救援新聞・福岡県版  2016年7月15日号 

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★  目次  ★
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 ■憲法を活かし、平和と人権をまもるために
  国民救援会の組織と活動を大きくしよう!
  ・・7月30日から第58回全国大会
 ■参議院選挙で民間パトロール
 ■高校生にリーフ150枚配布
 ■第一回救援会講座に参加しよう
 ■海鮮バーべキュー大会
 ■参加しよう!参加をよびかけよう!
 ■全国大会をめざして、会費納入、夏期募金へのご協力をおねがいします
 ■熊本・松橋事件に再審開始決定、検察が即時抗告
  たたかいは福岡高裁へ
 ■高裁で勝利を!
  W裁判【控訴審】勝利をめざす決起集会
 ■裁判長!それは不公平で憲法違反です
  倉敷民商弾圧・N裁判で異常な訴訟指揮


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■憲法を活かし、平和と人権をまもるために
 国民救援会の組織と活動を大きくしよう!
 ・・7月30日から第58回全国大会

 戦争か平和か、をめぐって安倍政権と国民が激突した参議院選挙。 この新聞が届けられるころには結果が判明していると思いますが、結果の如何にかかわらず、安倍政権の憲法破壊、平和と人権、暮らし破壊の政治と憲法を活かし憲法にもとづく政治の実現をもとめる国民とのたたかいはますます激しくなると考えられます。 人権と民主主義、平和をまもる国民救援会の活動が重要になっています。国民救援会の組織と活動をさらに大きくしていきましょう。


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■参議院選挙で民間パトロール
 7月5日、北九州総支部は、会員から「ポスターはりを尾行、張り込みされている」との報告を受け、その地域に「民間パトロール隊」を出しました。
 「警察は市民の自由な対話やビラ配布への妨害干渉は許されません」「特定の政党や候補者の宣伝行動妨害は、公正な選挙と民主主義を踏みにじるもの」「干渉や妨害はすぐ連絡を」と訴えてまわりました。
 パトロール中、立ち寄った「たまり場」では、警察への対応などミニ学習会となり大変好評でした。


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■高校生にリーフ150枚配布
 7月6日、遠賀中間支部は、自由法曹団が発行した「高校生の政治活動・選挙活動QA、私たちの政治活動は自由だ」のリーフを配布しました。
 JR海老津駅前で、午後5時から学校帰りの高校生に、「参議院選挙から18歳も選挙できるようになった。 選挙活動もできる。 このリーフは弁護士さんがつくったもので、参考にしてください」と話しながら5人で配布しました。 受け取りもよく、短時間で150枚配布しました。
 高校生むけリーフは、県本部で300枚取り寄せ、各支部や民青同盟、新婦人県本部などに届けました。 内容の一部は「救援新聞6月25号版」裏面に紹介しています。


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■第一回救援会講座に参加しよう
 新事務所移転を記念し、特別ゲストに布川事件で43年間たたかい、再審無罪を勝ち取った桜井昌司さんを迎えて、第一回救援会講座(仮称)をひらきます。
 気軽に、誘い合わせて参加ください。

と き  7月15日(金) 18:00〜20:00
テーマ  冤罪事件を桜井昌司さんと考える
特別ゲスト 桜井昌司さん

事前講座 7月15日(金) 15:00〜16:00
 内  容 布川事件のDVDを視聴し、桜井昌司獄中歌集のCDを聞きます。
★会場はいずれも国民救援会事務所(第一吉田ビル403号)


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■海鮮バーべキュー大会
 7月24日(日)11時〜
○遠賀郡・芦屋町 柏原漁港にて
○連絡先 国民救援会遠賀中間支部
暑い夏、柏原漁港に水揚げされた鮮魚のバーベキューで楽しい1日を


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■参加しよう!参加をよびかけよう!
★マイナンバー違憲九州訴訟

 日時:7月15日 13:30
 場所:地裁305
★倉敷民商事件・無罪判決を勝取る福岡の会 世話人会
 日時:7月19日 18:00
★原発被害九州訴訟
 日時:7月20日 14:00
 場所:地裁301
★JAL不当解雇 街頭宣伝
 日時:7月29日 18:00
 場所:博多駅筑紫口
★福岡市民病院雇止め撤回裁判 第一回控訴審
 日時:8月 1日 13:00
 場所:福岡高裁501


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■全国大会をめざして、会費納入、夏期募金へのご協力をおねがいします


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■熊本・松橋事件に再審開始決定、検察が即時抗告
 たたかいは福岡高裁へ

松橋事件再審開始決定

 6月30日、熊本地裁(溝国禎久裁判長)は、1985年1月、熊本県宇城市(旧松橋町)で発生した松橋事件(懲役13年の有罪判決・宮田浩喜さん)に、再審開始決定をだしました。
 再審開始決定は、@自白の凶器と被害者の傷口に一致しないものがある。 凶器に血痕も付着していないA自白で凶器に血痕が付着しないよう、小刀に布切れを巻き付け、血液が付着した布切れは燃やした。 という「布切れ」が燃やされていない。 供述は作り話ではないかという合理的な疑いが生じた。 など、「自白は重要な部分に客観的な証拠と矛盾するとの疑義があり、自白の信用性が揺らいでいる」と決定しました。
 無罪の証拠を隠した検察の犯罪  有罪の重要な証拠とされた「巻き付け布」には血痕の付着はなく、燃やされてもなく熊本地検に隠されていたことが決定で明らかにされました。 無罪の証拠を隠し、無罪の市民を有罪に課した検察の犯罪です。 裁かれるべきは検察です。

検察が即時抗告、たたかいは福岡高裁へ
福岡のみなさんご支援をお願します

 開始決定に対して検察は不当にも即時抗告しました。 無実の証拠を隠し、無実の市民を13年間も服役させておきながら、あくまでも有罪判決を維持しようとする検察に「公益の代表者」(検察庁法4条)たる資格はありません。
 松橋事件が発生した1985年前後には、自白で死刑とされていた、熊本・免田事件(1983年再審無罪)や財田川事件、松山事件などが相次いで再審無罪となっており、「自白」について慎重な審理が求められていました。
 たたかいは福岡高裁に移ります。 福岡のみなさんいっそうのご支援をお願いします。


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■高裁で勝利を!
 W裁判【控訴審】勝利をめざす決起集会

 6月29日、Wさんの雇止めを撤回させ、職場復帰を求める四者共闘会議(福岡県医労連・福岡自治労連・福岡市職労・福岡市民病院労組)は、「今こそ考えよう、私たちの働き方と政治のありかた W裁判【控訴審】勝利をめざす決起集会」を開催しました。
 弁護団弁護士が福岡地裁の不当決定(4月22日)に対する控訴趣意書を説明。 「原告Wさんの請求を棄却した福岡地裁判決は、重大な事実誤認の誤りを犯すとともに、審理不尽、理由不備によりそれの結論を誤ったものであるとの誹りを免れないものであって、速やかに取り消さなければならない」と、地裁判決の問題点と控訴審勝利について報告しました。
 全労連事務局長は、「非正規労働者のたたかいと参議院選挙」と題して講演。 そのなかで、W地裁判決の時代遅れと不当性を批判し、そして、最近アベノミクスの誤りが鮮明になり、賃上げや雇用の安定が社会の要請となっている。 そこから最近の裁判所にも変化が見られる。 本件雇止め撤回闘争も勝利は可能、その可能性は高まっている。職場でのたたかい、裁判のたたかいをつよめることを強調されました。
 また、たたかわれている参議院選挙は、この国の未来がかかった特別な選挙、であり、非正規雇用労働者等の雇用の安定や賃金の底上げを実現するチャンス、もある。 戦争法を最大の争点に、安倍政権NO!の選挙権行使を組合員に呼びかけ、投票率をあげる。ことなどを訴えました。
 最後に、原告のWさんが、「地裁では負けたが高裁はこれから。みなさんの力で勝利を勝ち取る」と決意を表明しました。


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■裁判長!それは不公平で憲法違反です
 倉敷民商弾圧・N裁判で異常な訴訟指揮

 6月30日、岡山地裁は倉敷民商弾圧事件N裁判で、弁護側が求めた証人を全員棄却する一方で、検察側証人は全員を採用する、という差別的異常な訴訟指揮をおこないました。 憲法37条1項は、「すべて刑事事件においては、被告人は、公平な裁判所の迅速な公開裁判を受ける権利を有する」としています。 岡山地裁(江見健一裁判長)の、検察の言い分は聞くが、弁護人の言い分は言わせない、聞かない、という訴訟指揮は、まさに憲法37条違反で許せません。 弁護団は裁判官全員の忌避を申し立てました。
(2016.7.8)


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