救援新聞・福岡県版  2016年1月15日号 

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★  目次  ★
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 ■司法・裁判に立憲主義をとりもどそう!
 ■「戦争法の廃止を求める統一署名」
  福岡支部から85筆(会員から返送分)
 ■倉敷民商事件・無罪を勝ち取る福岡の会
 ■貧困とのたたかいは、人間の尊厳をとり戻すたたかい
 ■JALの不当解雇にILOが勧告
 ■解放運動無名戦士合葬追悼会
 ■辺野古新基地建設阻止


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■司法・裁判に立憲主義をとりもどそう!
 今年は憲法公布70年 文部省(当時)は、憲法公布行(1946年11月3日)の10ケ月後、翌47年8月に中学1年生の教科書として「あたらしい憲法のはなし」を発行します。
 同書では、「憲法とは、国でいちばん大事な規則、すなわち『最高法規』というもので、その中には、だいたい二つのことが記されています。 その一つは、国の治めかた、国の仕事のやり方をきめた規則です。 もう一つは、国民のいちばん大事な権利、すなわち『基本的人権』をきめた規則です。」と、立憲主義をわかりやすく教え、また司法については、「こんどの憲法で、非常にかわったことを、一つ申しておきます。 それは、裁判所は、国会でつくった法律が、憲法に合っているかどうかを調べることができるようになったことです。」と違憲審査権を説明しています。
 しかし、アメリカと歴代自民党政権によって、立憲主義も違憲審査権も形骸化され、ついには安倍政権によって立憲主義が破壊されようとしています。 この時こそ、司法に違憲審査権の行使を求める世論を大きくすることが大事になっています。
 国民救援会の、裁判を監視し、批判し、意見をいう(要請)運動は、憲法が決めている「基本的人権」です。 憲法をおおいに活用し、司法・裁判に立憲主義、民主主義での判断を求め、安倍政権の暴走から立憲主義、民主主義と人間の尊厳をとりもどしましょう。


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■「戦争法の廃止を求める統一署名」
 福岡支部から85筆(会員から返送分)

 2000万人署名を達成し、憲法違反の「戦争法」を廃止しましょう。


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■倉敷民商事件・無罪を勝ち取る福岡の会
 結成準備会に参加をお願いします。
 1月13日(水)15:00
 福商連会議室 博多区山王2-2-30 451-1607
 O倉敷民商事務局長が参加され、事件の経過や裁判について話します。


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■貧困とのたたかいは、人間の尊厳をとり戻すたたかい
 憲法25条は、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」としています。
 生活保護基準切り下げ、年金引き下げは憲法25条違反で立憲主義破壊です。 裁判所に違憲審査権を行使させ、憲法25条を守ろう。 裁判傍聴に参加しよう。

福岡生活保護基準切り下げ違憲訴訟
 2016年1月25日(月)午前11時30分〜
 福岡地方裁判所301号法廷

年金引き下げ違憲訴訟!
 2016年2月2日(火)13時30分〜
 福岡地裁 3階(301号法廷)


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■JALの不当解雇にILOが勧告
 ILO(国際労働機関)は日本政府とJALに対して、JALが大量に新規採用しているならば(注 パイロットの大量が退職、客室常務員2300人を新規採用している)、解雇された人たちが職場復帰できるよう、労使が話し合うことを勧告しています。 JAL争議の解決やひごろの労働運動とILOについての学習会に参加を呼び掛けます。

と き 1月27日(水)18:45〜20:00
 18時から30分間 筑紫口で宣伝行動
ところ 県労連会議室 駅南1-9-8 ケイアイビル2F 092-433-1833
講 師 U弁護士(ILO条約の批准を進める会代表、全教常任弁護士)
テーマ ILOを日頃の労働運動にどう活かすか!


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■解放運動無名戦士合葬追悼会
 3月18日、東京・青山墓地でおこなわれる「解放運動無名戦士合葬追悼会」に合葬する故人の推薦をお願いします。
 推薦書の救援会受付締切は1月31日です。


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■辺野古新基地建設阻止
 「政府は、大勢の海上保安官や警視庁機動隊員を現地に動員し、行政不服審査法や地方自治法の趣旨をねじ曲げてまで、辺野古埋め立て工事を強行しています。 それに対して、私たちは暴力で対抗することはしません。 法律に基づく権限を含め、私はあらゆる手法を駆使して辺野古新基地建設を阻止する覚悟です。」
(代執行訴訟・翁長知事陳述書)

アベ総理、警官たちその手を離せ!
“辺野古のおばぁ”の叫びがきこえないのか

 毎朝5時から新基地建設反対のため,キャンプシュワブ前で座り込みを続けている”辺野古のおばぁ”Sさん(86)。その思いを聞きました。
 安部総理がそんなに戦争したければ「人間に血の腐った水を飲んでからにしてくれ」と言いたい。 私の左半身は火傷の痕だ。 手りゅう弾の破片もお尻にまだ入っている。 戦場で死んだ人の血を飲んで生きてきたからには,基地をなくすまでは死ねない。
 火炎放射器で背中が焼けたたれ,やがで蛆が湧いた母を収容所の病院で毒殺される寸前に背負って逃げて,河原で何度も蛆を洗い流して一命を取り留めた。 戦後の苦労を思うと,あの時死ねば良かったかなーと思う時もあった。
 二度と日本の政治家に騙されてはならない。だから一つしかない命をはってゲート前に座っている。 今から子どもたちの命を守るためにゲート前にいる。
 警官たち,その手を離せ。

人権無視の暴力的弾圧
 S沖縄統一連事務局長(安保破棄1.1号より抜粋)
 この日(12月5日土曜日、キャンプ・シュワブゲート前で)機動隊や市民が入り乱れての大掛かりなもみ合いの中で、騒動を治めようとしていた私が、機動隊小隊長は持っていた拡声器の紐をひきちぎったとして逮捕される事態となりました。 しかし、紐が引きちぎられた拡声器も、その写真すらみせられず、警察から検察、裁判所へと進むなかで、「引きちぎった」から「引っ張った」に容疑が変更され、拘留から4日目の12月8日の夕方、名護署から釈放されました。
 辺野古では、私を含め12月だけで4人の逮捕者が出ています。 14日には統一連の中村代表も額から出血するけがを負わされ、他も多くの市民が機動隊に負傷させられています。
 しかし、私と一緒に逮捕された男性に蹴られ、全治2週間のけがを負っているはずの中隊長は、その日も、それ以降も連日ゲート前で走り回り、市民弾圧の指揮を執り続けています。 人権を無視し、市民を暴力で弾圧し、また、容疑をでっち上げ、逮捕者を出すことで反対運動の萎縮を狙って官邸直結の警察権力の卑劣なやり方に対し、連日現場での抗議が繰り返されています。
以下略

▼暴力的弾圧を不起訴にする養成に力をお貸しください。
 ・不起訴要請先 
 〒900-8578 那覇市桶川1-15-15那覇地方検察庁 検察官 茂木潤子殿
 ・要請例文 S氏らへの不起訴を強くもとめます。


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