救援新聞・福岡県版  2016年5月15日号 

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★  目次  ★
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 ■福岡市民病院雇止め撤回裁判・有期雇用労働者の
  雇用継続期待権を踏みにじった
  不当判決を糾弾する
 ■2件に不当判決
 ■熊本地震への被災者募金へのご協力ありがとうございます
  引き続きご協力を
 ■倉敷民商事件・無罪判決を勝ち取る福岡の会
  結成総会に77人
 ■力を合わせて勝利を勝ち取ろう!
  参加しょう、参加をよびかけよう!
 ■新入会員40人突破会員拡大にご協力をお願いします
 ■第69回解放運動無名戦士合葬追悼会に参加して
 ■福岡における解放運動無名戦士合葬追悼会
 ■無実の市民を新たな冤罪事件に陥れる
  刑事訴訟法等改悪法案の廃棄をもとめます
 ■元道警幹部が感じる「危険な兆候」


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■福岡市民病院雇止め撤回裁判・有期雇用労働者の
 雇用継続期待権を踏みにじった
 不当判決を糾弾する

 4月22日、福岡地裁(豊島英征裁判長)は、福岡市民病院の看護助手・Wさんが3回目の雇用契約更新拒否による雇止め撤回をもとめた裁判で、「(有期雇用の看護助手は)患者数の減少や看護師数の増加などの事情の変更があった場合には、その必要とされる員数が減少したり、必要性そのものが失われたりすることも想定されていた。 ・・そのため・・直ちに、雇用継続期待の合理的理由があるということはできない」として、Wさんの請求を棄却しました。
 判決は、有期雇用労働者には企業の都合で何時でも雇止めされることが想定されているので、労働契約法19条の「雇用継続の更新期待の合理性理由」はない、とし、有期労働者を「物扱い」するもので、「すざまじくひどい判決」(弁護士)です。 Wさんは高裁で逆転勝利をめざします。
 Wさんは、これまでの支援に感謝し、「職場にもどることがゴールです。 もう少し応援をお願いします。」と訴えました。


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■2件に不当判決
 4月14日、地裁小倉支部は、新日鉄のコークス工場に5年以上勤務し、退職後に「肺がん」で亡くなった労働者遺族が、同社の「安全配慮義務違反」に損害賠償を求めていた、新日鉄住金コークス肺がん訴訟で、会社側の言い分を鵜呑みにした判断で労働者遺族の請求を棄却しました。
 4月15日、福岡地裁は、元原発労働者のUさんが、心筋梗塞は原発での被爆による労災として、原発労災給付不支給処分取り消し決定の取り消しを求めた裁判で、「因果関係は認められない」と、Uさんの請求を棄却する不当判決をだしました。
 2件とも控訴してたたかいます。


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■熊本地震への被災者募金へのご協力ありがとうございます
 引き続きご協力を

 前号の募金の訴えに早速ご協力がありました。 ありがとうございます。
 4月29日、30日には中央本部が熊本県に入り、県本部と対策を協議しています。

募金
 郵便振替で、口座番号 01760-8-2966 日本国民救援会福岡県本部
 通信欄に「熊本地震募金」と記入を


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■倉敷民商事件・無罪判決を勝ち取る福岡の会
 結成総会に77人

 4月22日、博多市民センターで、「倉敷民商事件・無罪判決を勝ち取る福岡の会」が100余人の参加で結成されました。
 総会には、428日間の違法な勾留とたたかい、理不尽な保釈条件のなかで、無罪を勝ち取るために奮闘しているNさんが参加され、事件の真相と警察・検察の取り調べなどから本件が弾圧事件であることを、質問に答えながら説明されました。
 総会には、県下の各民商をはじめ全商連のK副会長、救援会の役員や事件関係者など77人が参加して、福岡県で「無罪を勝ち取る」運動に取り組む方針を確認し、会長にK弁護士、事務局長にY福商連事務局長ほかの役員を決定しました。

☆N裁判の日程
 5月13日 13時、  6月3日 10時 いずれも岡山地裁


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■力を合わせて勝利を勝ち取ろう!
 参加しょう、参加をよびかけよう!

★北九州交通局未払い請求裁判

 5月13日 13:15
 地裁301
★九州建設アスベスト訴訟
 5月16日 13:00
 高裁501
★マイナンバー違憲九州訴訟
 5月20日 10:00
 地裁301
 原告募集中
*国にマイナンバー収集、保存、利用及び提供の差し止め、マイナンバーの削除、損害賠償を求める
★「自民党改憲案と安倍政治を切る」学習会
 5月25日 18:30
 戸畑生涯学習センター
★第11回福岡における解放運動無名戦士合葬追悼会
 5月29日 13:00
 ふくふくプラザ
★生活保護基準切り下げ違憲訴訟
 6月 6日 14:00
 地裁301
★T弁護士接見交通権侵害国賠訴訟
 6月 8日 11:00
 高裁501




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■新入会員40人突破会員拡大にご協力をお願いします
 5月1日メーデーなどで7人が入会、前年からの入会者が40人を突破しました。
 人権と平和をまもる国民救援会を大きくしよう!
 入会の声かけをひろげよう!


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■第69回解放運動無名戦士合葬追悼会に参加して
 大牟田市から参加のSさん(99歳Hさん遺族)
 心臓との関係で足が普通に歩けないのでどうなることか、と心配がありました。 お陰さまで空港の長い廊下は車イスを押してもらって付き添いの方に大変とお世話になりました
 荷物も持っていただき、車の乗り降り、昼食のお世話、キップも買ってくださいました。
 何から何までなんともお礼の言葉がみつかりません。
 スバラシイ写真13点、勇気がもりもりと湧いてきます。 M様、K様、皆々様のご健勝を祈念いたします。

ふとおもうと2人合わせて200歳 選挙に行きし日のことなどを
 (Hさん101歳)

第69回解放運動無名戦士追悼会のDVDをお貸しします
 視聴希望者にお貸しします。県本部まで連絡下さい。
 (092-713-0144)


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■福岡における解放運動無名戦士合葬追悼会
 5月29日(日)13時〜
 ふくふくプラザ 福岡市荒戸3-3-39 090-731-2929


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■無実の市民を新たな冤罪事件に陥れる
 刑事訴訟法等改悪法案の廃棄をもとめます

☆要請先 〒100-8962 千代田区永田町参議院会館 326号室
        参議院法務委員長 魚住裕一郎 殿
☆要請文例 新たな冤罪を生み出す刑事訴訟法等海底案の廃棄をもとめます。


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■元道警幹部が感じる「危険な兆候」
 (『警察捜査の正体』原田宏二・講談社現代新書)
 最近では、犯罪報道の便宜を図ってもらうなどのために、多くのマスコミは警察を監視する機能を失いつつあるように見える。 そのため、冤罪事件の捜査上の問題点の追及や刑事訴訟法改正について警鐘がならされることは極めて少ない。 私には、テロの防止、凶悪犯人逮捕という大義名分のもと、「警察国家」への道が強化されつつあるように見える。
 元警察官として、危険な兆候を感じている。 このままでは市民に対する監視が一層強化さて、ある日突然、普通の市民である読者が冤罪事件に巻き込まれる事態になるか可能性が増しているのだ。(まえがき)
 来来、権力は腐敗し、暴走する。 そして、その正体を隠蔽し、ときには、虚偽に情報を開示し、市民を欺く。 権力の正体をチェックするべきマスコミをはじめとする社会の機能も失われつつある。 市民の日々の暮らしに、最も近いところにある権力、それが警察だ。
 その警察は、事実上、キャリア官僚が支配する国家警察と化している。 必然的にその目線は、市民よりは国家を向く。(P296)
 (原田宏二氏は北海道警察元警視長)


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