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母は無実です。ご支援をお願いします
被告人の長男    片岸 和彦

 日頃、片岸兄弟を支える会や国民救援会の皆様に多大なるご支援をいただき、本当に感謝しております。 母や親族を代表し御礼申し上げます。 皆様のご支援により、先日、接見禁止の処分が解除されました。 引き続き、保釈や公正な審理を求め、無罪を勝ち取るべく活動していきますので、ご協力のほど宜しくお願い致します。

 母は幼少時に父を亡くし、母と兄の3人家族で生活してきました。 本当に家族思いで、認知症の母とアルコール依存症の兄の面倒を見ながら、父との夫婦生活を長年過ごしてきました。 そんな中、窃盗罪による別件逮捕で拘束された後、同房者の偽証を唯一の証拠として、殺人・放火の罪で起訴されてしまいました。 長年介護してきた兄を殺害された上に、被告人扱いされている母の胸中を察すると言葉になりません。

 母は警察の自白強要に耐え、容疑を一貫して否認しています。 また物証や目撃証言も一切存在しません。 それにも関わらず、警察は同房者を使って、犯行告白を聞いたとする供述調書を作り上げ、母を陥れようとしています。 この同房者は未成年時から非行行為を繰り返し、成人して初めての逮捕でした。 また未成年時より覚せい剤を常用し、逮捕前日にも服用していた人間です。 余罪を10件ほど抱え、未決状態だったわけですから、実刑を免れる為に警察に迎合し、誘導されるがままに供述を繰り返したことは容易に想像できます。
 殺人事件の場合、動機が重要になりますが、母には動機が存在しません。 検察は被害者の財産を独り占めする為と主張していますが、相続するのは妻と子供であり、母には相続権がありません。 また、介護していた兄とは住居が異なりますし、つきっきりで介護していたわけではありませんので、介護疲れが動機だとも考えられません。

 このような捜査手法がまかり通っていることに恐怖を感じます。 警察に目をつけられたら最後、誰でも殺人犯に仕立て上げられてしまうのです。 現在、弁護士の方々により法廷で無罪を立証しています。 しかし、無罪を立証することは本当に困難なことです。 真犯人を探し出すか、同房者に偽証したことを証言させるかしない限り、完全な立証はできないからです。 私は裁判官の公正な判決を強く求めます。 推定無罪は被告人の権利として保障されていますし、自白のみが証拠である場合、有罪にできないことは憲法に明記されています。 戦後の刑事裁判において、裁判官にとって無罪判決を出すことは大変勇気のいることと聞いています。 本当におかしな話ですが、裁判官の良心を信じたいと思います。

 我々子供達、そして親族は、皆様のお知恵をいただきながら、民意に訴えるべく活動していきます。 引き続きご協力のほど、宜しくお願い致します。

 最後になりますが、母の逮捕直後から「片岸兄弟を支える会」の皆様に支えていただいています。 メンバーの方々は父のご友人の方々で、父を亡くした我々を、2年以上にわたって、我が子のように支えてくださっています。 支える会の事務局長に、会発足の経緯等について纏めていただきましたので、ご一読ください。



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