救援新聞・福岡県版  2005年10月5号

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★  目次  ★
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 ■言論弾圧を許さず、人権と民主主義をまもる運動を前進させ救援会を大きくしょう
   第39回県本部大会に50名が参加
 ■えん罪・若松国賠裁判に不当判決
 ■鹿児島・大崎事件の現地調査に参加しょう


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■言論弾圧を許さず、人権と民主主義をまもる運動を前進させ救援会を大きくしょう
第39回県本部大会に50名が参加
 9月25日、若松区において第39回県本部大会が50名の参加でひらかれました。
 副会長が開会のあいさつ、議長選出のあと、県本部会長が「さきの総選挙で自民党が大勝し、改憲の危険が大きくなってきた。 しかし、一つひとつのたたかいをみれば一進一退で、たたかえば展望もある。 情勢と四つに組んで、押し戻すたたかいが重要になっている。 みなさんの熱心な討論を」とあいさつしました。
 来賓のY日本共産党県議会議員は「さきの総選挙では、みなさんの支えで、しっかり選挙運動ができた。 その結果、9議席を維持することができた。 総選挙後の情勢はきびしいが国民と力を合わせで奮闘していく。 若松区ではかって選挙弾圧とたたかい救援会にはお世話になった。 行動綱領の改定案は歴史をよくまとめてある」
 救援会中央本部のO事務局次長は「憲法学習がますます重要。 言論弾圧とたたかい、ビデオの普及と学習会の開催を。 事件支援では、大石市議事件での無罪をめざす運動、大崎事件の再審開始をもとめる運動などに力を集中を。 そのような運動のなかで、会員拡大3カ年計画の達成に努力してほしい。 また、行動綱領の改定案の積極的な討論を」と、それぞれあいさつされました。 豊後高田市から大石忠昭さんも参加しました。
 事務局長の議案提案の後、17名が討論にたち、運動方針、決算・予算を採択し、新役員を選出しました。 副会長が閉会のあいさつをしました。
 なお、大会には県内の民主団体、労働組合、全国の救援会など21団体から激励と連帯のメッセージがよせられました。
  みなさんと力をあわせて奮闘します。よろしくお願いします。

討論から(要旨・順不同、敬称略)
◆絶対に負けられない 公選法弾圧・大石市議事件被告 大石忠昭
 福岡県のみなさんには大きな支援をいただき感謝しています。 裁判も10月14日に弁護側の最終弁論で結審し、判決は、早ければ年内、遅くとも来春には出る。 みなさんの支援で、署名は7万筆を超えた。 さきの検察官の罰金15万円、公民権停止5年の求刑は、私の人格と議員活動を侮辱し、私の政治生命を絶とうとするもので、憎しみとともに絶対許せないと思っている。 この事件の根っこは、憲法改悪の企みと同じであり、絶対に負けられません。 これまでの裁判で、無罪を勝ち取る大きな展望をつくりだしています。 みなさんの大きな支援を最後までお願いします。

◆大石事件の支援運動について (福岡)
 5月17日に「福岡・大石事件を支援する会」を結成した。 8名の役員で毎月1回会議をひらいている。 これまでの活動で、会員は94名、署名は1600筆、募金が10万円寄せられた。 傍聴には毎回出している。 また、88団体、個人にニュースを届けている。「黙っていられない」ビデオは内容がすばらしい。 観ることが裁判勝利に力になる。

◆大石事件の支援運動について (北九州)
 これまでの裁判は1回欠かしただけで、毎回傍聴している。 なんとしても負けられない裁判だと思っている。 これに負けると、後に続く、国公法弾圧事件や葛飾ビラ配布弾圧事件も大変になる。 北九州からは、多いときで10名以上、少ない時でも車1台で傍聴をつづけいている。 傍聴が救援会運動の学校となっている。

◆総選挙での警察の尾行・張り込みについて
 ある学校の先生から、どうも尾行・張り込みされているみたいだ、と救援会に連絡が入った。 8月30日、学校の門前に張り込んでいる車に問いただすと「警察の者だ。 ひったくりがったので張り込んでいる」といって立ち去った。 しかし、9月1日にも尾行・張り込みがあり、張り込んでいる車に抗議した。 その後、救援会の役員が尾行を確認するため帰宅する先生を車の追尾する行動をとった。 それから尾行・張り込みはとまった。

◆えん罪・若松事件国賠裁判の判決傍聴を 支援する会
 9月27日午後1時10分から高裁で判決がある。 多数の傍聴をお願いします。 地裁では本人の陳述ができなかったが、高裁では44日間の不当な取り調べを堂々と陳述した。
 若松からは毎回マイクロバスで傍聴をつづけてきた。 違法な逮捕、取り調べを許さないために勝利判決を勝とりたい。


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■えん罪・若松国賠裁判に不当判決
 9月27日、福岡高裁は、逮捕できる証拠はなかったにもかかわらず、警察と検察の逮捕、取り調べは令状の範囲として、違法はなかったと控訴棄却の不当判決を言い渡した。


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■鹿児島・大崎事件の現地調査に参加しょう
 とき  10月15日(土)〜16日(日) 調査場所 鹿児島県大崎町
 費用 参加費 宿泊費,資料代,交通費 詳細は事務局まで
 参加費用のカンパを訴えています。ご協力をお願いします。


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