大石 忠昭 さま

 昨日は、実にお疲れ様、ご苦労様でした。
 福岡高裁の庭には、古の福岡城跡の香り漂う若葉たちが、茂っていました。 その下では、大分県から全国から、駆けつけて下さった、たくさんの《若葉のみなさん》であふれていました。
 「今日は、いい法廷になるぞう!」と、12年間の被告活動をした私は、蜿蜒長蛇の列に並びながら感じていました。
 まさに予測どおりに、藤原証人の証言は、穏やかで紳士的だが、裁判官たちをしっかり見据えて、「一審のような判決は絶対にゆるさないぞ!」「裁判官たちこそ、国際的な人権感覚を身に付け、立派な判決をだすべきだ」と、じわじわと迫まっていく様子が、ドラマのように展開されました。
 そして、被告人尋問では、大石忠昭さんの若々しい声が、法廷に凛として響き亘りました。 「正々堂々」という言葉は、まさにピッタシでした。 傍聴人の私も、何度も瞼が潤みました。
 権力は、見事と言えるほど、市議選でトップ当選をし続ける大石忠昭さんを生贄に「選択」しました。 しかし、大石さんの証言が続いていく内に、「これは権力側の見事な大失敗だった」と感じさせるものに展開されました。

 一審判決が出た時、私は「有罪判決だが、大石さんたちの完全な勝利だな」と即座に思いました。 なぜなら、地裁の裁判官どもは、大石さんの具体的な行動や証人の方々の証言に正面から視ることができない、ひ弱な人物たちの哀れな姿が見えたからです。 これは、第一段での勝利でした。
 そして、さらに、2月の市議選で、市民のみなさんの支持を大幅に戴いてのトップ当選に、地裁の哀れな裁判官たちへの「お前たちを許さないぞ」という《痛烈な判決》を下しました。 これは、第二段での完全な勝利でした。
 第三段での勝利への課題は、権力側を公然とした完全な敗北に陥れると同時に、国民全体への自由と民主主義を確認前進させるために、福岡高裁の裁判官たちに、文言で「無罪、一審判決は、日本国憲法と国際人権規約に則り、誤った判決であった。」と書かせる課題です。
 私たちの闘いの《階段》は、一人でも多くの方々と手を繋ぎあい、唇に歌を奏でながら、楽しい登りの階段だと、常日頃思っています。

 日本国憲法と国際人権規約が、大石忠昭さんの胸深くから、大分の地から、世界の平和を愛する全ての人々に遍く届けられるように、崇高な戦いを大拍手で喜んでいます。
 大石忠昭さん、大分県の地域のみなさん、万歳、ばんざい、バンザイ!

   高裁の 庭にあふれる 若葉かな

 (大野城市 O生)


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