救援新聞・福岡県版  2014年8月15日号 

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★  目次  ★
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 ■第57回全国大会に福岡県から10人参加
 ■夏期募金へのご協力ありがとうございました
 ■大崎事件再審請求棄却に強く抗議する
 ■大飯原発運手差止め訴訟判決学習会
 ■福岡私教連・杉森学園教職員組合に支援を
 ■すべてのアスベスト被害者を救う判決を!
 ■憲法を暮らしに生かし、平和で安全・安心の福岡県をめざす
  県民運動実行委員会
 ■第48回福岡県本部大会について
 ■たたかいの輪を広げよう!つよめよう!
  裁判・集会等の日程
 ■日本国民救援会創立86周年記念! 戦後69年
  えん罪なくせ! バーベキュー大会


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■第57回全国大会に福岡県から10人参加
 7月26日から28日まで、福島県郡山市でひらかれた第57回全国大会には全国から418人(要員含む)が参加し、「戦後最大の岐路に立つ」情勢のもとで活動する方針を決定しました。(救援会新聞参照)
 福岡県からは、代議員として5人、特別代議員として4人、それに顧問としてS氏が参加し、あわせて10人が参加しました。
 Yさんは、大会の資格審査委員会委員長の大任をはたされました。 大会では、Fさんが最高裁でたたかう「生存権裁判」について発言、Nさんは「合葬追悼会、いしずえ会の活動について」文書発言をしました。 大会は、次期中央委員に福岡県本部からY氏とG氏を選出しました。 前期に福岡支部の事情で中央委員を務められたNさんはGさんと交代されました。 お疲れ様でした。

 福岡県本部が提案した、下記6件の事件の大会の名による要請決議はすべて採択されました。

1、生存権裁判 老齢加算を違法とする判決を要請する決議 ・・ 最高裁
2、九州建設アスベスト訴訟の公正判決要請決議 ・・ 福岡地裁
3、安川電機で働くUさんの地位確認等請求事件の公正要請決議 ・・地裁小倉支部
4、福岡市民病院で働くWさんの雇止め撤回と雇用継続の判決を要請する決議・・福岡地裁
5、T弁護士接見妨害国賠訴訟 被疑者、被告人の防御権と弁護士の接見交通権をまもる判決をもとめる決議 ・・ 地裁小倉支部
6、後藤クリニックT准看護師への不当解雇撤回を求める決議 ・・ 後藤クリニック理事長

 また、署名に取組んでいる上記1から4の事件について、大会の署名コーナーで協力をお願いしました。 それぞれ100筆を超える協力がありました。

 全国大会をめざす会員拡大で3人以上拡大された、7名が大会で表彰されました。

第57回全国大会に参加して
 遠賀中間支部・・Kさん
 私は、遠賀中間支部から参加しました。 今回はじめて全国大会に参加しました。
 大会では、えん罪事件や解雇撤回事件、救援会員を増やし組織を拡大した報告。 名張毒ぶどう酒事件の奥西勝さんの再審開始を求める運動や映画「約束」の上映活動の報告。 鹿児島の代議員は大崎事件の再審即時抗告審が棄却され87歳の原口アヤ子さんが力を落としている様子を涙ながらに報告。 私も、涙を流しながら、ふるえる思いで聞きました。
 私は、夫(当時、民青同盟八幡遠賀地区副委員長、現共産党芦屋町議)が1984年11月7日深夜、遠賀郡芦屋町で交通違反を口実に、芦屋派出所に連行、監禁され、スパイを強要された事件で、警察の責任を追及した「芦屋派出所スパイ強要事件」をたたかい、1996年12月9日、福岡高裁で勝訴(確定)してから18年を経て参加しました。
 裁判をたたかっていた当時のことを思い出しながら発言を聞きました。 全国のたくさんの人々に支えられたことに改めて感謝しています。 大会で、当時お世話になったY顧問、T顧問、S会長、I副会長等にお会いでき、お礼を言える機会ができてよかったです。 夫にもこのことを伝えると感激していました。 そして、事件をともにたたかった亡き義父と義母にも報告しました。
 大会後、浪江町の復興の状況を現地で実際に見ることができたのは、私にとって重要で、現状を目の当たりにし、生涯忘れることのできないことです。 大会に参加させていただきありがとうございました。

全国大会に参加しての感想
  福岡支部・Hさん
 430人が参加し、事件の概要や支部活動などについて60数名の発言者があった大会に拍手です。 大会で、新聞、テレビでしか観たことのない人や著名の中でしか知らなかったSさんやYさんにも会って感動です。 また、身近なSさんが長年救援運動に携わり、偉い人の一人だと認識しました。
 帰宅後、冤罪、弾圧事件、不当処分、労災など数々の事件の署名・資料を読ませてもらいました。 これから、わたしもたたかう気概をいただきました。 閉会の言葉で思わず涙したI副会長の姿から、国民救援会のご苦労を察しました。
 印象に残った発言等と感想、@名張事件・映画「約束」が5万人に観られているそうだ。 嬉しいことです。 88歳で再審無罪を確定したい。 A三鷹バス痴漢冤罪事件・熱意ある発言に感動。 B生存権裁判・Fさんとお話しできてよかった。 C福島原発賠償訴訟・避難している人々を代表して、檀上から訴えられた姿は忘れられない。 D東住吉冤罪事件 、E仙台筋弛緩剤事件・この二つは友人も記憶にあると返ってきます。 世論は広く応援できると確信しています。 F国際人権規約について・学習したいと思いました。

 全国大会に送ってもらった一人として、募金にご協力頂いた皆様にお礼を申し上げます。

豊かな国土とそこに根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である (5・21福井地裁判決)

大会終了後、原発事故で町内への「立ち入り禁止」がつづく浪江町の見学会に参加しました。
バスの中からでしたが、福井地裁の判決を肌身で感じました。 原発と人類は共存できません。すべての原発の廃炉をめざしましょう。


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■夏期募金へのご協力ありがとうございました


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■大崎事件再審請求棄却に強く抗議する
 7月15日、福井高裁宮崎支部は大崎事件再審請求・即時抗告審で、再審請求を棄却する決定をだしました。 11時にだされた決定に、清水県本部事務局長と宮崎福岡支部常任委員が参加しました。 たたかいは最高裁に移ります。 改めて、確定有罪判決、棄却決定の誤りを学習して、最高裁「再審を開け」の声を集めましょう。


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■大飯原発運手差止め訴訟判決学習会
 7月16日、北九州総支部は、5月21日福井地裁がだした、人格権について「これを超える価値を他に見出すことはできない」として、大飯原発の運転を差止めた判決について学習会をひらき、38人が参加しました。 講師のT北九州総支部長・弁護士が、生存権裁判や泉南アスベストの不当判決、さらに労働法制の改悪問題などを「この判決の立場で論じたらどうなるのか」についても解説、「経済優先の日本の現状に警鐘を鳴らすもの」「人格権を元に、安倍政権の雇用破壊や戦争のできる国づくりを差し止めよう。」と呼びかけました。 福井地裁判決を希望される方は事務局まで。


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■福岡私教連・杉森学園教職員組合に支援を
 杉森学園は杉森シカ氏によって、1985年、柳川市に創立された、歴史と伝統のある学園で、2004年、吉原理事長が着任するまでは、民主的な学園でした。
 吉原理事長は着任するや否や、さまざまな民主的制度の改悪と組合弾圧、教育破壊をおこなっています。 現在、組合は杉森の教育を守るたたかいのために3件の裁判をたたかっています。 ご支援をお願します。

1、E教諭不当解雇事件
 2013年2月、余剰人員の整理を理由に解雇。 しかし、整理解雇四要件違反の不当解雇。 次回裁判 10月15日13時15分 福岡地裁
2、「市民集会参加禁止の業務命令」に対する損害賠償請求
 9月8日10時 柳川支部
3、組合三役の業務はずし撤回訴訟
 9月25日10時 柳川支部


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■すべてのアスベスト被害者を救う判決を!
 9月17日 福岡地裁判決 署名、要請はがきで裁判所に迫ろう!
 人体に重大な影響を与えることがわかっていながら、なんの規制もとらなかった国と生産をつづけ建設業者、労働者に使用させてきた会社に責任を取らせ、すべてのアスベスト被害者を救う判決を勝ち取りましょう。


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■憲法を暮らしに生かし、平和で安全・安心の福岡県をめざす
 県民運動実行委員会

 7月19日、「憲法を暮らしに生かし、平和で安全・安心の福岡県をめざす県民運動実行委員会」が結成されました。 国民救援会福岡県本部も加入しました。


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■第48回福岡県本部大会について
 日本国民救援会福岡県本部 会長
と き   10月5日(日)11時〜16時
ところ   福岡市中央区 農民会館 
 なお、大会議案は救援新聞福岡県版9月15日号でお届けします。


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■たたかいの輪を広げよう!つよめよう!
 裁判・集会等の日程
★集団的自衛権閣議決定撤回 秘密保護法廃止の街頭宣伝
  北九州  毎週土曜日(8.16は休み)午前11時〜12時 JR小倉駅前
  福 岡  8月22日(金)安保破棄実行委員会 12時〜13時 天神パルコ前
  福 岡  8月23日(土)国民救援会県本部・福岡支部12時〜12時45分 同上
★福岡市民病院雇い止め裁判
 9月 5日 10:00
 地裁301
★新日鉄コークス肺がん裁判
 9月11日 10:00
 地裁小倉支部
★九州建設アスベスト訴訟
 9月17日 13:30
 判決 地裁301
★司法修習生給付制度廃止国賠訴訟
 9月24日 14:00
 地裁301
★九州玄海原発差し止め訴訟
 10月10日 14:00
 佐賀地裁


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■日本国民救援会創立86周年記念! 戦後69年
 えん罪なくせ! バーベキュー大会

 真夏の青空のもと、ガンガン食べて、飲んで、会員を増やそう。
とき 8月17日(日)午前11:30〜午後3時  
ところ 芦屋町柏原漁港内
主催・遠賀中間支部


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