救援新聞・福岡県版  2010年9月15日号

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★  目次  ★
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 ■第44回県本部大会を成功させよう!
  最高裁で無罪をめざしてたたかう
  世田谷国公法弾圧事件・宇治橋眞一さんも参加
 ■福岡高裁の九州定温輸送分会への不当判決に断固抗議する
  一審勝訴部分も取り消す
 ■声かけあって、励ましあってたたかおう!
  裁判傍聴、署名、集会、宣伝行動
 ■『裁判員裁判』始まって1年
  市民の目線で裁判員制度を考える 学習会ひらく
  8月27日北九州総支部
 ■不起訴要請署名へのご協力に感謝申し上げます
  神戸ポスターはり弾圧が不起訴に
 ■「福岡県赤旗まつり」救援会のテントに集合
 ■8月30日大崎事件第2次再審を請求
  今度こそ再審開始を
  集会に300人
 ■読売新聞社は販売店に対し優越的地位を濫用した評されても仕方がない
  (07,6,19福岡高裁判決)


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■第44回県本部大会を成功させよう!
 最高裁で無罪をめざしてたたかう
 世田谷国公法弾圧事件・宇治橋眞一さんも参加

 この1年、福岡高裁ではたくさんの事件がたたかいました。連日のように裁判がひらかれ、門前集会がひらかれた週もありました。
 不当な解雇や雇い止めをはじめ失業と貧困、格差がひろがる社会のなかで、真実と正義、人間の尊厳をもとめるたたかいが、多くの人に共感と感動を与えながら繰り広げられました。 裁判員裁判がはじまり1年が経過しました。 検証も必要です。
 大会には、言論表現の自由、国公労働者の政治活動の権利回復をめざして闘う世田谷国公法弾圧事件の宇治橋さんが参加されます。 話を聞いて、激励をお願します。
 救援運動をさらに前進・発展させるために、活発な議論がもとめられています。 みなさんの積極的な参加をこころから訴えます。

と き:9月26日(日)10時30分〜16時
ところ:早良市民センター(地下鉄藤崎駅 うえ)
    福岡市早良区百道2-2-1
    電話  092−831−2321


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■福岡高裁の九州定温輸送分会への不当判決に断固抗議する
 一審勝訴部分も取り消す

 8月26日、福岡高裁第3民事部の小山邦和裁判長は、九州定温の解散は、労働組合を嫌悪した親会社の不当労働行為であり慰謝料を支払え、という地裁認定の部分も取り消し、地位確認、賃金請求いずれも棄却する不当判決をくだしました。
 「不当労働行為意思の存在が疑われないわけではない」としながら、それが親会社の立場でしたのか子会社の立場かを「判断するのは困難である」という。 同じ人間が両方の役員を兼務していることからわざわざ立場を判断する必要はない。 原告は、市民感覚による判断を求めてきましたが、裁判官は全くその感覚をもっていない 。怒りを込めて抗議する。


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■声かけあって、励ましあってたたかおう!
 裁判傍聴、署名、集会、宣伝行動

 裁判日程など(9月15日〜10月27日 判明分のみ)
▽読売新聞「押し紙」訴訟・M裁判
 9月15日(水)11時30分
 地裁
 準備手続き
▽爪ケア事件
 9月16日(木)10時30分
 高裁
 判決
▽映画BOX袴田事件
 9月25日(土)20時
 KBCシネマ
 布施辰治の上映は延期
▽第44回県本部大会
 9月26日(日)10時30分
 早良市民センター
▽福岡県赤旗まつり
 10月3日(日)10時
 舞鶴公園
 救援会のテントに集まろう
▽読売新聞「押し紙」・M裁判
 10月5日(火)10時30分〜17時
 地裁
 本人尋問
▽TNCM裁判支援共闘会議結成総会
 10月9日(土)15時
 中央市民センター
▽TNC正社員化M裁判
 10月13日(水)11時
 地裁
 10時30分から門前集会
▽大崎事件現地調査
 10月16日(土)〜17日(日)
 鹿児島県大崎町
▽読売新聞「押し紙」・M裁判
 10月19日(火)14時〜17時
 会社側証人尋問
▽読売新聞「押し紙」・H裁判
 10月27日(水)10時〜17時
 地裁
 本人尋問
▽北九州総支部大会
 10月27日(水)18時
 戸畑生涯学習センター
▽若松支部大会
 11月6日(土)14時
 若松市民センター


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■『裁判員裁判』始まって1年
 市民の目線で裁判員制度を考える 学習会ひらく
 8月27日北九州総支部

 学習会で、裁判員裁判を経験された3人の弁護士から話を聞きました。 A弁護士は、「公判を前に争点を絞り込む公判前整理手続きは、審理の重点を公判におく公判中心主義を形骸化させる危険性がある。 裁判員裁判を支えるために公判中心主義、刑事裁判のルールなどを市民に知ってほしい」。 A弁護士は、「従来の審理期間は3年余、裁判員裁判では3日程と短い。 支援運動をする場合、どうしていくか議論が必要」。 H弁護士は、「裁判員は有罪か無罪かの事実認定に関与し、軽量は職業裁判官が行えばよいと思う」と、それぞれ体験をもとに話されました。
 裁判員裁判を傍聴したひとからは「裁判員裁判にかける以前に勝負は決まっている感じだった」と感想が語られました。 学習会には28人が参加しました。


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■不起訴要請署名へのご協力に感謝申し上げます
 神戸ポスターはり弾圧が不起訴

 参議院選挙の最終盤に共産党の選挙用ポスターを信号柱などに仮止めしたことが、公選法違反とされた事件は7月29日不起訴となりました。 福岡県内から送られた不起訴要請の団体署名は100団体を越えています。 ご協力ありがとうございました。 なお、神戸市の弾圧対策本部と当事者の加藤さん夫妻からお礼状が届きました。


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■「福岡県赤旗まつり」救援会のテントに集合
 10月3日(日)福岡市・舞鶴公園でひらかれる「赤旗まつり」で救援会のテントをだします。 懇談と事件の署名行動をおこないます。 気軽にお寄りください。


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■8月30日大崎事件第2次再審を請求
 今度こそ再審開始を
 集会に300人

 02年3月、鹿児島地裁で有罪判決の誤りがみとめられ再審開始決定がだされたのに、検察の抗告で取り消され、06年最高裁で取消しが確定してから4年余り、「何としても再審無罪を、このままでは死ねない」という原口アヤ子さんの執念と、「無罪を言い渡すべき新規、明白な証拠」の発掘に努力された弁護団の奮闘で、8月30日第2次再審請求を鹿児島地裁に提出しました。
 当日は、福岡県から9人(北九州から7人、福岡から2人)をはじめ九州各県の救援会、東京の大崎事件首都圏の会などから300人が集まり、街頭宣伝、裁判所門前集会、再審申し立て報告集会など一連の行動を行いました。
 申立人の原口アヤ子さんは83歳ですが、北九州からは87歳のFさんが元気に参加され、原口さんを激励されました。

「一見は百閧ノしかず」あなたの目で足で大崎事件の真実を確かめてください
大崎事件の現地調査に参加しょう!
 と き:10月16日13時30分〜17時正午
 ところ:鹿児島県大崎町 あすぱる大崎
 日 程:1日目   事前学習会 弁護団報告 現地調査 交流会
      2日目   全体会議など

現調参加希望者は事務局まで連絡ください

現調派遣カンパにご協力をお願いします。


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■読売新聞社は販売店に対し「供給者としての優越的地位に基づき、自社の意向を押し通そうとしたものであり、その地位を濫用したと評されても仕方がない」
 (07,6,19福岡高裁判決

 販売店主がその実態を法廷で証言します。
 みなさんの傍聴をお願います。

☆YC広川店主・Mさん
 Mさんは02年6月、読売新聞社から「広川店の区域分割の申し入れを断ったことに対する意趣返し」(07,6,19 高裁判決)によって、販売店契約更新を一方的に拒絶されましたが、最高裁まで闘い07年12月に勝訴し、販売店をつづけていました。
 ところが、最高裁決定から6ケ月後の08年6月、今度は「Mさんは信頼できない」と再び契約更新を拒否し、YC広川店を潰しました。 読売新聞社はわずか半年前に最高裁での意向を押し通す。 読売新聞社の実態をMさんが証言します
★と き:10月 5日(火) 10時30分〜17時
  Mさんが、1日かけて真実を証言します。
★と き:10月19日(火) 14時〜17時
  読売新聞社の関係者が証言します。
★法廷はいずれも福岡地裁 303

☆YC久留米文化センター前店主・Hさん
 YC久留米文化センター前の店主・Hさんは07年11月に弁護士を通して「押し紙」部数の減紙を新聞社に申し入れ、「押し紙」を切りました。
 すると読売新聞社は、08年3月に「虚偽報告」があったとして、突然、販売契約解除を通告し、その翌日から新聞搬入を止めました。 「押し紙」の件を「虚偽報告」というのなら、それは以前からわかっていたはずです。 また、「押し紙」を減らした販売店は他にもあったのに、なぜ、平山さんの販売店だけを予告もなく突然に潰したのか?。 28年間、読売新聞とともに朝から晩」まで汗を流して頑張ってきたHさん夫妻が証言します。
★と き:10月27日(水)10時30分〜17時
  Hさん夫妻が午前中、午後から読売新聞社の関係者が証言。
★法廷  福岡地裁   301大法廷
  100人入る大きな法廷です。沢山の傍聴をお願いします。

連絡先・読売新聞販売店訴訟原告団を支援する会 準備会
  福岡市中央区大名 日本国民救援会福岡県本部  092−713−0144
  久留米市城南 法務会館ビル 江上法律事務所  0942−30−3275


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