救援新聞・福岡県版 2009年11月5日号
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★ 目次 ★
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■負けるわけにはいかない ご支援を!
九州定温輸送不当解雇事件、控訴審はじまる
■自由ヶ丘高校M先生不当解雇事件
■春日病院 Tさん不当解雇事件
■爪ケア事件、中央常任委員会が支援決定
■支部大会に参加しょう 参加をよびかけよう
■傍聴は正義と真実をまもる無言の弁護人 傍聴にいこう!
■反戦川柳作家 鶴彬のドキュメンタリー映画「鶴彬こころの軌跡」上映会
■松川事件60周年全国集会ひらかれる
■市民の常識と良識から裁判員制度を考える
■松川事件60周年記念上映会
■松川事件60周年記念企画
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■負けるわけにはいかない ご支援を!
九州定温輸送不当解雇事件、控訴審はじまる
次回 12月17日(木)10時〜
10月29日10時、福岡高裁でのたたかいがはじまりました。 6月にだされた地裁判決は、@親会社ワイケーサービスが、建交労九州定温分会を排除するために九州定温を解散させ、解雇したことを不当労働行為と認めたが、Aそのために解雇された原告らの雇用についての責任は、九州定温が別個の法人として実態を有していたと、親会社の責任を免罪しました。 しかし、一方では、ワイケーサービスは子会社の日本定温の全株式を、日本定温は九州定温の全株式を保有し、役員構成も共通し、ワイケーサービスは九州定温を完全に支配できる立場にあった。としています。
九州定温を完全に支配し会社を解散させた親会社の不当労働行為と原告らの解雇責任を高裁で認めさせよう!
地裁小倉支部は不当解雇を断罪する判決を
法廷に溢れる傍聴をお願いします。
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■自由ヶ丘高校M先生不当解雇事件
判決 11月5日(木)13時10分
同僚の先生が不当解雇されたので労働組合をつくり仲間の復職を求めたところ懲戒解雇された。 仮処分で勝利。 すると学園は普通解雇を強行した。
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■春日病院 Tさん不当解雇事件
判決 11月17日(火)13時30分
Tさんに関する匿名の手紙が届いた、と病院は退職を強要、それを拒否すると介護の職場から厨房に強制配転。 配転の取消しを求めると数年前に患者さんに暴行を働いたなどとありもしないことを理由に懲戒解雇された。
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■爪ケア事件、中央常任委員会が支援決定
10月11日、第7回中央常任委員会はえん罪事件として支援することを決定しました。
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■支部大会に参加しょう 参加をよびかけよう
一人ひとりの人権と民主主義をまもる国民救援会の活動にとって、新しい情勢のなかで支部活動を旺盛にすすめることがますます重要になっています。 下記の日程で支部大会がひらかれます。 支部大会を成功させるために声を掛け合って参加しましよう。
☆ 福岡支部第34回大会
11月13日(金)18時30分〜21時
福岡県農民会館
☆ 若松支部大会第26回大会
11月28日(土)14時〜
日本共産党若松地区委員会4階会議室
☆ 北九州総支部大会第27回大会
12月 3日(木)18時〜
会場未定(次号、大会議案で確認下さい)
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■傍聴は正義と真実をまもる無言の弁護人 傍聴にいこう!
☆自由ヶ丘高校・M先生不当解雇事件
11月 5日(木)13時10分
判決
☆自立支援法訴訟
11月 6日(金)11時
福岡地裁
☆大崎事件現地調査
11月7〜8日
鹿児島県大崎町
3名参加
☆西日本石炭じん肺訴訟
11月11日(水)14時
福岡地裁
☆読売押し紙訴訟・H裁判
11月11日(水)14時30分
福岡地裁
☆爪ケア事件 公判準備手続き
11月11日(水)
福岡地裁
☆読売押し紙訴訟・K裁判
11月13日(金)10時30分
福岡地裁
☆春日病院・Tさん不当解雇事件
11月17日(火)13時30分
判決
☆読売押し紙訴訟・S裁判
11月17日(火)13時30分
福岡地裁
☆読売押し紙訴訟・S裁判
12月 1日(火)10時
福岡地裁
☆TNC M裁判
12月 2日(水)11時
福岡地裁
☆自由ヶ丘高校・I先生不当解雇事件
12月 3日(木)10時30分
福岡地裁
☆生存権裁判 第一回控訴審
12月14日(月)13時30分
福岡高裁
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■反戦川柳作家 鶴彬のドキュメンタリー映画「鶴彬こころの軌跡」上映会
11月11日(水)
上映開始時間@14時 A18時30分
ふくふくプラザ
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■松川事件60周年全国集会ひらかれる
10月17日、18日福島市の福島大学でひらかれた、60周年全国集会に参加しました。 「松川事件と運動の経験と教訓は、事件関係者のみならず広く国民の財産」とのアピールに、改めて、松川事件とその救援運動の学習の必要性を痛感しました。 翌19日には、葛飾ビラ配布弾圧の最高裁要請に参加してきました。
(09.19.29 Sさん)
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■市民の常識と良識から裁判員制度を考える
裁判員裁判市民講座
あなたの意見、質問をもとに裁判員制度を考える「市民講座」です。
福岡地裁でも裁判員裁判がはじまりました。 マスコミは大騒ぎでしたが、みなさんはどんな感想をもたれたでしょうか?
「無罪の推定」「疑わしきは被告の利益に」などの刑事裁判の鉄則は守られたのでしょか? 市民の常識と良識は生かされたのでしょうか?
第2回は講師に、弁護士会で裁判員裁判本部の仕事をされ、裁判員裁判の弁護人をされたA弁護士をお願いしています。 みなさんのご参加をお待ちしています。
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■松川事件60周年記念上映会
冤罪事件 映画「松川」
監 督・山本薩夫 162分
出演者・宇野重吉,宇津井健,小沢弘治,北林谷栄,永井智雄
解説
松川事件の赤間勝美被告の自白供述書、第一審、第二審の公判記録を主体に、進藤兼人・山形雄策が共同で脚本を執筆、「武器なき戦い」の山本薩夫が監督したもの。 なお、製作資金4千5百万円はカンパによって調達された。
あらすじ
東北本線金谷川駅と松川駅間で上り旅客列車の転覆事件があってから一カ月近くたった昭和24年九発10日のこと。 その日から、激しい赤間への取り調べが始まった。 否認を続ける赤間に、組合幹部への憎しみと恐怖心をあおりたてる果てしない拷問。 赤間の瞳は次第に焦点を失っていった。 警察官、検察官によってあらかじめ用意されたウソの供述書を筋書き通りに作らされた。 この“赤間自白”をもとに、国鉄労組から10名、東芝労組から10名が次々と逮捕された。 その年の12月5日、福島地方裁判所で第一回公判が開かれた。 赤間は冒頭から警察での自白をひるがえし、無実を主張した。公判は回を重ねるにつれ、この事件をめぐる警察、検察側の陰謀を明らかにしていった。 しかし、第一審判決、死刑5名、無期懲役5名、残る10名に長期刑。仙台高等裁判所における第二審、3名をのぞいて全員有罪。 判決文というより、検事の最終論告そのものだった。 被告たち、弁護人団は怒りにふるえた。 佐藤一被告がトラックの上にたち、被告団声明を読み上げた。 拍手が起こり、「真実の勝利のために」の歌声が起こった。
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■松川事件60周年記念企画
12月4日(金) 14時〜開場
14時20分〜レットパージ犠牲者を励ます会
15時〜上映(17時45分終了予定)
福岡市市民福祉プラザ ふくふくホール
福岡市中央区荒戸3丁目3−39 092−731−2929
主催 映画「松川事件」を見る会
共催 治安維持法国賠同盟福岡県本部
レットパージ犠牲者国賠要求同盟
自由法曹団福岡支部
お問い合わせは、国民救援会福岡県本部,九州共同映画社(092−741−7112)
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