救援新聞・福岡県版  2015年7月5日号 

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★  目次  ★
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 ■言論弾圧は戦争の前夜
  自民党、安倍政権批判を封じるファシズム体質を露呈
  ・・・・言論の自由で反撃しよう!
 ■戦争には反対です。
  安倍さんはこわい
 ■人権をまもり平和をまもる国民救援会を大きくして、
  戦争法案を廃案に追い込もう!
 ■事件勝利で人権をまもろう!
  参加しよう!参加をよびかけよう!
 ■無実の人に無罪を 全国宣伝行動
 ■再審で無罪をめざす熊本・松橋事件
  現地調査に参加しました
 ■生きているうちに再審無罪を
  大崎事件第3次再審請求集会に参加を
 ■戦争放棄の初心を忘れない


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■言論弾圧は戦争の前夜
 自民党、安倍政権批判を封じるファシズム体質を露呈
 ・・・・言論の自由で反撃しよう!

 6月25日、自民党の安倍首相に近い、福岡1区選出の井上議員ら若手議員約40人が勉強会を開き、参加議員や講師の百田尚樹氏らが、「マスコミをこらしめるために広告料収入をなくせばいい。 経団連に働きかけてほしい」とか、「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」(百田氏)など戦争法案や沖縄新基地建設に批判的なマスコミを強権的に封殺する発言をしたと報道されました。 この会合には、安倍首相の補佐官や政府の官房副長官なども出席しており自民党と政府の責任は重大です。
 安倍政権と自民党の民意を無視し、異論を切り捨てるファシズム体質を絶対に許さない。


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■戦争には反対です。
 安倍さんはこわい

 6月20日、天神パルコ前で、無実の人に無罪を!の宣伝と一緒に、戦争法案の廃案を求める宣伝と署名行動をおこないました。 「戦争には絶対反対」「安倍さんは国民の声を聞かない。 こわい人だ」など署名に協力されました。 短時間でビラ300枚を配布しました。
★毎週木曜日 12時〜   天神パルコ前
★各州木曜日 18時〜   天神ソラリアステージ前
★7月11日 13時〜   北九州集会 本庁前


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■人権をまもり平和をまもる国民救援会を大きくして、
 戦争法案を廃案に追い込もう!

 6月1日現勢、県本部は残念ながらマイナスに、全国ではプラスに
 昨年の6月1日からの1年間、みなさんのご奮闘で多数の新入会員を迎えましたが、死亡や経済的理由などで退会者があり、合計で昨年からマイナスとなりました。
 7月末まで「会員拡大月間」です。 会員拡大にご協力、ご奮闘をお願いします。


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■事件勝利で人権をまもろう!
 参加しよう!参加をよびかけよう!

★ツクイ・マタハラ裁判
 7月 8日 10:00
 地裁小倉支部
 *マタハラのなか無事赤ちゃんを出産したNさんがたたかっています。
★原発事故避難者損害賠償裁判
 7月 8日 13:20
 原告陳述
 福岡地裁
 *原発事故を契機に九州に避難された方々が国と東電の責任を追及
★後藤クリニック不当解雇事件
 7月 8日 16:30
 ラウンドで和解協議
 地裁小倉支部
 *2回目の解雇とたたかうTさん、裁判所による和解協議が続いています。
★九州玄海原発差し止め訴訟
 7月10日 14:00
 佐賀地裁
★九州建設アスベスト訴訟
 7月13日 13:30
 第一回控訴審
 福岡地裁
 *門前集会12:30 裁判13:30(501法廷)
 集会15:00中央市民センター 
★福岡市民病院Wさん雇い止め撤回裁判
 7月17日 16:30
 地裁301
 *これまで7回の弁論で、弁護団は病院側の雇い止めに理由がないことを毎回の法廷の弁論で明らかにしてきました。 追い詰められた病院側は、Wさんの契約更新の期待権に合理性があるかどうか(労働契約法19条)を新たに主張しはじめました。 弁護団がこれに反論します。
★私教連・杉森学園E先生解雇事件
 7月29日 13:10
 判決 地裁303
 *13年2月に整理解雇され、裁判で解雇の必要性や解雇回避の努力など整理解雇の四要件を逸脱していることが明白になっています。 勝利判決で現職復帰をめざします。
★安川電機Uさん雇い止め撤回裁判
 *判決
 9月15日13:10
 地裁小倉支部


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■無実の人に無罪を 全国宣伝行動
 1975年5月20日の最高裁は白鳥事件の再審請求審で、「疑わしきは罰せず、という刑事裁判の鉄則は再審にも適用される」としました。 この決定を機に、免田事件、財田川事件、松山事件、島田事件の死刑4事件の再審無罪がだされました。
 国民救援会は、この決定を全ての再審請求事件に適用をもとめて毎年5月に無実の人を救う全国宣伝行動をおこなっています。 福岡県では5月20日海老津駅、6月14日小倉駅前、6月20日天神パルコ前でおこなわれました。


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■再審で無罪をめざす熊本・松橋事件
 現地調査に参加しました

 6月27日(土)、宇城市松橋中央公民館でおこなわれた、松橋事件の報告会と事件の現地調査に福岡県から6人が参加しました。 当日の様子などは次号に掲載します。


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■生きているうちに再審無罪を
 大崎事件第3次再審請求集会に参加を

 7月8日12時30分 鹿児島地裁 再審請求提出 激励集会
 14時 第3次再審請求報告集会 中央公民館
 ★希望者は連絡ください


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■戦争放棄の初心を忘れない
 1947年5月(S22年)、日本国憲法が施行されました。 その年の8月、文部省(当時)は、中学生1年生の教科書として「あたらしい憲法のはなし」を発行しました。 憲法9条に関する部分を紹介します。

【憲法9条】
 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
A前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない。

 戦争放棄、再び戦争をしない、という初心をわすれてはなりません。 「戦争法案」を廃案にする声をあげましょう。

六  戦争の放棄
 みなさんの中には、こんどの戦争に、おとうさんやにいさんを送りだされた人も多いでしょう。 ごぶじにおかえりになったでしょうか。 それともとうとうおかえりにならなかったでしょうか。 また、くうしゅうで、家やうちの人を、なくされた人も多いでしょう。 いまやっと戦争はおわりました。 二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないとおもいませんか。 こんな戦争をして、日本の国はどんな利益があったでしょうか。 何もありません。ただ、おそろしい、かなしいことが、たくさんおこっただけではありませんか。 戦争は人間をほろぼすことです。 世の中のよいものをこわすことです。 だから、こんどの戦争をしかけた国には、大きな責任があるといわなければなりません。 このまえの世界戦争のあとでも、もう戦争は二度とやるまいと、多くの国々ではいろいろ考えましたが、またこんな大戦争をおこしてしまったのは、まことに残念なことではありませんか。
 そこでこんどの憲法では、日本の国が、けっして二度と戦争をしないように、二つのことをきめました。 その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、いっさいもたないということです。
 これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。 これは戦力の放棄といいます。 「放棄」とは、「すててしまう」ということです。 しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。 日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。 世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。
 もう一つは、よその国と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。 おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。 なぜならば、いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの国をほろぼずようなはめになるからです。 また、戦争とまでゆかずとも、国の力で、相手をおどすようなことは、いっさいしないことにきめたのです。 これを戦争の放棄というのです。 そうしてよその国となかよくして、世界中の国が、よい友だちになってくれるようにすれば、日本の国は、さかえてゆけるのです。
 みなさん、あのおそろしい戦争が、二度とおこらなように、また戦争を二度とおこさないようにいたしましょう。


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