救援新聞・福岡県版 2012年4月5日号
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★ 目次 ★
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■故人の遺志を引き継ぎ すすむ決意あらたに
■自衛隊の国民監視を違法と断罪!
要請署名へのご協力ありがとうございました
■裁判員裁判
■自由ヶ丘争議解決集会ひらかれる
■全国の新聞販売店のためにも、本件の構造を正しく理解し、
公正な判断をお願します
読売新聞押し紙訴訟・M裁判 控訴審最終弁論
■力を合わせ、励まし合ってたたかおう!
傍聴、宣伝、集会に参加しょう
■たたかってよかった!
■北九州・生存権裁判の判決に関するお願い
■全国大会をめざす会員拡大に取組もう!
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■故人の遺志を引き継ぎ すすむ決意あらたに
3月18日、第65回解放運動無名戦士合葬追悼会がひらかれ、福岡県からは61人が合葬され、そのご遺族や昨年のご遺族など35人が参列されました。
式典では、S国民救援会会長のあいさつの後に、今年合葬される1116人の氏名が読み上げられました。 日本共産党、全労連、新婦人の追悼の辞につづいて、遺族を代表して広島県で22歳の息子さんを亡くされたご遺族と宮城県の東日本大震災で夫人を亡くされたご遺族からあいさつがありました。
式典終了後、青山墓地にある「無名戦士墓」まで追悼行進し、墓前に献花して故人を追悼し、その遺志を引き継ぐ決意をあらたにしました。 19日には、希望者による都内見学がおこなわれました。
なお、福岡市での追悼会は6月10日、北九州市での追悼会は9月23日に開かれます。
お礼
第65回解放運動無名戦士合葬追悼会にあたり、故人の合葬推薦の取組みやこころ温まる追悼募金にご協力いただきましたことに心より感謝申し上げます。
式典には今年のご遺族と昨年のご遺族を含めた35人が参列しました。 みなさんにご協力いただきました追悼募金は、追悼式典やご遺族の参列旅費などの経費に活用させていただきました。
ここに改めて、厚くお礼を申し上げます。
2012年3月
日本国民救援会福岡県本部 会長
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■自衛隊の国民監視を違法と断罪!要請署名へのご協力ありがとうございました
3月26日、仙台地裁は自衛隊情報保全隊の国民監視について「個人情報をコントロールという法的保護に値する利益すなわち人格権を侵害」したと断罪しました。 たくさんの労組、民主団体に裁判所への要請署名にご協力をいただきました。 ありがとうございました。
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■裁判員裁判
スタートしてから3年、裁判員裁判の見直しの動きがはじまっています。 3月24日、北九州総支部は裁判員裁判を検証する学習会をひらきました。 A弁護士や裁判員経験者などから、裁判員裁判の現状などについて話を聞いて、制度について熱心に討論しました。
裁判員裁判へのご意見をお寄せください。
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■自由ヶ丘争議解決集会ひらかれる
06年11月のI先生に対する整理解雇と08年3月のM先生に対する懲戒解雇をたたかってきた自由ヶ丘高校争議の終結集会が開かれました。
裁判ではI先生の解雇を撤回させることはできませんでしたがM先生の解雇を撤回させ職場復帰を勝ち取りました。 集会には保護者や卒業生も参加されていました。
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■全国の新聞販売店のためにも、本件の構造を正しく理解し、公正な判断をお願します
読売新聞押し紙訴訟・M裁判 控訴審最終弁論
3月16日、S弁護士は意見陳述で、本件が10年以上も続いている紛争の一部であること(本件は二度目の契約拒絶。 一度目は読売の契約拒絶は違法で無効の判決が確定している)、本件の構造は、読売新聞社が、販売店契約は販売店に新聞を配達させている純委任契約であり、いつでも理由なく解除できるという主張に表れており、販売店を対等な取引相手とは考えてはいないこと、そして、読売新聞がMさんとの販売店契約の更新拒絶を行った真の理由は、他の販売店へ読売新聞社に逆らうことは許さないということを示すこと、と読売新聞社の主張を事実で論破し、公正な判断を求めました。
判決 5月25日13時10分
書き損じのハガキのカンパありがとうございます。
裁判所への要請ハガキ運動に取り組んでいます。 ご協力をお願します。
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■力を合わせ、励まし合ってたたかおう! 傍聴、宣伝、集会に参加しょう
★通信労組 不当労働行為救済請求
4月4日13時
審問 県労委
★11万人リストラとたたかうNTT労働者を支援する会
4月12日18時半
農民会館
講演 O前自交総連副委員長、I弁護士
会員外の参加を呼びかけています
★九州建設アスベスト訴訟
4月18日13時半
福岡地裁301
★メーデー
5月 1日
県下各地
★憲法集会
5月 3日
県下各地
★通信労組 不当労働行為救済請求
5月10日13時
審問 件労委
★読売新聞押し紙訴訟・M裁判
5月25日13時10分
控訴審判決
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■たたかってよかった!
粕屋町在住のTさんから定年延長のたたかいについて投稿をいただきました。
健康診断をする会社に勤めて15年たった時、55歳の役職定年制で役職手当の停止だけでなく本給も切り下げられました。 そこで、労働組合(連合系)に加入して団体交渉を繰り返し、本給を元に戻させることができました。 関連会社を含めると社員400人の会社でわずか2人の組合員でした。 それから、ボーナス(夏、冬)時に3割カットの査定を受け、その理由を問いただし1割カットに戻させることもできました。 また、60歳になった時、定年延長の制度で当然定年延長になると思っていましたがそれが認められなかったのでたたかいました。 そして、1年再新の定年延長を勝ち取りました。
しかし、定年延長は64歳まででしたので昨年65歳までの延長をもとめるたたかいに立ち上がりました。 団体交渉、会社門前での街頭宣伝などをおこないました。 街頭宣伝では5人のときもありましたが、自分一人のときもありました。 20年以上前に勤めていた会社で組合活動はやりましたが、そのときは多人数でした。 そのとき以来の街頭宣伝で、初めはなかなか気持ちが前に出ずに困りましたが、一歩前に出てしゃべりだすと元気が出て行動もついてきました。
県労委にも申し立てましたが、63歳のときの再雇用の書類に、64歳までの雇用を認める書類に印鑑を押していたことが決定的な理由となり、2011年11月と12月に県労委交渉などを含めた交渉で終結し、雇用延長はできませんでした。 しかし、解決金を勝ち取ることができ、その分だけ定年延長を勝ち取れたと思っています。
終結して思えば多少の問題もありましたが、やっぱりたたかって良かったと思っています。たたかわなかったら絶対後悔していただろうと思います。(2011年3月)
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■北九州・生存権裁判の判決に関するお願い
北九州生存権裁判の最高裁判決が4月2日に言い渡されます。 福岡高裁は、老齢加算の廃止は違法と判決しました。 最高裁は福岡高裁の判決を取り消す判決をだした時には、最高裁に抗議のはがき、電報をお願いします。
抗議文例
(1)国民の生存権を認めない憲法25条違反の不当判決につよく抗議する。
(2)老齢加算廃止により人格権と生存権を侵害された原告等の実態を直視することなく、行政に追随した不当判決につよく抗議します。
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■全国大会をめざす会員拡大に取組もう!
7月末にひらかれる第56回全国大会をめざして会員拡大に取組んでいます。 3月3 日、4日には、会員拡大を中心議題として九州ブロック会議がひらかれました。
福岡県本部は1月から4月の第2節の拡大目標で取組んでいますが3月末までの入会者は半数です。 4月に残りの拡大が必要です。 会員各位のお力添えをお願いいたします。
なお、経済的に会費納入が困難な人には規約で会費減免制度が設けられていますので、その制度を活用して入会を呼びかけてください。
国民救援会の活動
■言論の自由を守ります
言論弾圧裁判で無罪めざし支援しています。
宣伝や集会などで言論の自由の大切さを市民に広めています。
自由な選挙をめざし、選挙における警察の干渉・妨害を監視します。 また、選挙運動を規制している公職選挙法などの改正を求めます。
警察・検察・裁判所による言論弾圧の実態を国連に告発しています。
■無実の罪で苦しむ人を救います
足利事件などの冤罪事件を支援しています。
無実の在獄者を激励し、処遇の改善を求めています。
ウソの「自白」をなくすため、代用監獄の廃止、取調べの全面可視化の実現を国会に請願しています。
検察が持っている無実の証拠を含め、すべての証拠の開示を求めています。
裁判員裁判で冤罪を生まないよう裁判所に要請してします。
■憲法と世界人権宣言を活かします
日本国憲法と世界人権宣言を学び広げます。
憲法の改悪に反対し、憲法の理念に反する、共謀罪等の治安立法に反対しています。
国連に対して、日本の人権の実態を告発する反論書を提出しています。
国連に人権救済を申し立てることができる個人通報制度の実現をめざしています。
■労働者、市民の人権侵害を許しません
労働者のたたかいと連帯して、不当解雇・雇い止め、派遣切り、思想・男女差別、過労死・職業病などの裁判や運動を支援しています。
警察などによる市民の人権侵害を許さず、権力犯罪の責任を追及する裁判などを支援しています。
■先人の遺志を引き継ぎます
社会進歩のために活動し亡くなられた方々を顕彰し、遺族を励ます活動を行っています。
毎年3月18日に、全国規模の合葬追悼会を東京で開催しています。
各地の「いしずえ会」と協力して、地域の追悼会や遺族交流会などを行っています。
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