救援新聞・福岡県版  2011年3月5日号

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 ■よりよき社会をめざす活動に感謝と敬意をこめて
  第64回は解放運動無名戦士合葬追悼会に県内から59人の合葬が決定
 ■声かけあって、励ましあってたたかおう!
  参加しょう、参加をよびかけよう!
 ■国公法弾圧事件
 ■裁判勝利新春のつどいに70人が参加
 ■最高裁は福岡高裁の判決をまもれ
 ■裁判勝利新春のつどいに70人が参加


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■よりよき社会をめざす活動に感謝と敬意をこめて
 第64回は解放運動無名戦士合葬追悼会に県内から59人の合葬が決定

 1948年から毎年3月18日におこなわれている「解放運動無名戦士合葬追悼会」が近づいてきました。 64回目の今年、県内からは59人(全国1059人)が「合葬」されます。 合葬者の推薦を頂いた団体に感謝申し上げます。 合葬者については「救援新聞」を参照下さい。

解放運動無名戦士合葬追悼会と国民救援会
 国民救援会の創立宣言(1928.4.7)は、「・・・・労働者農民の解放運動こそ平和と自由の使者であり、よりよき社会の曙光である。 然しながら社会進化のあるところ悲壮なる犠牲者あるいは普く歴史の示すところである 。・・・解放運動に於ける犠牲者はその政治的傾向の如何に関わらず社会進化の犠牲者である。」として、国民救援会(当時は、解放運動犠牲者救援会)を結成したのは、「解放運動に於ける各種の犠牲者及びその家族を救援慰安することをもって我等の社会的責務と信ずるがゆえである。」としています。
 平和で自由なよりよき社会をつくる希望の光として解放運動とそれに参加している人々への深い敬意から結成されています。
 一方、「無名戦士墓」は、「女工哀史」を執筆、出版直後の1925年8月に亡くなった細井和喜蔵の遺骨と出版社からの印税を預かっていた藤森成吉ら友人が、「ひどい弾圧で解放運動犠牲者はどしどし増えていくのに細井の遺骨は示すはごとく埋められる墓地ひとつない多数の人たちを」見て共同墓地をつくることになり1935年3月に「無名戦士墓」を建立しました。 しかし、戦争中は特高警察が鉄条網で囲い立ち入り禁止をしていました。
 このように、国民救援会も「無名戦士墓」も解放運動犠牲者のためにつくられました。
 それが戦後「墓」を救援会が譲受け、憲法や世界人権宣言などでうたう平和や民主主義、基本的人権の実現と社会の進歩をもとめる運動に参加した方々を追悼し、その遺志を引き継ぐことを誓い、ご遺族を励ます行事としてつづけられています。
 無名の戦士も小林多喜二と同じような宝 ・・ 無名の人を大切にする合葬追悼会運動
 第一回「合葬追悼会」を前に、救援新聞は次のように報じました。 「渡辺政之輔、市川正一、岩田義道、野呂栄太郎、小林多喜二・・これらは日本革命戦士の宝として誰にでも知られている。 しかし、同じような宝でありながら埋もれている無名戦士が沢山いるのである。 ・・私達は何らかの形で埋もれている尊い犠牲者に対して私達後につづく者の階級的な感謝と敬意を表することを考えていた・・・・ここに運動の犠牲者を合葬し、毎年3月18日を犠牲者追悼日として全国的に追悼カンパを持つことを決定した。」
 この行事は、役職の有無や有名、無名にとらわれず、社会進歩をめざす活動に参加された方であればどなたでも合葬します。 私達には誰もが社会進歩をめざした宝ですから。

合葬追悼会募金ご協力のお願い
  郵便振替口座01760−8−2966
  日本国民救援会福岡県本部


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■声かけあって、励ましあってたたかおう!
 参加しょう、参加をよびかけよう!

裁判傍聴、署名、集会、宣伝行動

★県民大集会
 3月06日(日)12:30
 サンパレス 集会後パレード
★重税反対行動
 3月11日(金)
 各地で
★押し紙訴訟・M裁判
 3月15日(火) 9:50
 地裁303
 9:20門前集会
★布川事件 再審公判
 3月16日(水)13:10
 水戸地裁土浦支部
★第64回解放運動無名戦士合葬追悼会
 3月18日、19日
 東京・日本青年館と青山墓地
★押し紙訴訟・H裁判
 3月24日(木)13:10
 地裁301
 12:30門前集会
★押し紙訴訟・K裁判
 3月24日(木)11:00
 地裁303
★県知事選挙 告示
 3月24日(木)
 投票日は4月10日
★名張事件現地調査
 3月26日(土)〜27日(日)
 三重県名張市
 布川事件の裁判傍聴、名張事件の現地調査への参加者募集中。
 事務局まで連絡を。
★県会議員選挙と福岡市議選挙 告示
 4月01日(金)
 投票は4月10日
 4月17日(日)市議選挙告示
 19日(火)町議選告示
 投票日はともに4月24日


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■国公法弾圧事件
 県内署名数が国民救援会の集約で1800筆を超えました。 ご協力に感謝いたします。 3月6日の集会でも集めます。引き続きご協力をお願いします。


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■裁判勝利新春のつどいに70人が参加
 2月2日にひらいた「集い」には県内の事件関係者と合唱団あらぐさから70人参加。


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■最高裁は福岡高裁の判決をまもれ
 福岡・生存権裁判。 2月16日,最高裁で宣伝と署名提出。


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■のびのびと自由に政治を語ろう!
 北アフリカ、中東では民主化を求める国民のデモや集会が弾圧に抗しておこなわれ政変がおきています。 北アフリカの状況は、情報を知ること、知らせること、表現(デモや集会)すること、すなわちそれらの権利が社会の進歩にいかに重要かを教えています。
 あらゆる分野で人権侵害をおこしている日本の政治の変革は、政治を知り、知らせ語り合うことからはじまります。 弾圧を恐れず、悔らず堂々と選挙活動に参加しましょう。
 少人数でも「のびのび選挙学習会」をひらきましょう。 講師要請などは事務局まで


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