救援新聞・福岡県版 2012年9月5日号
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★ 目次 ★
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■第56回全国大会に県本部から10名が参加
■夏期救援募金へのご協力に感謝申し上げます
会費納入ありがとうございました
■正社員が当たり前の社会に!TNC正社員化
M裁判 高裁判決10月29日(月)13時10分 501法廷
■1949年と50年の夏を忘れない
レッド・パージに反対するつどいをひらく
■声かけ合って、励まし合ってたたかおう!
参加しょう!参加を呼びかけよう!
■あたいはやっちょらん!
鹿児島・大崎事件の現地調査に参加しょう
■9月2日の日本国民救援会県本部大会の報告は次号でおこないます
■日本国民救援会第56回全国大会に寄せられた
日弁連会長のメッセージ
■映画上映とトーク
ショージとタカオ
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■第56回全国大会に県本部から10名が参加
7月28日〜30日、神戸市でひらかれた第56回全国大会に、福岡県本部から代議員にYさん、Sさん、Oさん、Kさん、Yさんの5人、特別代議員にTさん、Kさん、Nさん、Fさん、Gさんの5人、計10人が参加し、後藤クリニックの不当解雇とたたかうTさんと生存権裁判についてKさんが発言しました。
中央委員に、YさんとNさんが選出されました。
全国大会に参加して
私は3年前に民青同盟の専従になったのをきっかけに国民救援会に入会しました。 今年の福岡の無名戦士追悼会や「えん罪袴田事件の現地調査」などに参加し、全国大会にも行ってみないかと誘われ、参加しました。
まだ活動に関わりだして短いのですが、国民救援会の魅力を大いに実感できた全国大会でした。 私が感じている魅力とは“いろんな人の人生を知り、触れることで自分の生きかたを見つめることができる”ということです。 全国大会では、多くのえん罪、不当解雇、人権侵害とたたかっている人、家族、支援者に会いました。 事件の当事者・事件関係者からの発言に怒りが沸いたり、涙したり、励ましの声が飛んだり、勝利報告に会場から拍手がおこったり活気のある大会でした。
福岡県から参加したメンバーのなかにも労災・職業病で企業とたたかった人、学校の先生でレッド・パージにあったという人もいました。 救援会に支えられたという人たちが、た救援会を支え、支援の輪が広がっていくんだなあと思いました。 身近なところでそういった話が聞けるのも救援会の魅力です。 また、事件のことや裁判のことがなければ出会っていなかった人たちが、救援会を通じて親睦を深めたりする機会も貴重です。 人間的な付き合いのなかで、事件や裁判に関わっている人たちへもっと近づき、思いを寄せることができると思います。 私は、袴田事件の袴田秀子さんと再会し、獄中に捕らわれている袴田巌さんのことを思うと楽しいことをする気にもなれないという秀子さんの趣味の麻雀を楽しみました。 それには初めて会う神奈川の人も加わってくれました。 救援会のこういったあたたかいつながりが好きです。 それだけではない熱い思いと歴史ある経験を引き継いで、救援会の可能性をもっと広げていきたいと思います。
(12.8.29) Yさん
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■夏期救援募金へのご協力に感謝申し上げます
会費納入ありがとうございました
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■正社員が当たり前の社会に!TNC正社員化
M裁判 高裁判決10月29日(月)13時10分 501法廷
00年テレ西の100%子会社・Tプロに1年契約で有期雇用、そこからTNCに派遣されて9年目の09年にMさんはTNCに労働者派遣法違反などを理由に正社員化をもとめて提訴。 12年2月地裁は、派遣法は派遣労働者をまもる法律ではない、などの理由でMさんの請求を棄却。 するとTNCは4月からMさんを派遣切りにしTプロはMさんを自宅待機処分にしました。 同じ仕事をしながら雇用不安、賃金や待遇の差別など非正規労働者は人格権、生存権、労働権などを奪われています。 正社員が当たり前の社会にするために、Mさんの人格権を取り戻すために、みなさんの大きなご支援を!
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■1949年と50年の夏を忘れない
レッド・パージに反対するつどいをひらく
アメリカは日本を「反共の防壁」にするために1949年に下山、三鷹、松川の謀略事件を起こし、50年に職場から共産党員などを追放するレッド・パージを強行した。 これは、明らかにポツダム宣言違反、憲法違反です。 8月20日の「つどい」には、国鉄レパのOさん、電産レパのFさん、西日本新聞レパのMさんら30人が参加。
つどいでは、「にっぽん泥棒物語」を視聴。 10月24日に判決がだされる大阪高裁への署名とカンパ、日本航空争議への支援の訴えがされました。
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■声かけ合って、励まし合ってたたかおう!
参加しょう!参加を呼びかけよう!
☆新日鉄コークス肺がん裁判
9月 6日 10:10
地裁小倉支部
☆原発なくそう!九州玄海訴訟
9月21日 14:00
佐賀地裁
12時弁護士会館
☆第25回北九州無名戦士合葬追悼会
9月23日 13:00
レインボープラザ
☆後藤クリニックTさん不当解雇事件結審
9月27日 10:10
地裁小倉支部
☆映画「ショージとタカオ」
9月30日 10:40
市総合図書館シネラ
☆福岡第一法律事務所創立50周年祝賀会
10月 6日 16:00
ホテル オークラ
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■あたいはやっちょらん!
鹿児島・大崎事件の現地調査に参加しょう
大崎事件の原口アヤ子さん(85歳)は30年余無実を訴えています。 現地で事件の真実を確認して下さい。
参加希望者は県本部事務局まで連絡下さい。
☆と き 9月6日午後2時〜7日正午
☆ところ 志布志市 国民宿舎ボルベリア ダクリ
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■9月2日の日本国民救援会県本部大会の報告は次号でおこないます
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■日本国民救援会第56回全国大会に寄せられた日弁連会長のメッセージ
日本国民救援会第56回全国大会の御盛会を心よりお祝い申し上げます。
貴会におかれましては、結成以来、えん罪事件や表現の自由の侵害などに立ち向かう人々を支え、様々な事件の支援に取組まれており、深く敬意を表します。 また、日頃より、当連合会の活動に御理解、御協力をいただき、感謝申し上げます。
特に、当連合会も支援してきた足利事件、布川事件の再審無罪判決や、福井事件、東電女性社員殺害事件の再審開始決定は、貴会の多大な御支援がなければ勝ち取ることができなかったものと存じます。 現在も再審無罪に向けて闘いを続けている、名張事件、袴田事件、日野町事件、福井事件、東電女性社員殺害事件に対し、引き続き、貴会の御支援をお願い申し上げます。
また、貴会では、アムネスティインターナショナルや監獄人権センター、ヒューマンライツ、ナウの皆様とともに取調べの可視化(取調べの全過程の録画)の実現に取組まれています。 当連合会でも、取調べの可視化の実現を繰り返し訴えてまいりましたが、今般の法制審議会「新時代の刑事司法制度特別部会」における審議という重要な局面を迎え、警察・検察における取調べの可視化の早急な制度化のために全力を挙げる所存です。
さらに、当連合会は、東日本大震災・福島第一原発事故の被災者・被害者への法的支援と復旧・復興に全力で取り組むことを、本年度の会務執行方針の一つとしております。
これらの活動には、人権と民主主義を守る取組みを進められている貴会の皆様方の御協力が不可欠です。
大会が所期の目的を達成され、貴会が更なる発展を遂げられますとともに、お集まりの皆様方の一層の御活躍を御祈念申し上げます。
2012年8月28日
日本弁護士連合会 会長
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■映画上映とトーク
ショージとタカオ
と き:9月30日(日)
ところ:福岡市総合図書館映像ホール
シネラ
不運ではあったが、不幸ではなかった私の人生。 29年の獄中生活も、44年に及んだ無実の罪の闘いの月日も、多くの善意の人々に支えられて、人として満ち足りた時間でした。 全く無駄にならない時間と体験であったと思っています。
この映画の中には描かれなかったことも含めて、私たちの44年間にあった葛藤と苦闘をぜひ皆さんに見て頂きたいと願っております。
明るく楽しい冤罪事件、布川事件を皆さんに知って頂きたいと願っております。
桜井昌司
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