救援新聞・福岡県版 2014年12月15日号
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★ 目次 ★
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■総選挙で戦争反対の意思を示そう!
■憲法を守らない裁判官に×印を
■どんな些細な情報も国民救援会に連絡を
■ファシズムへの道、秘密保護法を廃止せよ
■年末救援募金
■解雇撤回を勝取る
イワキ工業不当解雇事件職場復帰の勝利和解
■たたかいの輪を広げよう!つよめよう!
裁判・集会等の日程
■署名ありがとうございます
■福岡支部第39回大会ひらく
■九州建設アスベスト訴訟の控訴にあたっての声明
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■総選挙で戦争反対の意思を示そう!
「この国と世界に平和と民主主義が深く根づき、人権が輝く社会進歩」(綱領)をすすめる国民救援会の目的と真逆な、安倍政権の「戦争する国」づくりに厳しい審判を!
この新聞がみなさんに届くのは12月14日の投票日直前かもしれませんが、戦争か平和か、が問われている総選挙は、上記のとおり国民救援会の目的に照らして、重大な選挙です。 弾圧・妨害を許さず、戦争反対の国民の意思が示されるよう奮闘しましょう。
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■憲法を守らない裁判官に×印を
今度の総選挙で、最高裁裁判官5人について国民審査がおこなわれます。 内閣が任命した裁判官を国民が辞めさせることができます。 国民主権の行使です。
<憲法79条2項>最高裁判所の裁判官の任命は、その任命後始めて行われる衆議院議員総選挙の際国民の審査に付し、・・・・・
<同条3項>前項の場合において、投票者の多数が裁判官の罷免を可とするときは、裁判官の多数が裁判官は、罷免される。
ご注意ください!
▼投票用紙にあるすべての裁判官を罷免したいと考えた場合、裁判官一人の氏名欄の上に×印を記入します。 一括して大きく×印を記載すると無効とされます。
▼罷免していいかどうかわからない場合は、投票所の立会人に投票用紙を返しましょう。 白紙投票は信認と見なされます。
期日前投票は総選挙とは違い、12月7日からしかできません。 ご注意ください。
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■どんな些細な情報も国民救援会に連絡を
行動中に尾行された。警察が聞き込みをしている。 宣伝に干渉された・・・
どんな些細な情報も国民救援会に連絡を
中央本部・・・・・・・・03−5842−5842
福岡県本部・福岡支部・・092−713−0144
北九州総支部・・・・・・093−967−1871
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■ファシズムへの道、秘密保護法を廃止せよ
圧倒的国民世論の反対を押し切って昨年12月6日成立した秘密保護法が総選挙の最中、12月10日に施行されようとしています。
国民の目、耳、口を塞ぐだけではなく、国権の最高機関である国会にも、違憲審査権をもつ裁判所にも秘密にし、秘密を強要する、軍事立法、弾圧立法であり、ファシズム体制の法律です。 人権と民主主義と相いれない悪法の廃止めざして引き続き奮闘しましょう。
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■年末救援募金
こころあたたまる募金が、当事者を励まし、救援運動を前進させます。
年末救援募金にご協力をお願いします
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■解雇撤回を勝取る
イワキ工業不当解雇事件職場復帰の勝利和解
2011年4月、イワキ工業(小倉南区)から一方的に解雇されたNさんとFさんは、解雇撤回をもとめてたたかっていましたが、11月25日、裁判所で「解雇撤回、職場復帰」することで和解解決しました。
この間、12年2月には仮処分で勝利し、「仮職場復帰」し、働きながら本裁判をたたかってきました。 この二人をJMIUや「職場に戻す会」などが支えてきました。
3年7カ月のたたかいお疲れさまでした。 勝利おめでとうございます。
イワキ工業争議につづき勝利をめざそう
県内には、後藤クリニック(戸畑区)の二度目の解雇とたたかうTさん、安川電機(行橋市)の理不尽な雇い止めに再雇用をもとめるUさん、福岡市民病院の理由のない契約打ち切り・雇い止めとたたかうWさん、杉森学園(柳川市)から学園は黒字でありながら整理解雇されたEさんが職場復帰をめざしてたたかっています。
労働者の尊厳を踏みにじり、生活を奪う解雇撤回裁判にご支援をお願いします。
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■たたかいの輪を広げよう!つよめよう!
裁判・集会等の日程
★福岡市民病院Wさん雇い止め撤回訴訟
12月15日 10:00
地裁301
★テクノ経営パワハラ・セクハラ裁判
12月15日 13:10
判決
福岡地裁
★西日本新聞「押し紙」裁判
12月15日 13:30
地裁305
★久留米市焼却場建設公金差し止め訴訟
12月22日 10:00
地裁301
★九州玄海原発差し止め訴訟
01月23日 14:00
佐賀地裁
★司法修習制度給費制廃止国賠訴訟
01年26日 11:00
地裁301
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■署名ありがとうございます
みなさんからお寄せいただいた署名を関係者に送付したところ、お礼状が届きました。
一部を紹介します。
レッドパージ署名ご協力ありがとうございました。
全国連絡センター 事務局
福井(福井女子中学生殺人)事件
日本国民救援会福井県本部
仙台北稜クリニック・筋弛緩剤えん罪事件
日本国民救援会宮城県本部
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■福岡支部第39回大会ひらく
11月29日、農民会館でひらかれた大会では、この1年、支部常任委員会を中心に、13回の天神街頭宣伝や事件支援の活動、定期的会費請求と署名のお願いなどで前進したことが報告され、福岡市民病院のWさん、JALのSさん、全国大会初参加のTさんなどが発言。 A支部長ほか16人の役員を選出しました。
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■九州建設アスベスト訴訟の控訴にあたっての声明
2014年11月20日
九州建設アスベスト訴訟原告団?弁護団
九州建設アスベスト訴訟を支える会
1 本日、我々は、去る11月7日に福岡地方裁判所(第1民事部)が言い渡した九州建設アスベスト訴訟についての判決に対し、福岡高等裁判所に控訴した。
2 一審判決は、国に規制権限不行使の違法があったとして、建設現場の労働者のアスベスト被害に対する国の責任を認めた。
他方、一次的に責任を負うべき被告建材メーカー企業の責任を認めなかった。 建材メーカー企業は、アスベスト含有建材を製造し流通させることによって被害の根本原因を作り出す一方で、建材の販売により多大な利潤を得た。 これら建材メーカーの責任を免ずることが正義に反することは明らかであるのに、判決は被災者ごとに加害者たる企業の範囲を特定できていない等として、被害者に不可能な立証を強いる判断枠組みをとり、被告企業らの責任を否定した。
また、一審判決は、国の責任に関しても、救済対象を労働基準法上の労働者に限定し、一人親方や中小零細事業主を除外するという不当な差別を行った。 労働者と同様に就労し、労働者と同様に石綿粉じんにばく露して石綿関連疾患を患ったという、建設現場における一人親方らの実態から目を背けたものである。
我々は、主としてこれら2点についての不当な判断を覆すため、本日の控訴に至った。 引き続き福岡高等裁判所からこれら不当な点を改める判断を得るべく、全力で控訴審に取り組む決意である。
3 他方、我々は一貫して、訴訟によらない包括的救済として、国や建材メーカー企業、ゼネコン、商社などアスベスト関連企業の拠出による、建設作業従事者の石綿被害補償基金の構想を提唱してきた。
一審判決は、建材メーカーの責任を結論において否定したとはいえ、建設現場において建設作業従事者が石綿含有建材から発生した石綿粉じんにばく露した実態、それにより石綿関連疾患を発症したという被害を認定している。 そして、国が規制を怠った防じんマスク着用義務づけや建材への警告表示義務づけ、警告掲示義務づけは、建材メーカーが建材への警告表示を怠り、建設現場で石綿粉じんを発生させたことが前提となっている。
これら一審判決の判示を前提とすれば、一審判決が不当にも否定した個別の因果関係を前提とせずとも、我々が提唱している基金構想による包括的解決を実現する根拠に不足はないというべきである。
我々は、控訴審を通じ、また控訴審と並行して、建設アスベスト被害の包括的救済を目指して今後とも全力で闘う決意である。
以 上
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