訴訟のほか、西日本石炭じん肺訴訟、築炉じん肺訴訟、新日鉄住金コークス肺がん訴訟が地裁、高裁でたたかわれています。

≪Mさんの意見陳述≫
 この裁判がはじまってからも、既に7人の原告がアスベストによって命を落としています。 アスベストによって病気になったにも関わらず、国や企業からの謝罪を受けることもなく、苦しんで亡くなっていった人たちの無念を思うと、言葉もありません。
・健康を かえせ かえしてアスベスト 命あっての 人生だから
 夫の詠んだ歌のとおり、命あっての人生なのです。
 誰も責任を取ることなく、アスベストを原因とする悲劇だけが積み重なっていく。 そんな悲劇の連続に終止符を打たなければなりません。 この裁判は、そのための第一歩なのです。 裁判所は、人命こそが何よりも尊重されるのだという当たり前のことを、国や企業に突き付けて欲しいと思います。

憲法13条、21条違反を問うマイナンバー違憲九州訴訟、憲法9条違反を問う安保法制違憲訴訟など憲法を活かし、まもる裁判がたたかわれています

 憲法施行70年、憲法が救援運動をもとめています。 裁判勝利で憲法を守ろう!


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■原口アヤ子さんの命あるうちに、再審無罪を勝ち取るための集会ひらく
 3度目の再審請求審が大詰めを迎えている鹿児島、大崎事件の再審無罪を勝ち取る市民集会が鹿児島市でひらかれました。

集会には、日弁連が主催。150人が参加。
 集会には、東住吉事件のAさん、布川事件のSさん、映画監督のSさんらが冤罪事件についてパネルディスカッションしました。
 決定は来年3月末までにだされる見通しと弁護団が報告。 原口さんは89歳を迎え、施設で生活しています。 再審開始を求める署名にご協力をお願いします。


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■福岡高裁で審理されている熊本・松橋事件の真実を、あなた自身で確かめませんか?
 「無実の証拠」を検察が隠していたことが明らかにされました。 それでも検察は再審開始を認めせん。 現地で事件の真実を確認してください。 事件を全く知らない人も参加できます。 気軽に参加ください。 車に相乗りで参加します。 連絡ください。

「松橋事件」支援者集会
 日時  2017年1月15日(日)午後1:00〜
 場所  ウイングまつばせ 視聴覚室


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