救援新聞・福岡県版  2007年9月15号

☆★☆★☆★☆
★  目次  ★
☆★☆★☆★☆


 ■大石市議事件に福岡高裁   不当判決!
  罰金15万円、公民権停止をつけず
  言論の自由、大石さんの無罪をもとめる
  10万筆を超える署名から逃げた判決
 ■第41回県本部大会に参加しょう!
 ■この秋は 救援美術展へ
 ■えん罪・引野口事件支援 シンポジウム
  えん罪はなぜ生まれるのか

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■大石市議事件に福岡高裁   不当判決!
 罰金15万円、公民権停止をつけず
 言論の自由、大石さんの無罪をもとめる10万筆を超える署名から逃げた判決

 9月7日、福岡高裁は公選法弾圧・大石市議事件について、一審の罰金15万円、公民権停止3年の判決を破棄し、罰金15万円、公民権停止せず、との判決を下しました。
 この間、福岡高裁には、言論の自由と大石さんの無罪をもとめて、5回の公判に1200人を超える傍聴者が参加し、61回、延べ500人が要請に参加し10万筆の署名を提出しました。 署名は全国から寄せられ、傍聴や要請に参加した県は、北は青森県から南は鹿児島県まで28都府県におよびます。
 判決は、大きな世論の前に、公民権停止は外しましたが、世界では通用しない言い訳で大石さんを有罪にしたもので到底容認することはできません。
 弁護団等の声明は、「1979年に我が国も批准した国際人権条約である自由権規約に違反するとの新しい争点をはじめ、国際社会の人権水準に照らして従来の最高裁判例を見直すべきこと等を力説したにもかかわらず、裁判所は一顧だにしなかった。 これは、人権尊重の意欲を欠いた陳腐な判決と言わざるを得ない」としています。

公民権停止を外させた運動に確信をもち最高裁で無罪を勝ちとろう!
判決公判終了後、中央市民センターで判決報告集会がひらかれました。 集会には330人が参加しました。
 集会では、公民権停止を外させ、大石さんの議席をまもったことを喜ぶとともに、言論の自由、自由な選挙の実現を国民的な課題として運動をひろげ、最高裁で無罪を勝ちとろう、との決意を固めあいました。

引き続き、ご支援をお願いします
 救援会県本部は、昨年の大会で「高裁所在地の県本部として責任と役割を果たす」ことを決定し、奮闘してきました。 署名は地裁段階の2倍の1万2千筆を超え、高裁要請の軸となってきました。 この間のみなさんのご支援に感謝するとともに最高裁で無罪を勝ちとるために、引き続き、ご支援をお願いします。


△▼目次へ▼△



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■第41回県本部大会に参加しょう!
 と き:9月16日(日)10時30分〜16時30分
 ところ:戸畑生涯学習センター
  電話093−882−4281
  救援運動を前進させ諸事件に勝利するために大いに討論しよう!


△▼目次へ▼△



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■この秋は 救援美術展へ
 救援美術展は、えん罪に苦しむ人びとを救援し、職場で不当な解雇や差別を受けたり、平和と民主主義をまもるたたかいで弾圧された人びとを支援する目的でひらかれます。
 全国の著名な美術家から提供された作品を鑑賞していただき、募金に応じてご希望の作品をお譲りしています。
 福岡県では、えん罪・引野口事件、九州定温輸送解雇事件、現代ビルサービス解雇事件などの労働事件、健康で文化的生活の権利をもとめる生存権裁判、民主的教育行政をもとめる県同教小西裁判、さらに公選法弾圧大石市議事件などを支援することを目的に、福岡市と北九州市で下記の日程で開催されます。
 芸術の秋!、全国の著名な美術家の作品を鑑賞にご来場ください。
 あたたかいご協力とご支援をよろしくお願いします。

福岡救援美術展
 と き:11月9日(金)〜11日(日)午前10時〜19時(11日は17時まで)
 ところ:ふくふくプラザ 交流のひろば
 と き:11月12日(月)午前11時〜19時
 ところ:ちどりビル 3階(千鳥橋病院前)

北九州救援美術展
 と き:11月16日(金)〜18日(日)午前10時〜19時(18日は17時まで)
 ところ:戸畑生涯学習センター


△▼目次へ▼△



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■えん罪・引野口事件支援 シンポジウム
 えん罪はなぜ生まれるのか

 最近、えん罪事件がマスコミで多く取り上げられています。 この北九州でもえん罪事件が起こっています。 それが片岸みつ子さんが被告とされている引野口事件です。
 なぜえん罪はあとを絶たないのか。 最近えん罪が明らかになった事件関係者と、えん罪を研究されている識者とパネルディスカッションを開き、えん罪について考えます。多くの方の参加を訴えます。

 と き:9月22日(土) PM1:30〜4:00(会場PM1:00)
 ところ:八幡市民会館
     (八幡東区尾倉2−6−5 電話671−6−61)

コーディネーター
  キャスター Nさん
パネリスト
 松本サリン事件・・Kさん
 鹿児島志布志公選法(踏み字)事件・・Kさん
 富山氷見事件・・Yさん
 国際人権活動日本委員会議長・・Sさん
 北九州市立大学法学部教授・・Pさん
 引野口事件弁護人・・Yさん

共催・片岸兄弟を支える会、片岸みつ子さんを守る会
пEFAX  093−642−6531


△▼目次へ▼△


 ☆「資料集」に戻る☆