救援新聞・福岡県版  2015年12月15日号 

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★  目次  ★
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 ■倉敷民商弾圧事件:K・S裁判
  控訴審の不当判決に断固講義する
 ■年末組織財政強化期間を成功させよう
 ■満身の怒りで抗議する
  辺野古新基地反対行動を不当弾圧
  不起訴養成を沖縄地検に集中しよう
 ■私は市民病院が好きです。 病院に戻って働きつづけたい
  福岡市民病院雇止め撤回を求めるWさんが証言
 ■解放運動無名戦士合葬追悼会に合葬する
  故人の推薦をお願いします
 ■北九州総支部第33回大会
 ■名張毒ぶどう酒事件の映画会
 ■「戦争法」廃止へ、2000万人署名を達成しよう!
 ■平和は人権 人権をまもり平和をまもろう!
  参加しょう、参加をよびかけよう!
 ■日米安保条約の破棄なくして
  平和で豊かな沖縄はありえない
  統一連NEWS 2015年12月7日 NO15-27


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■倉敷民商弾圧事件:K・S裁判
 控訴審の不当判決に断固講義する

 12月7日、広島高裁岡山支部(大泉一夫裁判長、裁判官・難波宏、村川主和)は、倉敷民商弾圧事件(K・S両氏にかかる税理士法違反事件)の控訴審判決で、一審有罪判決(懲役1年、未決拘留100日算入、執行猶予3年)を維持する控訴棄却の不当判決を言い渡しました。
 弁護団が請求した事実調べを拒否し、初めに「有罪ありき」の不当極まる控訴棄却判決判決は、第一回公判で弁護団が事件の真相をあきらかにするために請求した本人質問をはじめ証拠調べ請求のすべてを棄却して結審し、判決を強行したもので、憲法37条が保障する「公開裁判を受ける権利及び審問権」を侵害する、違憲で異常な経過のなかで出された判決であり、不当極まる判決です。

倉敷民商事件・無罪を勝ち取る福岡の会(仮称)結成でさらに大きな支援を!
 Kさん、Sさんは最高裁に上告して、民商運動への弾圧とたたかいます。 一方、Nさんの裁判(税理士法違反、法人税法違反)は証人尋問がおこなわれ重大な局面を迎えています。 3人の無罪判決を勝ち取るために、全国各地で民主商工会と国民救援会を中心に「無罪を勝ち取る会」などの支援組織が結成されています。
 福岡県では、多くの団体に支援を得て1月に準備会、4月に結成をめざします。 11月26日岡山市でひらかれた、全国的な運動をすすめるための意見交換会に、福商連のT副会長と救援会県本部S事務局長が参加しました。
 自主記帳、自主計算、自主申告は主権者国民の権利です。 納税者の権利をまもる民商運動と事件の支援運動をつよめ、無罪判決を勝ち取りましょう。


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■年末組織財政強化期間を成功させよう
 年末募金を多くの人に呼び掛けよう! そして入会を訴えよう!

 会費納入へのご協力をお願いします。
 国民救援会を強く大きくして戦争を阻止しよう。


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■満身の怒りで抗議する
 辺野古新基地反対行動を不当弾圧
 不起訴養成を沖縄地検に集中しよう

 12月5日早朝、キャンプ・シュワブゲート前で新基地建設に抗議行動中の瀬長和男沖縄県統一事務局長ら2人が機動隊に逮捕されました。 沖縄地検に抗議・要請を。


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■私は市民病院が好きです。 病院に戻って働きつづけたい
 福岡市民病院雇止め撤回を求めるWさんが証言

 12月4日、福岡市民病院雇止め撤回裁判がひらかれ、Wさんが証言しました。
 Wさんは、「患者に寄り添い、職場を下から支えるために業務にない整理整頓など環境整備」など積極的にしてきたこと、在職中、仕事で注意されたことはなかったこと、など雇止めにされる理由がないこと、そして、「私は市民病院が好きです。 患者さんから必要とされる限り職場に戻って働きたい」と証言しました。
 今回で事実調べは終わり、次回2月19日13時30分、結審します。 いっそうのご支援をお願いします。

連帯してたたかう
Wさんの裁判に、北九州後藤クリニックの解雇とたたかうTさんが傍聴

 後藤クリニックの二度目の解雇とたたかうTさんは、自分のたたかいとあわせて北九州争議団でたたかう事件への支援を訴えました。
 労働者の働く権利をまもり、人間の尊厳を取り戻すために、力を合わせてたたかいましょう。


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■解放運動無名戦士合葬追悼会に合葬する故人の推薦をお願いします
 3月18日、東京・青山墓地でおこなわれる「解放運動無名戦士合葬追悼会」に合葬する故人の推薦をお願いします。 平和と豊かな社会をめざした故人に感謝と敬意を


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■北九州総支部第33回大会
 11月13日にひらかれました。 大会には43人が参加し、討論のあと議案を採択し、T総支部長ほか16人の役員を選出しました。

街頭宣伝への干渉とのたたかい
 遠賀駅前でハンドマイクを使って演説していたら、前にも干渉してきた巡査から「許可を取っているか」と問われたので「必要ない」と答えたら、「ある。 今度やったら検挙するぞ」と言われた。 救援会に相談し、共産党と弁護士と総支部で相談し、「許可は要らない」「根拠のない脅しであり、不当な干渉である」ことを確認。 折尾署に「抗議的要請を行うこと」とし、実行しました 。後日、折尾署から「許可は要りません」との回答があり、その後は普通に宣伝し、干渉も止まりました。
 今回のことから「変だと思ったらすぐ機関や救援会に相談し、必要な対策を講じること」の重要性を学びました。勉強になりました。
(T遠賀町議・文書発言)


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■名張毒ぶどう酒事件の映画会
 12月2日、福岡市で「約束」の上映会が開かれ、「一度観たのですが奥西さんが亡くなられて再度みたい」人など28人が鑑賞しました。
 I弁護士(福岡南法律事務所)が、「裁判官が自白の証拠価値を必要以上に高くしていること、そこから捜査官の自白強要につながる」ことなどを短時間話された後上映。

感想
「I弁護士の解説が分かりやすかった。 あきらめない活動に感動した。」
「救援会の人、弁護団の人たちの人生と生命をかけたたたかいに感動しました。 奥西さんの無実をなんとしてもはらさなければ、と思います。」


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■「戦争法」廃止へ、2000万人署名を達成しよう!
 来年の5月3日、憲法集会をめどに、全国2000万人署名の取組がひろがっています。
 県革新懇が毎月19日、天神コア前で宣伝・署名行動をつづけています。
 福岡支部は12月19日、12時から13時まで、天神パルコ前で宣伝・署名行動への多数の参加を呼びかけています。


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■平和は人権 人権をまもり平和をまもろう!
 参加しょう、参加をよびかけよう!

★九州アスベスト訴訟

 12月14日 13:30
 福岡高裁501
★T弁護士接見交通権侵害国賠訴訟
 12月16日 10:00
 高裁 501
★講演会 伊東達也いわき市民訴訟原告団長
 12月17日 18:00
 中央市民センター
★九州玄海原発差し止め訴訟
 12月18日 14:00
 佐賀地裁
★倉敷民商事件 無罪を勝ち取る福岡の会準備会
 1月13日 14:00 
 福商連会議室
★松橋事件市民集会
 1月26日 13:00
 宇城市
★生活保護基準切り下げ違憲訴訟
 1月25日 11:30
 地裁501


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■日米安保条約の破棄なくして平和で豊かな沖縄はありえない
 統一連NEWS 2015年12月7日 NO15-27

 発行 安保破棄沖縄県統一連

瀬長事務局長の不当逮捕、拘留延長に抗議する!
那覇地検は起訴をやめ、直ちに釈放せよ

 辺野古新基地建設に反対する抗議行動のためキャンプ・シュワブのゲート前で指揮を執っていた統一連の瀬長和男事務局長らが12月5日朝、機動隊により不当に逮捕されました。 6日午後には身柄が一端那覇地検に送られ拘留延長となり、さらに7日には検事が拘留延長を裁判所へ求め、裁判所も14日までの拘留を認めました。 その後も延長される可能性があります。
 これは安倍政権による前代未聞の許しがたい弾圧です。 統一連と安保破棄中央実行委員会は全国への抗議のファックスを集中するよう要請し、8日午後3時から急遽地検前で抗議集会を開きます。

●計画的な狙い撃ち
 事件当時、瀬長事務局長はけが人や逮捕者がでないよう座り込み参加者と機動隊とのもみあいの間に入って収拾にあたっていました。 拘束前から機動隊は「瀬長!、瀬長!」と狙いをつけ隊員の目を集中させ、逮捕の口実をさぐっていました。 そして言いがかりをつけ、でっちあげの拘束をしました。 瀬長事務局長の身柄はすくに名護署へ送られました。 座り込みの参加者はたたちに名護署前に移動し、釈放を求めて救援と抗議の声をあげました。
 機動隊は座り込みを排除するために指揮をとる仲間にねらいを定め、最優先で拘束し、座り込みを混乱させ、排除するやり方を強めています。
 これまで土曜・月曜日の週2日、現場で指揮を執ってきた瀬長事務局長は、座り込みの参加者には無理をしないよう、とくに注意を促してきました。 今回の弾圧は政治的な攻撃であることはあきらかです。

●全国から抗議を集中しょう
 瀬長さんの救援運動が急がれます。 安保破棄中央実行委員会は、担当検事あてに抗議を集中しようと次のとおり呼びかけています。
▽抗議・要請先
 那覇地方検察庁 担当検事 茂木潤子 殿
(本人に届けるため必ず検事名を書いてください)
Fax098-835-9235
▽抗議文 
「辺野古新基地建設に抗議する正当な活動をおこなっていた瀬長氏らの拘留に断固抗議する。 起訴することなくただちに釈放せよ」

統一連は抗議文を次のとおり送りました。
瀬長和男事務局長の不当逮捕・拘留を糾弾する。
起訴することなく直ちに釈放せよ

 12月5日朝、キャンプ・シュワブのゲート前で辺野古新基地建設を許さない抗議行動が行われている最中、警察機動隊が 当会の瀬長和男事務局長を拉致、逮捕した。 当時、瀬長氏は非暴力のたたかいを貫くため、また、逮捕者やけが人が出ないよう安全に配慮しながら懸命に現場の統制にあたっていた。 それにもかかわらず、警察は意図的に瀬長氏にねらいを定め、公務執行妨害をでっちあげて弾圧に乗り出した。 明らかな不当逮捕である。
 ゲート前での座り込みは憲法前文に記された平和的生存権に基づくものである。 しかし瀬長氏の不当逮捕は、憲法が保障する基本的人権の尊重(憲法第11条)、幸福追求権(第13条)、請願権(第16条)、集会の自由(憲法第21条)などをことごとく蹂躙する憲法違反である。
 さらに政治的な狙いをもった弾圧であることも明らかだ。 瀬長氏は翁長知事を先頭に辺野古新基地建設を許さない県民のたたかいに大きく貢献してきた。 安倍政権は弾圧の対象として真っ先にその瀬長氏に襲いかかった。 瀬長氏の不当逮捕は政治弾圧の一環であることは明白である。
 私たちは、瀬長氏の不当逮捕・拘留延長に満身の怒りを込めて糾弾するとともに、起訴することなく直ちに釈放し、主権者の権利侵害や権利行使に対する不当介入をやめるよう強く要求するものである。


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