救援新聞・福岡県版 2013年１０月１５日号
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★ 目次 ★
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■福岡県本部第４７回大会ひらく
■衣服に１０秒触れると、その衣服の繊維微物は手に付着し
２時間は脱落しない
日豊線冤罪事件 Ｎ・元信州大学繊維学部教授が証言
■支部大会に参加しょう 参加をよびかけよう
■映画「約束」を観よう
■タオルでの絞殺はあり得ない
■人権と正義のために力をあわせよう！
（裁判等の日程）
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■福岡県本部第４７回大会ひらく
安倍政権・財界の憲法違反、憲法無視の横暴とたたかう労働者・国民のたたかいに「大きく貢献する」救援運動と国民救援会の拡大・強化をめざそう！
国民救援会福岡県本部第４７回大会は、10月6日、戸畑区において51人が参加してひらかれました。
Ｋ県本部副会長の開会挨拶のあと、議長に北九州のＮさんと福岡のＯさんを選出。 Ｙ会長が「安倍内閣が憲法改悪を強行しようとしているが、これに反対する民主的なたたかいが盛り上げれば盛り上げるほど弾圧が強まる。 国民救援会の本来の任務を果たせるよう、一つひとつのたたかいを大事にしながら多くの団体や人びとと一致団結した運動をすすめましょう」と挨拶。 来賓の自由法曹団福岡支部・Ｔ弁護士、福岡県労連・Ｍ副議長、共産党福岡県委員会・Ｍ副委員長、中央本部・Ｓ事務局次長の各氏から激励のご挨拶をいただきました。
県内の労組、民主団体や全国の国民救援会から１７通のメッセージをいただきました。
大会は、Ｓ事務局長の議案提案、Ｋ会計監査の監査報告の後、18人が発言。
その後、議案、決算予算を採択し以下の役員を選出しました。 Ａ副会長が閉会のあいさつをおこないました。
大会後、国民救援会に支援要請されている「日豊線冤罪事件」について、電車内を再現して学習・検討会をおこないました。
力を合わせ、励まし合ってたたかおう！
ブラック企業とたたかう
北九州で有名な会社でも残業代未払い、パワハラなど労基法違反、人権侵害などが横行するブラック企業が多くあり相談が寄せられている。 団体交渉で解決をめざしているが、解決できない事件は裁判でたたかうことになる。 その時はよろしく。
（北九州地区労連・Ｍさん）
消費税増税反対運動を大きく
消費税増税は、中小企業をつぶす。 一方で派遣労働者の賃金には消費税がかからないことから、企業は派遣労働者をさらに多く使うことになる。 また、ＴＰＰに参加すると、労働者の賃金も下がる。 消費税増税、ＴＰＰの反対運動を大きく取組もう。
（福商連・Ｔさん）
来春までには判決がだされる。 支援を強めて勝利しょう！
生存権裁判
全国で唯一高裁で勝訴、しかし、最高裁が勝利判決を取消して、福岡高裁に差し戻した。 提訴して7年、この間原告6人が亡くなり、現在34人でたたかっている。 10月21日午前11時からの6回目の裁判が結審になる。 これまでの署名や傍聴のご協力に感謝します。 判決にむけて署名など一層のご協力をお願いします。
生活保護切下げに反対する新たなたたかいもはじまりました。
（Ａさん・Ｍさん）
九州建設アスベスト訴訟
国はアスベストの危険を知っていながら規制しなかった。 建設職人はこれを使って命の危険にさらされた。 いまでも毎年多数の被害者がでている。 11年11月に提訴した。 横浜、東京で判決がでているが経済優先の判決。 一人親方や中小零細会社の役員の救済を除外。 九州訴訟で一人親方など救済する判決を勝ち取るために、いま100万人署名に取組んでいる。 12月25日で結審する。 裁判官が交代した。 大きなご支援を。
（福建労・Ｓさん）
ＪＡＬ不当解雇撤回
東京地裁での不当判決を高裁で逆転勝訴めざす。 キャラバンや全国から25万通の嘆願書をだしている。 12月25日、26日に二つの訴訟が結審する。 年明けに判決がでる。 労働法制改悪を許さない判決を勝ち取りたい。
（原告・Ｓさん）
公務員賃下げ違憲訴訟
国家公務員の賃金を人事院勧告なしで決定することは違憲。 地方分権反対の意見書を九州の約半数の自治体（112）が採択。 道洲制は貧困と格差の拡大をまねく。 賃下げ訴訟は来年3月までに判決。 署名の協力を。
（県国公・Ｙさん）
イワキ工業不当解雇事件
8月の裁判で、裁判長が社長に2011年3月に解雇した二人の解雇理由を聞いたところ、社長は「私を無視したから」と答えた。 勝訴して職場復帰を勝ち取りたい。 次回裁判10月29日
構内への入退時、指紋認証へ
新日鉄住金の構内にある安川電機の事業所への入退時、現在の磁気カード式から指紋認証で本人確認する通達がだされた。 指紋認証の強制は個人情報保護法に反するのでは。
ＴＮＣ正社員化Ｍ裁判
7月4日、最高裁の上告不受理で、敗訴ではあるがＴＮＣの派遣法40条5項違反を認めた福岡高裁の判決が確定した。
派遣元は9月末でＭさんとの契約を破棄、民法労連が撤回のたたかいをはじめている。
明治乳業争議団
都労委は11年11月の結審で「解決につながる命令を出す」と明言したが、今年7月9日、争議団の請求を全面却下する超不当命令。 中労委での再審査と本社との団体交渉で解決をめざす。 福岡では毎月宣伝行動をしている。
☆他に、読売新聞社の「押し紙」訴訟のたたかい、新日鉄コークス肺がん訴訟、健和会解雇事件などの事件関係者から発言がありました。
支部を再建して運動が前進
遠賀・中間支部は昨年7月、10年振りに支部大会をひらき再建しました。 それから月1回の支部常任委員会を開いている。 10月には北稜クリニック事件の学習会、5月には無実の人を救う宣伝行動を海老津駅でやり、大崎事件の集会への派遣、8月には芦屋町の会海岸でバーベキュー大会をひらき、救援新聞の仕分けをしてくれている人など招待して喜ばれた。これから頑張ります。
（Ｋ・遠賀芦屋支部長）
☆他に、合葬追悼会や会員拡大について福岡支部のＭさんなどの発言がありました。
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■衣服に１０秒触れると、その衣服の繊維微物は手に付着し、２時間は脱落しない
日豊線冤罪事件 Ｎ・元信州大学繊維学部教授が証言
日豊線電車内で女性の胸や臀部を触った、として福岡県迷惑防止条例違反で起訴されているＨ氏の手からは、警察の鑑定で、女性が着用していた衣服の繊維微物は全く顕出されていません。 警察は、Ｈさんの手の甲、手のひら、指粘着テープをつけ、それを鑑定 。しかし、他の微生物は多数顕出されたが女性の衣服繊維の物は顕出されていません。
10月4日の裁判で、09年4月に最高裁で逆転無罪となった防衛大学教授痴漢事件の繊維鑑定をしたＮ元信州大学繊維学部教授が証言しました。
（１）衣服を10秒以上さすれば、その繊維の微物は100％付着した。 そして2時間でも脱落はしなかった。 繊維の微物は指紋などの溝に付着する。 手に粘着テープをつけ、テープに着いた微物を顕証する。
（２）本件の起訴内容で、Ｈ氏の手に女性が着ていた衣服の繊維微物の付着が全く無いということは考えられず、触っていない、ということが強い。
（３）（裁判長から証拠の衣服を直接さわるように指示され、感想を聞かれて）繊維微物は付着すると思う。 特に黒い部分（スカート部）はけばだっており、より付着すると思う。
☆ 県本部大会終了後におこなった電車内再現検証では、Ｈ氏が右手で持った、とされる吊り革の位置とダストボックスの幅から、Ｈ氏が女性の目の前に立ち、向かい合うことは困難であることがわかりました。
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■支部大会に参加しょう 参加をよびかけよう
以下のとおり、支部大会がひらかれます。 大会を成功させるために誘い合わせて、支部大会に参加しましょう。（開催日順）
遠賀中間支部大会
10月27日（日） 10時
水巻町中央公民館
福岡支部
11月 9日（土） 13時半
福岡医療団本部ビル3階
北九州総支部
11月14日（木） 18時
戸畑生涯学習センター
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■映画「約束」を観よう
北九州
11月19日（火）ウエル戸畑多目的ホール
①14：00～ ②18：30～ 昼夜2回上映
名張毒ぶどう酒事件 死刑囚・奥西勝さんとＫさん（当時国民救援会愛知県本部事務局長）との「約束」とは？
＊福岡支部は、11月9日の支部大会で13時から視聴します。 会員外も視聴できます。
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■タオルでの絞殺はあり得ない
10月3日、高裁宮崎支部で審理されている大崎事件再審請求審でＵ・元東京都観察医務院長が証言しました。
証言で「（遺体には）タオルで絞殺した際できる索条痕がないし、それにともなう皮内出血もない。 タオルで絞殺の時は頭の静脈の血があるはず。しかし、血がない。 タオルでの絞殺はあり得ない」と、有罪判決の誤り、原口アヤ子さんの無実を証言しました。
10月13日、14日 第16回現地調査に福岡県から7人参加（予定も含む）
現地派遣カンパにご協力を
郵便振替 01760-8-2966 日本国民救援会福岡県本部
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■人権と正義のために力をあわせよう！
（裁判等の日程）
★第9回全国人権問題全国集会
10月12日～13日
北九州市立大学
★久留米市・八丁島焼却場裁判
10月21日 10：00
福岡地裁
9：30から門前集会
★生存権裁判 結審
10月21日 11：00
高裁501
10：30から門前集会
★秘密保護法講演会
10月26日 14：00
県弁護士会館
講師・Ｍ沖縄国際大教授
★玄海原発訴訟差し止訴訟
10月27日
風船プロジェクト
★熊本・ＮＥＣセミコン重層偽装請負裁判
10月28日 16：00
判決 高裁501
★イワキ工業不当解雇事件
10月29日 13：30
地裁小倉支部
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