救援新聞・福岡県版 2010年３月５日号
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★ 目次 ★
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■第６３回解放運動無名戦士合葬追悼会
社会の進歩をめざした故人の活動に感謝と敬意を込めて
県内から４７人の合葬が決定
■声かけあって、励ましあってたたかおう！
裁判傍聴、署名、集会、宣伝行動
■春日病院の懲戒解雇はあまりにも乱暴！
控訴審で地裁判決の誤りの是正を
■社会の進歩をめざした人々に感謝と敬意を
第６３回解放運動無名戦士合葬追悼会・福岡県推薦者
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■第６３回解放運動無名戦士合葬追悼会
社会の進歩をめざした故人の活動に感謝と敬意を込めて
県内から４７人の合葬が決定
「合葬追悼会」は、生前、様々な分野で社会進歩をめざす活動に参加された方々の活動に感謝と敬意を表し、その遺志を引き継ぐことを誓い、あわせてご遺族を激励する行事として１９４８年から毎年３月１８日におこなってきました。
６３回を迎えた今年、県内から４７人が合葬されます。
「無名戦士墓」を建立した理由について、作家で元国民救援会会長のFさんは、「細井和喜蔵の死後、『女工哀史』の印税は、紡績や蚕糸労働者の解放運動に使うことになり、ストライキ応援や蚕糸労働者のための宣伝パンフレット作成等に随分役立ったが、そのうち共同墓地をつくる案がたてられた。 ひどい弾圧で解放運動犠牲者はどしどしふえて行くのに細井の遺骨が示すがごとく埋められる墓地一つない多数の人たちを見たためだった」とし、そして「名も富も地位も求めずただ解放運動に専心して死んでいった『無名』の戦士たちは、こういう墓がなければ忘れられるからです。 ご本人はそれでいいかもしれませんが、あとに残ったわれわれがそれを記念し感謝しない法はありません。 その記念の一番手っ取り早い方法は墓です。 愛する人の命日がやってくる。 お彼岸が来る。 その時一束の花を持ってお墓へ捧げにいく。 これは人情の自然であり、誰も遠慮もいらないはずです。」といっています。（1973年救援新聞）
「無名戦士墓」が建立された1935年から時代は移りましたが、平和や民主主義の確立を求めて活動した「無名」の人たちに、あとに残った私たちが、感謝と敬意を表することは、「人情の自然」として現在にも行きつづけています。
合葬追悼募金にご協力をお願いします
「合葬追悼会」に、ご遺族を招待しています。 その旅費など「合葬追悼会」には２千万円を越える経費がかかります。 これらの経費は、この行事に賛同いただく労働組合や民主団体および個人の部金で賄われています。
きびしい暮らしのなかですが、行事の趣旨をご理解いただき、募金へのご協力をお願いいたします。近くの支部は下記の郵便局口座に振り込んでください。
（振込み料は救援会負担）
郵便振替 口座番号０１７６０−８−２９６６
加入者 日本国民救援会福岡県本部
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■声かけあって、励ましあってたたかおう！
裁判傍聴、署名、集会、宣伝行動
裁判日程など（3月5日〜4月10日 判明分）
△爪ケア事件 本人尋問（検察側の反対尋問）
3月 5日（金）13時30分
福岡高裁
△映画「武器なきたたかい」
3月 5日（金）14時
ふくふくプラザ
△九州定温輸送分会本社（埼玉県戸田市）要請などの行動
3月5日〜6日
△九州定温輸送不当解雇事件
3月 ８日（月）11時
福岡高裁５０１
会社役員の証人尋問
＊定温輸送分会を嫌悪して会社を清算した役員の証人尋問は重要な法廷
△自由ヶ丘高校M先生不当解雇事件 第一回控訴審
3月 ９日（火）1０時
△「核密約の真相を語る」講演会
3月13日（土）18時30分
あいれふ９階
△大野城市・まどかぴあIさん雇い止めは解雇事件
3月17日（水）１０時
△第63回解放運動無名戦士合葬追悼会
3月18日〜19日
日本青年館 青山墓地
△福岡県民集会
3月21日（日）
冷泉公園
10時〜いのちとくらしの相談会
12時半〜アトラクション大声大会
13時〜県民集会 終了後・天神までパレード
△非核と平和のつどい
3月22日（月・祭日）10時〜16時30分
西南大学
△県革新懇総会
3月27日（土）13時30分
ふくふくプラザ
△国民救援会九州ブロック会議
4月 3日（土）〜4日（日）
長崎市伊王島
△読売新聞「押し紙」訴訟・M裁判
4月 6日（火）10時
福岡地裁３０３
△テレ西正社員化・M裁判
4月 7日（水）11時
福岡地裁
△裁判勝利をめざす全国交流会
4月11日（日）〜12日（月）
熱海市
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■春日病院の懲戒解雇はあまりにも乱暴！
控訴審で地裁判決の誤りの是正を
春日病院は、介護補助として９年間真面目に働いてきたTさんを中傷誹謗する手紙が届いたことを契機に、５年前にTさんが患者に「虐待」をした、として懲戒解雇しました。 地裁判決は、手紙は匿名で、患者の名前もわからず職員も全く見当がつかない内容だったにもかかわらず、５年前にTさんの虐待を目撃したという病院側の証人の証言は信用できるとして、虐待の時期など証言の矛盾や不合理を不問にして解雇を有効としました。
２月22日の第一回控訴審でのTさんの意見陳述の一部を紹介します。
意見陳述
「私は、過去に、声が大きいとか同僚を呼び捨てにしたことで注意を受けたことはありますが、患者さんを虐待したことを理由に注意を受けたことは一度もありません。 私が、たくさんの虐待をした、そのことにつき何度も注意したと言いながら、それを示す資料を病院側は一つも出していません。 それなのに、複数の病院側の証人が見たと言っているから、私が虐待したと判断するのはあまりにも乱暴だと思います。
私は、どうやって、これに反論すればようのでしょうか。 虐待が起きたとされる時まで時間を戻してもらえはわたしにも反論ができますが、今反論しろといわれても、わたしはやっていませんと言いつづけるしかないのです。 このようなことで、懲戒解雇は本当に認められてよいのでしょうか。 どうか公正な判断をお願いします」
次回は4月19日（月）10時 ５０１号法廷
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■社会の進歩をめざした人々に感謝と敬意を
第６３回解放運動無名戦士合葬追悼会・福岡県推薦者
合計４７名
満年齢 運動及び所属団体略歴
東博多
男 １０３ 博多民商会長、全商連常任理事等歴任
女 ７１ 福岡市の共産党城浜居住支部を歴任
男 ８１ 博多民主商工会事務局長を歴任
女 ８４ 全日自労香椎支部香椎高校職場委員
男 ８４ 全逓レパと闘う、民医連千鳥橋病院創設に参加
男 ６８ 郵産労博多支部結成に参加、支部長を歴任
女 ８４ 共産党専従役員の夫とともに政治革新の活動
中央南
男 ８４ 福建労西福岡支部長、福岡地区労連初代議長
男 ７７ 通信労組福岡支部、県勤労教、農民連の活動
男 ７７ 福岡マスコミ共闘事務局長、救援会県常任委員
男 ７７ 高教祖福岡南支部長など歴任
宗粕
男 ６７ 宗像市で政治革新の活動、稲作機械化を普及
男 ８８ 北九州市議、年金者組合県本部委員長等歴任
筑朝
男 ６７ 筑朝民主商工会事務局長を歴任
男 ８４ 県職労中央委員、年金者組合筑朝支部長
筑後
女 ７４ 小郡市で政治革新の活動、共産党５０年党員
大牟田
男 ８１ 大牟田市吉野上内日本共産党後援会会長
男 ８１ 共産党大牟田地区常任委員を歴任
男 ８４ 全日自労太牟田支部執行委員、共産党地区委員
直鞍
男 ７１ 福教組直方支部副支部長、地域の福祉活動
男 ７１ 国鉄で労働運動、共産党直方市感田支部長
男 ７８ 福建労執行委員長、直鞍地区労連議長
嘉飯
男 ８４ 日本共産党頴田町議を８期３２年
男 ８６ 山田市生健会会長、共産党山田市議３期
男 ８７ 共産党穂波農村支部（飯塚市）で活動
男 ５６ 穂波東共産党後援会と穂波生健会で活動
男 ８９ 大阪市と飯塚市で生活と健康を守る会の活動
男 ８０ 日本共産党庄内町議・飯塚市議を通算１０期
男 ８７ 共産党山田市委員などの活動
門小
女 ５９ 新婦人小倉支部副支部長、小倉民商事務局員
女 ５９ 子ども劇場と新婦人の活動に情熱をもやす
男 ８２ 門司区で共産党生活相談員の活動
男 ５７ 門司区民商事務局長、共産党門司地区委員
男 ６７ 小倉北区で政治革新、住民要求実現の活動
男 ９１ 小倉北区で共産党今町団地専従・相談員
男 ７８ 全日自労門司支部委員長、共産党地区委員長
男 ７７ 小倉北区で政治革新、各種選挙活動
男 ６４ 小倉南区で政治革新、住民要求実現の活動
男 ６６ 門司区でしんぶん赤旗の配達・集金活動
八遠
男 ６０ 安川電機思想差別裁判原告、日本アコ協会員
男 ７２ 戸畑民主商工会副会長、福商連理事を歴任
女 ７３ 中間市で民生委員、児童委員をつとめる
男 ６０ 国鉄労働組合北九州地本執行委員
女 ６８ 岡垣町生健会会長、福岡県生健会連合会理事
男 ７７ 日炭高松労組書記長、共産党水巻町議８期
男 ９０ 年金者組合八幡支部執行委員、共産党地区委員
田川
男 ７３ 全日自労、建交労で失業・貧困とたたかう
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